12月定例市長記者会見 「宮沢賢治ゆかりのバラ」を平塚に寄贈 宮沢賢治生誕120年記念

平成27年12月24日

 

「宮沢賢治ゆかりのバラ」を平塚に寄贈 宮沢賢治生誕120年記念
平塚市側の説明


落合克宏市長:

  まず、会見に先立ちまして、今回が2015年、平成27年の最後の記者会見となります。報道機関の皆様には、いろいろお世話になりました。1年間本当にありがとうございました。
  今年一年を振り返ってみますと、まず、4月に統一地方選挙がありまして、私も引き続き2期目の平塚市政を担わせていただくことになりました。改めてその重責を感じるとともに、住みよいまち、働きやすいまち、魅力ある平塚のまちづくりにしっかりと取り組まなければならないという思いを強くしたところでございます。

 また、国内では茨城県常総市などを中心に大きな水害もございました。幸い平塚市は大きな災害等に見舞われることもなく、穏やかな1年であったことに安堵しています。しかしながら、これを教訓に災害対策をより進めなくてはならないと感じていまして、防災危機対応の体制を強化してまいりたいと考えています。

  今年は、東海大学との提携30周年という1年でもありました。本日記者発表をさせていただきましたが、東海大学付属図書館 特別図書展が平塚市美術館で初めて開催されますので、ぜひ報道機関の皆様にも御周知くださいますよう、お願い申し上げます。

 それでは、本日の発表の説明に入ります。

 平塚市は、昭和59年に岩手県花巻市と友好都市の提携を行いまして、その後、さまざまな相互交流を重ねて絆を深めてまいりました。
 この度、2016年に花巻市出身の宮沢賢治が生誕120年になることを記念いたしまして、花巻市から、宮沢賢治にゆかりのバラの苗木を寄贈していただくことになりました。
 このバラは、昭和4年当時、宮沢賢治が親しかった花巻共立病院、これは現在の総合花巻病院ですが、当時の院長であった佐藤隆房さん宅の新築祝いにバラを贈っておりまして、その贈ったバラの中の1種といわれている品種です。今も植え継がれまして、宮沢賢治記念館等でかぐわしい花を咲かせています。この花は赤くて香りがよいのが特徴です。
 寄贈される苗木は10本で、神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデンに4本、平塚市総合公園に3本、旧横浜ゴム平塚製造所記念館(八幡山の洋館)に3本を植栽します。
 植栽式は、平成28年1月14日に、神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデンで行います。当日は、上田東一花巻市長も出席されます。
 「バラのまち ひらつか」をより一層盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。説明は以上です。

 

質疑内容の要旨


Q記者:花巻市からバラを寄贈するきっかけはあったのか?
A市長:昨年、花巻市と平塚市が友好都市提携30年であったことから、湘南ひらつか七夕まつ りに花巻市長と花巻市民の皆さんを迎え、旧横浜ゴム平塚製造所記念館八幡山の洋館で記念式典を開催いたしました。洋館の周辺にバラが植わっておりまして、「こうしたバラが平塚にはあるんだね」という話がありました。私からも「実は、以前平塚も日本で一番多くバラを生産していたと言われていたことがある」ということを花巻市長に紹介をしました。上田花巻市長からも「実は、宮沢賢治も花を愛し、バラを愛していました。賢治のバラが今もあるんですよ」とお話がありました。ここ数年かけて交流をする中で、今年7月に私が花巻を訪れたときに、バラでより両市の交流を深めることはできないでしょうかとお願いをしました。今回、上田市長の仲介で「花巻ばら会」へ紹介していただき、今回の寄贈となりました。そういう経緯があります。

Q記者:「グルス・アン・デプリッツ」とは何語かどのような意味があるのか?
A市長:和名は「日光」ですが、後ほど調べます。(ドイツ語で「デプリッツ(チェコの都市名)へのあいさつ」という意味とのことです)

 

Q記者:1980年に友好都市提携を締結したのか?
A市長:1984年です。昭和59年(1984年)4月27日に友好都市提携をしました。その前の昭和57年4月27日に花巻市とは市民休養の郷という関係で締結をしています。花巻市が昭和59年に市制施行30周年を迎え、それをきっかけに、市民休養の郷からさらに発展させる意味合いで友好都市の提携を行いました。

Q記者:市民休養の郷というのは、いわゆるお互いの宿を使っていただくというイメージでよいか?
A市長:そうです。そういうことです。

 

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 文化・交流課 交流親善担当 大中
電話 0463-25-2520

「宮沢賢治ゆかりのバラ」を平塚に寄贈
宮沢賢治生誕120年記念

 
 平塚市の友好都市である岩手県花巻市から、2016年に花巻市出身の宮沢賢治が生誕120年になることを記念し、宮沢賢治にゆかりのあるバラの苗木が寄贈されます。
 植栽式当日は、上田東一花巻市長も出席し「バラのまち ひらつか」をより一層盛り上げます。
 寄贈される苗木は10本で、神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデンに4本、平塚市総合公園に3本、旧横浜ゴム平塚製造所記念館(八幡山の洋館)に3本を植栽します。
 

植栽式

日時  平成28年1月14日(木) 午前11時~11時30分 (小雨決行)
会場  神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン(平塚市寺田縄496-1)
出席者 落合克宏平塚市長、上田東一花巻市長、府川正明平塚市議会議長、平塚市都市提携委員会 平野恵美子委員長、湘南ひらつか織り姫 高橋香緒里さん ほか
 

「宮沢賢治ゆかりのバラ」

昭和4年当時、宮沢賢治が親しかった花巻共立病院(現在の総合花巻病院)の佐藤隆房院長(当時)宅の新築祝いにバラを贈っており、その贈ったバラの中の1種だといわれている品種のものです。今も植え継がれ、佐藤宅のほか宮沢賢治記念館等でかぐわしい花を咲かせています。
正式名は「グルス・アン・テプリッツ」、「日光」という和名が名づけられています。花は赤く、香りが強いのが特徴です。