市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和2年(2020年)1月

人の温かさ

  • 新生児イメージ 温かいご支援、ありがとうございます
 「平塚の良いところは?」と聞かれたら、私は「人の温かさ」を一番に挙げます。

 昨年末、市民の皆さんをはじめ、多くの人の温かさを改めて実感することがありました。市民病院が赤ちゃんの命をつなぐ搬送用保育器購入のクラウドファンディングを呼び掛けたところ、目標の200万円を早期に達成できたのです。

 クラウドファンディングとは、インターネットで不特定多数の人から資金を調達する手法。自分の応援したい事業を選んで寄付できるこの手法の活用は、昨年度に実施した博物館の天体望遠鏡購入に続き、本市では2回目です。

 市民病院は、早産児や低体重児にも対応できる、NICU(新生児集中治療室)やGCU(継続保育室)を備えた、平塚市・大磯町・二宮町で唯一の小児・周産期医療を担う病院です。今回支援を呼び掛けた保育器は、2500グラム未満の低体重児をより専門的に治療できる病院へ搬送するときなどに使います。移動中の振動を減らし、体位を安定的に保てる、安全な保育器の購入は「1人でも多くの赤ちゃんを救いたい」と最前線で力を尽くす医療関係者だけでなく、ご家族などの強い願いでもあります。

 ご協力いただいた人の内訳を見ると、市内・県内からが全体の6割以上を占めました。平塚との関わりの深い人が関心を持ってくださったことを心強く思いました。

 たくさんのメッセージも添えられていました。「大切な命を守るため、応援したい」「救える命を助けたい」「家族の不安を少しでも取り除きたい」……。未知の可能性を秘めた尊い命を思いやる人や、同じようなつらい経験をした人の言葉には重みがあり、胸に迫ってきました。

 温かい人が暮らし、今回のような取り組みを応援していただける平塚を、さらに優しさがあふれる”手をつなぎたくなる街“にすることが私の役目。今年もさまざまな取り組みを加速させていきます。
 

このページについてのお問い合わせ先

秘書課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館4階
ファクス番号:0463-21-9600

お問い合わせフォームへ 別ウィンドウで開く

このページについてのアンケート

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?