市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

平成30年(2018年)10月

市民の温かさで活躍の場を広げる「ありがとう」

  • 福祉会館の「ありがとう」 福祉会館のショップでも手作りのパンなどが人気
 秋は芸術の秋、スポーツの秋など、心地よい陽気のもと思い思いの時間を過ごすのに最適な季節です。市内でも、さまざまな団体の活動発表会や秋祭りなど行事がめじろ押しで、皆さんの勇姿や笑顔から元気をもらっています。

 行く先々で目を引いたのが、福祉ショップの出張販売です。その一つ「ありがとう」は、4年前に市役所本館1階で販売を始めました。市内や近隣の29カ所の障がい福祉事業所の製品を販売し、先駆的な取り組みとして注目されています。手作りの弁当や菓子、雑貨などを販売するこの店が販売場所を増やしていると知り、うれしく思いました。

 活躍できる場の大切さは、障がいのある方に限りません。子育てや介護など制約のある方、高齢で体力が落ちたけれど優れた経験をお持ちの方などもいらっしゃいます。その人その人の能力が最大限、発揮できるような活躍の場が、広く求められています。
 
 障がいのある方の場合、活躍の場を広げて、実際に働く姿を多くの人に知ってもらうことには、さまざまな効果があります。当事者にとっては、「いろいろな人に出会えて楽しい」と働く意欲が向上し、社会参加や製品開発などに意識が向かうこと。市民の皆さんや市職員にとっては、障がいのある方の努力を身近で感じ、福祉に対する意識が変わることなどなど。「ありがとう」では、店に立ち寄る人が年々増え、売り上げも順調に伸びているそうです。

 こうした福祉ショップを応援する人が市内に多いのは、盲学校・ろう学校などがあるまちの歴史に根差した、平塚市民の温かさにあるのでしょうか。社会全体で多様な活躍の場を用意していきたいと願っています。

 「ありがとう」は好評につき、福祉会館(追分1-43)でも週に2回、販売しています。秋は、食欲の秋ともいわれます。心のこもった、おいしい弁当や菓子をお供に、秋の平塚巡りに出掛けませんか。
 

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