目標6相談支援体制の充実・強化等                     国の基本指針は、次のとおりです。 相談支援体制を充実・強化するため、令和8年度末までに、各市町村において、総合的な相談支援、地域の相談支援体制の強化及び関係機関等の連携の緊密化を通じた地域づくりの役割を担う基幹相談支援センターを設置(複数市町村による共同設置を含む。)するとともに、基幹相談支援センターが別に掲げる地域の相談支援体制の強化を図る体制(基幹相談支援センターの設置、基幹相談支援センターによる地域の相談支援体制の強化及び協議会における個別事例の検討を通じた地域のサービス基盤の開発・改善)を確保することを基本とする。市町村においては、地域における相談支援の中核機関である基幹相談支援センターを設置し、地域における相談支援体制の充実・強化を図る必要がある。また、市町村は、基幹相談支援センター、指定特定相談支援事業所及び指定障害児相談支援事業所において地域の相談支援従事者の育成や支援者支援等を担う人材である主任相談支援専門員を計画的に確保するとともに、その機能を有効に活用することが重要である。相談支援体制に関しては、計画相談支援、地域相談支援、一般的な相談支援及び基幹相談支援センター等が各々の機能を活かし相互に連携する仕組みが構築されてきているが、改めてそれぞれの地域における相談支援体制について検証・評価を行うとともに、障害者等、家族、地域住民等にとってアクセスしやすい相談支援体制、専門的な指導・助言及び人材育成等各種機能の更なる強化・充実に向けた検討を行うことが必要である。 平塚市は、目標6相談支援体制の充実・強化等を達成するため、次のとおり成果目標を定めて取り組んでいきます。 平塚市障がい者基幹相談支援センターの設置 地域の相談支援体制の強化を図る体制の確保 個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発・改善等を行う取組を行うために必要な自立支援協議会の体制の確保 平塚市障がい者基幹相談支援センターの設置 この成果目標は、令和6年1月に設置済みであることから、達成済みです。 平塚市は、次に掲げる業務を担う平塚市障がい者基幹相談支援センターを設置しています。 1総合相談・専門相談に関する業務 2「地域の相談支援体制の強化」に関する業務 3「地域移行・地域定着促進への取組」に関する業務 4「権利擁護・虐待防止」に関する業務 1総合相談・専門相談に関する業務 (1)総合的な相談窓口の設置 直接個別支援は行いませんが、適切な機関へつなぎ、後方的な支援を行うことによって、伴走的に関わっていきます。 (2)専門的な相談窓口 困難事例について、3委託相談支援事業所を中心に、ノウハウを活かした助言を行うなど、後方的な支援を行います。 2「地域の相談支援体制の強化」に関する業務 (1)自立支援協議会の運営 直営であることを活かしたスピード感のある事務運営に取り組みます。 (2)計画相談支援事業所連絡会の活性化 GSV(グループスーパービジョン)研修を中心に、相談支援事業所同士のつながりの強化と、一人一人の相談支援専門員のスキルアップを図ります。 3「地域移行・地域定着促進への取組」に関する業務 (1)障害者支援施設や精神科病院への継続的なアプローチ方法の検討 相談支援事業所、障害者支援施設、医療機関等と連携を図っていきます。 (2)平塚市地域生活支援拠点等の体制整備に係るコーディネート 平塚市地域生活支援拠点等の整備を進めていきます。 4「権利擁護・虐待防止」に関する業務 (1)権利擁護・虐待防止に関する普及啓発 自立支援協議会等を通じた、普及啓発等を行っていきます。 地域の相談支援体制の強化を図る体制の確保 この成果目標は、引き続き、地域の相談支援体制の強化を図る体制の確保を推進していくことを目標とするものです。 なお、平塚市では、これまでも3委託相談支援事業所と連携することにより、地域の相談支援体制の強化を図る体制を確保してきました。今後はさらに、令和6年1月に設置した平塚市障がい者基幹相談支援センターの「地域の相談支援体制の強化」に関する業務等を実施していくことにより、更なる相談支援体制の強化を図っていきます。 平塚市障がい者基幹相談支援センターに関する活動指標は、次のとおりです。 地域の相談支援事業所に対する訪問等による専門的な指導・助言件数 1事業所当たり年1件以上 地域の相談支援事業所の人材育成の支援件数 年1件以上 地域の相談機関との連携強化の取組の実施回数 年1回以上 平塚市障がい者基幹相談支援センターによる個別事例の支援内容の検証の実施回数 年24回以上 主任相談支援専門員の配置数 3人 個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発・改善等を行う取組を行うために必要な自立支援協議会の体制の確保 この成果目標は、引き続き、個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発・改善等を行う取組を行うために必要な自立支援協議会の体制の確保を推進していくことを目標とするものです。 なお、平塚市では、自立支援協議会の企画運営部会の中にある計画相談分科会における個別事例の支援内容の検証の実施その他の個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発・改善等を行う取組を実施してきましたので、今後も継続的に実施していきます。 自立支援協議会において、個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発・改善等を行う取組を行うために必要な体制の確保を推進していきます。この自立支援協議会に関する活動指標は、次のとおりです。 相談支援事業所の参画による事例検討実施回数 年3回以上 参加事業者・機関数 18以上 専門部会の設置数 4以上 専門部会の実施回数 年39回以上 ※令和4年度の実績は、相談支援事業所の参画による事例検討実施回数は年6回、参加事業者・機関数は19、専門部会の設置数は4、専門部会の実施回数は41でした。