8月定例市長記者会見 約4年ぶりにリニューアルして登場!ぴあMOOK「平塚食本」を発行します

令和元年8月28日

平塚市側の説明

落合克宏市長:
 定例記者会見に先立ちまして、この度発生してしまいました、本市元職員による個人情報を含む電子データの庁外への持ち出しについて、お詫びをさせていただきます。
 今回、本市元職員が、このような行為をしたことは、公務員としての自覚が著しく欠如していたと言わざるを得ません。
 今後一層、全職員のコンプライアンス意識の向上、服務規律の確保、個人情報にかかわる職責の重要性の再認識を促すとともに、パソコン等のセキュリティ機能の管理強化を行い、失ってしまった、市民の皆様からの信頼の回復及び再発防止に全力で取り組んでまいります。
 今回の件に関しまして、個人情報が持ち出されてしまった方、持ち出された恐れのある方に対しまして、順次お詫びの文書を送付させていただきます。
 また、私と両副市長、教育長の給与を減額いたします。
 なお、本市元職員の刑事告発に関しましては、警察との最終的な調整を行っております。
 市民、そして関係者の皆様には、多大な御迷惑をおかけしてしまい、心からお詫び申し上げます。
 

質疑内容の要旨

Q記者:セキュリティ関連の具体的な強化方法は。
A総務部長:セキュリティ強化は、まずパソコンについてはセキュリティが緩くセキュリティホールになっていた部分がありましたので、セキュリティの強化をさせていただきます。今回使われることの大きな要因となりましたUSBメモリにつきましても、セキュリティ機能の強化としてセキュリティUSBメモリに全面的に切り替えていきます。それと、職員のコンプライアンス意識の喚起といった部分にも取り組んでいきたいと思います。

Q記者:セキュリティホールというのは。
A総務部長:情報系のパソコンのシステムについては、かなり強力なセキュリティがかかっているのですが、今回使用されてしまったパソコンについては、その網がかかっていなかったパソコンを利用されて、こういった状況に至っております。そうした弱かったパソコンについても、通常のパソコンと同じようなセキュリティ強化の網をかぶせるといったことになります。ですから、ホールというのは弱かったという意味です。

Q記者:(セキュリティのない)すべてのUSBメモリをセキュリティUSBに変えるのに、どれくらいの数になるのか。
A総務部長:業務上必要があるか精査してからセキュリティUSBに交換していきますので、現時点で数は分かりません。

Q記者:USBメモリを変えるにあたっての予算計上は。
A総務部長:12月の補正予算で対応させていただきたいと思っています。

Q記者:金額は算出しているか。
A総務部長:2,000万円から3,000万円くらいの間になるかと思います。

Q記者:セキュリティ強化にはシステム改修もあると思うが。
A総務部長:先ほどの金額は、USBメモリだけでなくシステム改修も含めた全体の費用です。

Q記者:元職員が所属していた部署のセキュリティ管理は、他の部署と比べてどうだったのか。
A総務部長:その部署が主に使用していた公共施設の予約システム・パソコンついては、セキュリティが非常に弱かったということになります。他の部署におけるパソコンについては、むしろ逆に、税務とか年金とかは非常に強力なセキュリティ強化が図られていますので、そういった意味では弱かったという見方はできると思います。

Q記者:今回の手口の場合、セキュリティが強化されていたパソコンであれば、どの段階で防げたのか。
A総務部長:まず、そもそもUSBメモリを(情報系パソコンに)差し込んでも機能しないものになっています。弱かったパソコンはそれがありませんでしたので、使うことができてしまったということはあると思います。それと作業履歴が残るものと残らないものがありますので、残るものはセキュリティ機能が強いと言えるわけですが、作業記録が残りませんとそれはセキュリティ機能が弱いということにつながっていくものと考えます。

Q記者:特別職の給与の減額の期間と幅は。また、条例はいつ出すのか。
A市長:期間と率も含めて、現在検討しています。この9月の議会中には出したいと思っています。

Q記者:トップとしての責任について、どう考えているのか。
A市長:こういう職員を出してしまったということは組織体としてしっかりとした対応ができていなかったということで、責任を感じております。特に、今一番センシティブな問題である個人の情報について、元職員ではございますけど、元職員がこういったことを起こしてしまったことは大変遺憾でありますし、今後市民の皆さま、関係の皆さまにご迷惑がかからないような組織を作っていかなければいけないと、そういう責任を感じているところです。

Q記者:使用するUSBをセキュリティUSBに変えるということは、個人で持ち込んだものは使えないようにするということか。
A総務部長:そうなります。

Q記者:USBメモリを変えるというのは、システムを変えるということか。
A総務部長:両方になります。

Q記者:セキュリティUSBを使用するには記録が必要だと思うが、それに関しては2回とも記録がなかったのか。
A総務部長:そういうことになります。

Q記者:本人は、1回目は書いたと言っていたが。
A総務部長:市の調査では、書いていないと本人から聞いています。

Q記者:刑事告発に時間がかかっているが理由は。
A総務部長:警察には相談を進めさせていただいておりますが、これは警察の方の立場のことになりますが、相当密に積み上げた形で受理をしたいというお考えはあるのかと思います。そのため、その調整で時間がかかっている状況です。

Q記者:具体的にいつ頃というのは見えているのか。
A総務部長:今月もあとわずかですので、今月中はちょっと厳しいかと思います。

Q記者:受理をされる見込みなのか。
A総務部長:はい。そういう状況だと私共は認識しています。

Q記者:立候補者は、選挙人登録名簿で閲覧できる制度があると思うが、市が確認した2人分に関してはそこから閲覧したという可能性は。
A総務部長:その可能性は低いかと考えています。

Q記者:その根拠は。
A総務部長:2人に選挙はがきが届いたということについては、当該部署が所管をしていたイベントに参加の申し込みがあったことも併せて確認をしておりますので、そこの関連性の部分の方が非常に濃いものと考えています。

Q記者:本人が、選挙人登録名簿を閲覧して、そこから手で書いて写してきたと言えばそれは合法の範囲になるが。
A総務部長:そこの部分は、私共が確認をしているものではありません。

Q記者:その2人がイベントに参加申し込みをしていたという状況証拠から言っているだけということか。
A総務部長:そうです。

Q記者:それで市が、条例違反の疑いがあるというのには、根拠が脆弱だと思うが。
A総務部長:私共は前回の会見で申し上げた通りの認識に基づいて発表を行わせていただいておりますので、そういった認識にございます。

Q記者:流出した可能性がある方へのおわび状については、3万人分なのか250人分なのか。
A総務部長:実際にはデータの重複等がある場合もありますので3万人を下回る見込みをしていますが、全員の方に送付するということで作業を進めています。

Q記者:250人の中にはがきが届いた2人が入っていたということだが、250人に対して調査の協力依頼などはするのか。
A総務部長:その部分は、調査というよりも、警察権に基づく捜査ということになると思うので、私共のやれる範囲では限界があるかなととらえています。

Q記者:前回の発表後、他の市民から、はがきが届いたという申し出はあったか。
A総務部長:何件かありました。
A市長:8月27日までで、全体で54件の電話などの問い合わせ、市長への手紙などがありました。

Q記者:54件というのは、私にもはがきが届いたというものも含めてか。
A市長:含めてです。他にも、元職員への告発はどうするのかというものや、個人情報の管理体制をもっと進めるべきではないかといった話もあります。

Q記者:54件というのは、行政総務課と議会局も合わせた数字か。
A総務部長:はい。

Q記者:54件には、発表した翌日以降の累計ということか。
A総務部長:はい。

Q記者:給与の減額について、今後の流れは。
A市長:議会にお示しをして、議会の承認がないと減額ができませんので、議会の最終日に議案として提出する予定です。

Q記者:減額の対象は。
A市長:市長、副市長、教育長になります。

Q記者:教育長については、今回教育長の任命についてというのが追加提出予定案件にあるが。
A市長:任命が確定した段階で、減額に関する議案を提出する形になります。

Q記者:誰が任命されるかは分からないが、仮に新しい人になった場合でも、その人が減額の対象になるのか。
A市長:そうです。立場上ご理解をいただいて、われわれが責任を取るという形にしたいと思っています。

Q記者:市民に対してのメッセージはあるか。
A市長:市長として、理事者として、平塚市を進めていく立場として、こういうことが起きたということは大変遺憾であり、われわれの及ばなかった部分でもあり、ちゃんと責任は取らなくてはいけないと考え、今回の給与減額というものをお示しさせていただいて、われわれが責任を取りたいと思っています。議会は議会で今考えていただいていると思っていますので、議会の対応は進めていただいているという認識です。市民の皆さまには、これからこういうことが起きないように、しっかりとしたセキュリティ体制を作っていくことが、平塚市の失った信頼を取り戻す、そういう努力をしていかないと思っています。

Q記者:元職員が所属していた部署のセキュリティが甘かった理由は何か。性善説という部分もあると思うが。
A総務部長:性善説という部分は否定できないと思います。したがいまして、今回の対応ではより強化をしていこうというものになります。

Q記者:今回のようなシステムは、他自治体と比べてセキュリティは弱かったのか。
A総務部長:他の自治体の状況は把握していません。
A市長:こういう職員を出してしまったということが、市として、公務員として、一番大きな責任があるのではないかと痛感しています。

Q記者:元職員が同様なことを過去にもやっていたのか調査することは考えているか。
A総務部長:その予定はありません。また、技術的にも調べられる期間などもあると思いますので、そこは難しいと思います。

Q記者:こういった職員を出してしまったことが問題という発言があったが、どこに甘さがあったのか。
A市長:コンプライアンスの推進や公務に取り組む姿勢、市民対応ですとか、研修などを通してやっているのですが、個人的な資質を高める、意識を高めるというのが、風土の中で欠けていたのかなという反省はあります。これから、もちろんそういうことができないようにセキュリティ強化をすることはやらないといけないと思っていますが、それ以上に重いのは、してはいけないのは当たり前のことですが、そういうことをしてしまう風土を払しょくするように、いろいろな形で努力をしないといけないなと思っています。そこが一番組織としては大きな問題ではないかと思っています。

Q記者:元職員が所属していた部署と同様な、脆弱なシステムは他にもあったのか。
A総務部長:他には、そうそうあるとは認識していません。逆に他の業務のシステムはより強固なセキュリティになっています。

Q記者:調査として洗い出しはしたのか。
A総務部長:情報政策部門でしました。

Q記者:システム改修は、全庁的に行うのか。
A総務部長:セキュリティUSBの入れ替えは全面的に行います。システムの改修については、元職員が所属していた部署が中心になります。
 

約4年ぶりにリニューアルして登場!ぴあMOOK「平塚食本」を発行します
平塚市側の説明


落合克宏市長:
 「約4年ぶりにリニューアルして登場!ぴあMOOK()「平塚食本()」を発行します」について、説明します。
 2015年11月に発売した「平塚食本()」は、平塚市内の飲食店を掲載し、一冊丸ごと平塚エリアのグルメガイドブックとして、大変好評でした。
 それから4年が経ち、今年、ぴあ様から令和になるので続編を作りたいとの声がかかり、本市も協力して、このたび、ぴあMOOK()「平塚食本()」が発行される運びとなりました。
 内容は、前号の発売日以降にオープンした注目のお店のほか、前号で掲載したお店も再取材しました。
 また、平塚商工会議所の協力を得て、平塚の特産品を紹介するとともに、湘南ベルマーレのページも新たに加え、より地元愛溢れる内容になっています。
 今回の「平塚食本()」の制作に当たりましては、ぴあ様と本市の共同編集により「街の魅力を再発見!こんなところが#hiratsukagood」として、思わず写真を撮りたくなる、本市のおすすめスポットを紹介するページを掲載し、シティプロモーションを展開しています。
 この発行に当たり、ぴあ様から市内の公民館、図書館に平塚食本を寄贈していただくことになりました。ありがとうございます。
 本日は、ぴあ株式会社様にお越しいただきましたので、御挨拶を頂きたいと思います。主席執行役員メディア・プロデュース本部長、薮内知利様よろしくお願いします。

ぴあ株式会社 薮内知利 主席執行役員メディア・プロデュース本部長:
 約4年ぶりに、平塚市内の人気飲食店を紹介するぴあMOOK「平塚食本」を発行させていただきます。本日ご出席のマスコミの皆さまにもご関心を持っていただければ幸甚です。

落合克宏市長:
 ありがとうございます。私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨


Q記者:前回は何部売れたのか。また、他の地域と比べてどうだったのか。
Aぴあ株式会社主席執行役員:2015年11月に発刊した前回は、初版は1万5千部ぐらいでしたが、非常に売れ行きが良く、重版を2度しまして、2万8千部の印刷までいきまして、実売は2万3千部くらいになります。他のエリアですと、神奈川では横浜、大船、藤沢、茅ケ崎、小田原など展開しています。首都圏の中では神奈川県は比較的好評ですが、その中でも平塚は1・2位の実売となっています。

Q記者:内容を見ての市長の感想は。
A市長:前回とちょっと似ている部分もありますが、平塚の食の魅力が随所に取り上げられていて、私としては地元愛を育んでもらうのと、平塚に来てもらって「こんなに良いものがあるよ」「おいしいものがあるよ」というものを、しっかりと感じ取ってもらえる内容になっていると思っています。本当にありがたいです。

Q記者:他地域の方を呼び込むための起爆剤としての期待はあるか。
A市長:大きく期待をしております。特に、食というのは、エリア文化の象徴だと思っていますし、平塚は独特な、いろいろなおいしいものがあります。産業(間連携事業)の中から生まれてきたおいしいものもありますので、そういったものがしっかりと紹介をしてもらっている。なおかつ、ベルマーレも紹介していただいている。そして、地元の特産品も一緒になって紹介してもらっているので、とても内容の濃いものになっているのかなと、うれしく思っています。
 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 秘書広報課シティプロモーション担当 安池
電話 0463-21-8556
 

約4年ぶりにリニューアルして登場!
ぴあMOOK「平塚食本」を発行します

 
 2015年11月に発売され、好評を博した、平塚エリアのグルメガイドブック、ぴあMOOK「平塚食本」が、約4年ぶりにリニューアルして登場します。
 今回は内容を一新し、前号発売日以降にオープンした注目のお店や、掲載したお店も再取材しました。平塚特産品や湘南ベルマーレのページも新たに加え、前号をお読みいただいた方もお楽しみいただける、地元愛溢れる充実した一冊となっています。
 また、前回に引き続き、ぴあ株式会社と平塚市の共同編集による市内の魅力的なスポットを伝えるページ「街の魅力を再発見!こんなところが#hiratsukagood」を盛り込み、シティプロモーションを展開しています。
 なお、今回の発行に当たり、ぴあ株式会社から、市内の公共施設に50冊寄贈されます。
 
発売日
 令和元年8月30日(金)
販売場所
 市内書店を中心とした全国書店、コンビニエンスストア、ネット書店など
価格
 本体920円(税別)
規格
 A4正寸80ページ
発行部数
 1万4000部
企画・編集・発行
 ぴあ株式会社
 

平塚食本の主な内容

  • 地元自慢グルメ
  • 魚のおいしい店
  • 平塚特産品を食べ尽くす
  • テイクアウトで楽しむ平塚グルメ
  • 平塚名酒場
  • 時間帯×テーマで選ぶ 平塚のおいしい店
  • 湘南ベルマーレ選手&スタッフのオススメ店
  • 街の魅力を再発見!こんなところが#hiratsukagood!
    (ぴあ株式会社と平塚市の共同編集による市内の魅力的なスポットを伝えるページ)など

ぴあMOOK「平塚食本」の内容に関する問い合わせ先

 ぴあ株式会社 メディア・プロデュース事業局
 酒井きみ子
 電話 03-5774-5267(平日午前10時~午後6時)
 ファクス 03-5774-5348
 

寄贈

 寄贈者  ぴあ株式会社
 寄贈品  ぴあMOOK「平塚食本」50冊
 寄贈先  公民館、図書館