波力発電実証実験の実現に向けた研究会を立ち上げ
平成28年5月24日
平塚市
担当 産業振興課 企業支援・労政担当 武井
電話 0463-21-9758
波力発電実証実験の実現に向けた研究会を立ち上げ
波力発電関連分野での新産業創出と地域活性化を図るため、平塚市と東京大学生産技術研究所が協力し、さまざまな企業が参画する産学公の平塚海洋エネルギー研究会を発足します。
このたび、研究会の発足式と、海洋エネルギー分野への参入を検討している企業等を対象とした講習会を開催いたします。
平塚市内には、東京大学の平塚沖総合実験タワーがあり、また、県内有数の工業集積地として、輸送機器製造をはじめ、様々な技術やノウハウを持った企業が集積しています。さらに、企業研究所の数は19を数え、市内でさまざまな研究がされ、有用な知的資源が集積しています。
現在、東京大学生産技術研究所では、文部科学省東北復興プロジェクト(注)(平成24年度~平成28年度)により、岩手県久慈市において波力発電装置(出力43kW)を開発中です。発電した電気は東北電力の既設送電線に系統接続して送る予定(本年10月頃)で、成功すれば国内初となります。本研究会では、この改良型となる2号機(3台を並列接続した合計出力150kWクラスの波力発電装置)の実証実験の実現に向け、平塚市が選定された国の地方創生加速化交付金を活用し、事業を進めていきます。
(注)正式名称:『東北復興を目指した海洋・微細藻類等の次世代エネルギーと移動体を含むエネルギー管理システムの研究開発』課題1 三陸沿岸へ導入可能な波力等の海洋再生可能エネルギーの研究開発
平塚海洋エネルギー研究会
構成 平塚市、東京大学生産技術研究所林研究室、波力発電等に興味のある企業、団体発足式・講習会
日時 平成28年6月9日(木)14時~17時30分会場 平塚プレジール 5階 蓬莱
平塚市八重咲町3-8JA平塚ビル(JR東海道線 平塚駅南口徒歩1分)
会場には駐車場がございません。公共交通機関等でお越しください。
共催 平塚市、東京大学生産技術研究所
平塚海洋エネルギー研究会発足式 14時~
メンバーによる記念撮影をします。参加見込みは20社・団体程度で、うち市内8社・団体程度です。
第1回講習会 14時15分~
- 落合克宏平塚市長あいさつ
- 講演 平塚波力発電プロジェクト(案)と講習会の目的
講師 東京大学生産技術研究所
平塚沖総合実験タワーオフィサー 教授 林 昌奎(リム チャンキュ)
機械・生体系部門 特任教授 丸山 康樹 - 質疑
平塚沖総合実験タワー
神奈川県平塚市虹ヶ浜の沖合1キロメートルのところにあり、昭和40年に建設されました。海面から屋上までの高さは約20mあります。平成21年7月1日から、平塚市虹ヶ浜にある実験場施設とともに、国立大学法人東京大学海洋アライアンス機構に移管され、林教授が平塚沖総合実験タワーオフィサーとして運営・管理しています。このタワーは波浪観測等を行い、神奈川県や漁業団体等へデータを提供している他、様々な大学、研究機関が共同研究の場として活用しています。