秋期特別展「知られざる平塚のロケット開発」を開催

平成28年10月4日


平塚市
担当 博物館 学芸担当 藤井
電話 0463-33-5111
 

平成28年度秋期特別展
「知られざる平塚のロケット開発」を開催します

 
 平塚市博物館では、平塚の海軍火薬廠から始まった日本の固体ロケット技術の変遷を辿る特別展を、平成28年10月22日(土)~12月18日(日)に開催します。
 日本のロケット技術は戦後ゼロから始まったと広く知られていますが、戦前の平塚にはロケット推進薬の開発・生産拠点となった海軍火薬廠がありました。火薬廠ではロケット推進薬の成形技術が開発され、日本の固体ロケット技術の基礎になりました。この技術は戦後、日本の宇宙開発の父である東大生産技術研究所の糸川英夫教授に受け継がれ、ペンシルロケットからカッパ4型ロケットに至るまでの日本のロケット開発黎明期を支えました。平塚では現在も、企業や大学を中心に各種ロケット用製品や次世代のロケット技術が生み出されています。
 本展示では、第1章で今日まで残された研究ノートや論文を紐解き、火薬廠におけるロケット開発の歴史を振り返ります。第2章では戦後、火薬廠から糸川教授にどのように技術が渡ったのか、ロケット技術の変遷を概観します。第3章では、株式会社横浜ゴム、株式会社日本特殊塗料、株式会社日本ムーグにご協力いただき、現在の平塚市で製造されているロケット製品を紹介します。また、東海大学、神奈川大学にもご協力いただき、学生が取り組んでいる新しいハイブリッドロケットを紹介します。
 
会期    平成28年10月22日(土)~12月18日(日)
開館時間   午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
      ただし、10月25日(火)~10月30日(日)はイブニングミュージアムウィークにつき午後7時まで開館
      (入館は午後6時30分まで)
休館日    月曜日
主催    平塚市博物館
会場      平塚市博物館特別展示室
      〒254-0041 神奈川県平塚市浅間町12-41
      電話 0463-33-5111 ファクス 0463-31-3949
      URL http://www.hirahaku.jp/
      JR東海道本線 平塚駅北口より徒歩20分(約1km)
      バス本厚木駅南口または田村車庫行き、コンフォール平塚前下車徒歩3分
展示物   約120点
      海軍火薬廠で刊行された各種論文や研究ノート、噴進弾や中型圧出機の図面、ロケットの実機や模型、ロケットの写真や打ち上げ映像、各メーカーのロケット製品など
入館料   無料
刊行物   秋期特別展「知られざる平塚のロケット開発」 図録 未定(1000円前後)
 
 

Get Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

Adobe Reader ダウンロードページ 別ウィンドウで開く