市長コラム

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長コラム」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長コラム」の内容をご紹介します。

令和2年(2020年)4月

感染拡大を防ぐ

  • 4月2日、実行委員会の記者会見 今年の七夕まつりは中止を決定しました
 新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めがかかりません。県平塚保健福祉事務所管内では3月6日の初感染者発表以来、32人の感染が発表(4月9日現在)されています。

 市は、市民の生命と健康を守ることを第一に、感染拡大防止に注力してきました。1月末から市民の皆さんへの注意喚起を始め、庁舎内の予防対策を強化。2月26日には、それまでの感染症対策調整会議を対策本部会議に切り替え、市主催イベントの原則中止を決定。さらに28日には、市立小・中学校の臨時休校、公共施設の臨時休館などを決めました。

 また、災害用備蓄マスクは、3月3日に放課後児童クラブなどへ2万5000枚を、24日には医療機関や高齢者入所施設などにも6万7000枚余りを配布しました。

 苦渋の選択もありました。東京五輪が延期となり、リトアニア代表選手のテストキャンプや関連イベントを中止にしました。70回の節目を迎える七夕まつりも、4月2日の実行委員会で中止を決定しました。本市の魅力を市内外に発信する事業だけに複雑な思いでいます。

 ところで、地域の医療行政の中心は保健所ですが、平塚市を含む3市2町を管轄する平塚保健福祉事務所は県の組織です。そのため、新型コロナウイルスの感染が身近に広がってきた3月10日、市は県知事に対し情報の公表、医療や救急現場で働く人のPCR検査実施などを要請しました。

 4月7日、国が緊急事態を宣言しました。先行きが見えない中、多くの方が不自由な思いをしていることでしょう。しかしこの難局を乗り越えるには、市民の皆さんの協力が不可欠です。不要不急の外出自粛など、冷静な行動をお願いいたします。

 市民生活や地域経済を支える施策を、市は国や県と連携して速やかに進めていきます。当たり前のことを当たり前にできる日まで、共に立ち向かっていきましょう。
 

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