市長あいさつ

平成27年度

所信表明(平成27年第2回市議会定例会)

-平成27年6月2日-
 
 平成27年6月定例会の開会に際し、就任後初めての定例会でありますので、2期目の市政運営について所信を申し述べるとともに、平成27年度一般会計及び特別会計の各補正予算案並びにその他の案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
 
  この度、私は、多くの市民の皆様の御支持と御信託をいただき、再び4年間の市政運営に当たらせていただくこととなりました。
 引き続き、平塚市のために尽力できることを大変誇りに思うと同時に、市民の皆様の生活を守っていく使命の重さに、改めて身の引き締まる思いでおります。
 
 さて、国においては、人口減少社会の克服と地域の活性化を主眼とする、「まち・ひと・しごと創生法」が制定され、日本の人口の現状と将来の姿を示し、今後取り組むべき将来の方向性を示した「長期ビジョン」と、このビジョンを実現するための「総合戦略」が策定されました。そして、地方公共団体には、地方の自立につながるよう、自ら考え、責任をもって戦略を推進することが求められ、国・地方総力を挙げての取組が進められています。
 本市におきましても、既に人口減少の局面にあることは否定できず、少子高齢化の急速な進展に伴う社会保障関係費の増加への対応や、公共施設や社会資本の維持管理など困難な課題が山積しています。
 
 こうした中で、「地方創生」の柱である安定した雇用の場の確保や、安心して出産・子育てができる環境づくりなどに取り組み、本市が「活力ある地域」であり続けるようにしなければならないことの重責を痛感しているところであります。
 私は、1期目にまいた種をより大きく育てるため、これまで取り組んできた施策を着実に進めるとともに、新たな施策を積極的に展開することにより、本市が笑顔にあふれ、子どもたちの声が響き渡るまちとなるよう力を尽くしていくことが、2期目を託された私の大きな役割であると考えています。
 先人の英知と努力により築き上げてきたこのまちを、「選ばれるまち、住み続けるまち」としていくために全力で市政運営に当たってまいりますので、議員の皆様を始め、広く市民の皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
 それでは、私が今後4年間の市政運営に臨むに当たり、取り組むべき5つの大きな柱をお示しさせていただきます。
 
 1点目は、将来を担う子どもたちのために、「子育て世代から選ばれるまち」を目指し、支援策や教育環境を充実させます。
 子どもたちは未来を担う地域の宝であり、市民が子育てしやすい環境や、全ての子どもたちが安心して教育を受けることのできる環境の整備が重要です。
 このため、認定こども園の整備と民間保育所の施設整備などへの支援により引き続き保育所の待機児童解消に取り組むとともに、いわゆる「小1の壁」対策として学童保育の定員を増やし、子育て支援策を拡充してまいります。
 特に、小児医療費助成については、これまでも対象年齢の拡大に取り組んでまいりましたが、無料化の対象を中学生まで拡大するための検討を進め、子育て世代の経済的負担の軽減を図ってまいります。
 また、心身の障がいや発達に課題のある子どもたちの相談体制を充実させていくとともに円滑な学校生活が送れるよう介助員の増員を図り、子どもたちが安心して日常生活を過ごすことができるよう施策の充実に取り組んでまいります。
さらに、子どもたちの思考力や表現力が高まることを目指し、確かな学力と豊かな心の育成に取り組みます。
 
 2点目は、住み慣れた地域で元気に生き生きと暮らしたいという思いは、市民の誰もが望むことであり、より一層「高齢者・障がい者福祉」を推進してまいります。
 高齢者ケアについては、まずは、介護を要さずいつまでも元気に暮らすことを目指した「健康チャレンジ」事業を推進します。
 また、誰もが安心して自分らしく自立した生活を送るための支援を目的とした地域包括ケアシステムを構築し、医療、介護、住まい、生活支援サービスなどが切れ目なく連携する支え合いの仕組みづくりを進めます。
 障がいのある方に対しては、就労や自立など積極的な社会参加に向けた支援を推進します。本年2月、市役所内に就労の場として障がい者ワークステーション「夢のタネ」を開設し、本年度は人員を増やし事業を拡大しました。今後も、率先して働く場所の提供に努めてまいります。
 
 3点目の「地域経済の活性化」は、まちの元気や新たな魅力を創り出すために欠くことのできない重要課題であり、企業活動や創業への支援、6次産業化などの促進は、まちの価値と魅力を高め、元気を生み出す原動力と新たな地域の資源の創出につながるものと考えます。
 新たな産業の育成、生産設備への投資、中心商店街のにぎわい創出などのために、ソフト・ハード両面から企業などの事業活動を支援してまいります。
 現在、本市においては、地域経済の活性化が期待できる多くの取組が進んでいます。
 まず、北の核として将来の平塚を支えることになる大神地区の「ツイン シティ整備」の推進や、さがみ縦貫道路の全線開通と国道134号の4車線化を契機とした「道の駅」などの海岸地区の魅力アップに取り組みます。また、天沼地区では、大型商業施設や医療施設、住居などで構成される大規模複合開発により、今までの平塚にはない新しい空間も生まれつつあり、ここに集まる多くの方々を市内各所に呼び込む施策が必要です。
 これらの取組を着実に推進し、「ひと」と「しごと」が互いを呼び込む好循環を確立し、平塚に「訪れたい」、「住みたい」、「働きたい」と思えるようなまちを目指してまいります。
 
 4点目に、災害に強いまちであることは、市民が安心・安全に暮らすための基礎であり、「防災・防犯対策の強化」は、継続的に取り組むべき重要課題です。
特に発生が危惧される大規模地震に対する備えを強化するとともに、行政、関係機関及び市民が一体となり、地域ぐるみで被害を最小限にとどめるための対策を講じてまいります。
近年頻発している局所的な大雨に対しては、「平塚市総合浸水対策基本計画」に基づき、排水施設の整備や、河川のゲート改修など、浸水対策を引き続き進めてまいります。
また、自転車が関係する交通事故を減らすための対策を進めるとともに、市民が日常生活の中で安心と安全を実感できるように、地域の防犯対策にも取り組みます。
 
 5点目として、本市は、全国的に有名な七夕まつりや、1年を通じて湘南の海を満喫できる多彩な資源、市民の憩いの場とスポーツの拠点である総合公園、新鮮な農水産物などがあり、多くの人を引き付ける魅力を持っています。これらの強みを、様々な媒体を活用し戦略的かつ効果的に発信していく、「シティプロモーション」を積極的に推進します。
 特に、県内トップクラスの生産量と 多品種を誇るバラは、本市の大きな魅力の一つです。市内に連なるバラの拠点をいかし、花にあふれるまちづくりにも取り組みます。
 平塚の様々な魅力を、まずは市民に改めて実感していただくことでまちへの誇りと愛着を高め、さらには全国に向けて平塚の良さを発信し、認知度やイメージの向上に努めます。
 これにより、定住人口減少の緩和と、訪れたいと思う交流人口の増加につなげてまいります。
 また、2020年には、オリンピック・パラリンピックが東京で開催されます。これを本市の魅力を発信する絶好の機会と捉え、事前キャンプの誘致に係る取組を進めてまいります。スポーツタウンとしての平塚を国内外へPRするほか、スポーツ振興、産業振興、国際交流など地域の活性化を図る機会の創出につなげてまいります。
 
 本年度は、今後の市政運営の基本となる「(仮称)次期平塚市総合計画」を策定するとともに、人口の現状と将来の展望を表す「地方人口ビジョン」と、地域経済活性化や結婚、出産、子育て支援を柱とする「地方版総合戦略」の策定にも取り組みます。
これらの計画を一体的に策定することで、平塚の未来を築く積極的かつ効果的な計画づくりを進めます。
 厳しい財政状況が見込まれる中にあって、これらの施策を着実に進めていくためには、徹底した行財政改革を行い、限りある財源の中で現在そして将来にも責任を持った財政運営に取り組まなければなりません。
 それには、事務事業の見直しにより「選択と集中」を進めるのはもちろんのこと、新たな独自財源の確保に努めるとともに、民間企業や市民の力を積極的に導入することも必要です。行財政改革には終わりはないという強い信念の下、様々な課題や困難に直面し、厳しい局面となっても果敢に課題に取り組み、これまで以上にスピード感をもって進めてまいります。
 
 まちづくりの主役は、市民の皆様です。
 平塚市自治基本条例の理念である市民主体のまちづくりを今後一層進めるため、自ら地域の課題を捉え、より住みやすくしたいとする意欲を後押しする仕組みのさらなる展開を図るとともに、徹底した現場主義の下、引き続き対話集会を開催し、多くの市民と膝を交えて話し合い、皆様の思いを市政運営にいかしてまいります。
 
 以上、4年間の市政運営の抱負を述べさせていただきました。
 
 最後になりますが、これからも私自らが先頭に立ち、職員と一丸となり、平塚のまちづくりに全力を尽くす覚悟です。議員の皆様と活発な議論を 交わし、市民にとって何が「最適」であるのかを常に考え、平塚を「生活しやすさナンバーワン。選ばれるまち」にしてまいります。今後とも議員の皆様の御理解と御指導をお願いいたしまして、私の所信とさせていただきます。

 

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