「開館25周年記念 北海道立近代美術館所蔵名品展 華麗なるガラス工芸の世界―ヴェネツィアから現代まで」を開催

平成28年3月25日

平塚市
担当 美術館 学芸担当 江口
電話 0463-35-2111

「開館25周年記念 北海道立近代美術館所蔵名品展
華麗なるガラス工芸の世界―ヴェネツィアから現代まで」を開催

 
 平塚市美術館では、北海道立近代美術館が所蔵するガラス工芸作品の中から、17世紀ヴェネツィアで制作されたガラス作品から現代までのヨーロッパの作品約120点を中心に、ガラス表現の変遷を概観する展覧会を4月23日(土)から6月19日(日)まで開催いたします。
 ガラスの輝きと豊かな色彩は、洋の東西を問わず人々を魅了し、建築装飾や生活の器として用いられてきました。とりわけヨーロッパにおいては、15世紀のヴェネツィアで、それまでとは比較にならない透明度の高いガラスの器が制作されました。
 その後、19世紀後半のフランスで、エミール・ガレが登場し、ガラス造形に全く新しい地平が切りひらかれました。ガレは当時の制作技術の粋をつくして、自然をモチーフとした曲線的な表現による装飾芸術をつくりあげました。20世紀前半には工業化社会の進展を反映して、幾何学的・直線的文様を特徴とするアール・デコ様式の作品があらわれます。時を同じくして、芸術家意識が高まりはじめ、従来の工房制作から個人によるガラス芸術も発展していきます。
 産業から芸術へ、工房から作家による制作へとしだいに変化していったガラス芸術は、現在、造形作品としての要素やガラスの素材そのものへの関心を強めつつ、多様化しています。本展では、近代ヨーロッパの作品を中心に、日本人作家の作品も含め、受け継がれてきた伝統とさまざまな表現をご紹介します。
 
 

開館25周年記念 北海道立近代美術館所蔵名品展

 華麗なるガラス工芸の世界 ヴェネツィアから現代まで
 会期      平成28年4月23日(土)~6月19日(日) 50日間
 開館時間  午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
 休館日    月曜日
 主催      平塚市美術館
 特別協力 北海道立近代美術館
 協賛   神奈川中央交通株式会社
 

会場     

 平塚市美術館
 〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
 電話 0463-35-2111 ファクス 0463-35-2741
 URL http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
 JR東京駅から東海道線で約1時間。平塚駅東改札口(北口)より、神奈川中央交通バス4番乗り場乗車「美術館入口」または5・6乗り場乗車「コンフォール平塚前」下車。またはJR平塚駅より徒歩20分。無料駐車場70台。
 
出品作品 約120点
 

観覧料   

 一般800円、高大生500円
  20名以上の団体料金は一般640円、高大生400円
 中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名は無料
 65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
 

関連事業  

 北海道立近代美術館学芸員によるギャラリートーク
 日時 4月23日(土)午前11時~午前11時40分
 講師 森本陽香氏(同館学芸員)
 場所 展示室2 要観覧券
 
 ワークショップ「型ガラスでオブジェをつくろう」
 日時 5月28日(土)、6月11日(土)午後1時30分~午後4時30分(2回連続講座です)
 講師 大谷佳子氏(ガラス作家)
 対象・人数 中学生~一般・20名
 場所 アトリエB  要申込
 
 当館学芸員によるギャラリートーク
 日時 5月14日(土)、6月5日(日) 各回午後2時~午後2時40分
 場所 展示室2 (要観覧券) 
 
同時開催 「萬鉄五郎× 岸田劉生 その仲間たち」会期 4月16日(土)~6月12日(日)