「秋野不矩展」を開催

令和元年9月20日

平塚市
担当 美術館 学芸担当 勝山
電話 0463-35-2111
 

「秋野不矩展」を開催

 
 平塚市美術館では、企画展「秋野不矩展」を、10月5日~12月1日に開催します。
 秋野不矩(あきのふく、1908-2001)は現在の静岡県浜松市に生まれた女性画家です。1930年から官展への人物画出品を経て、1948年に日本画の革新をめざす美術団体「創造美術」(現・創画会) の結成に参加。1962年に現・タゴール国際大学(西ベンガル州・シャンチニケタン) での日本画客員教授としてインドに渡ると、その後生涯で14回インドに訪問し、その印象を創画展や個展などで発表し、高く評価されました。作品にはインド特有の強烈な日差しや暑さ、雨季に一変する川の様子、さらに力強く生きる人々が描かれるとともに、その根底には伝統的な岩絵の具の技術があり、また近代絵画としてのモダンで斬新な構成があって我々を魅了します。
 その目覚ましい活躍は毎日芸術賞(1986年)、日本芸術大賞(1993年)、文化勲章受章(1999年) へと結実しました。また戦後は絵本原画も精力的に制作しています。
 本展は、県内では2008年に神奈川県立近代美術館葉山館で開催されて以来11年ぶりとなる回顧展で、インドに取材した代表作など50点により、そのおおらかで気高い画業の高みを紹介します。
 

秋野不矩展

会期
  令和元年10月5日(土)~12月1日(日) 50日間

開館時間
 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日
 月曜日
 ただし10月14日(祝)、11月4日(休)は開館、翌火曜日休館

主催
 平塚市美術館

特別協力
 浜松市秋野不矩美術館

助成
 公益財団法人朝日新聞文化財団

協賛
 神奈川中央交通株式会社

会場
 平塚市美術館
 〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
 電話 0463-35-2111 ファクス 0463-35-2741
 平塚市美術館ウェブサイト
 JR東京駅から東海道線、または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。JR平塚駅より徒歩20分。または平塚駅東改札口(北口)より、神奈川中央交通バス4番乗り場乗車「美術館入口」または「コンフォール平塚前」下車。有料駐車場67台(1時間無料・要認証)。

観覧料
 一般800円、高大生500円、小中学生無料
  • 20人以上の団体料金は一般640円、高大生400円
  • 毎週土曜日は高校生無料
  • 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付き添い1人は無料
  • 65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
  • 本展覧会の観覧券で「秋の所蔵品展 異界への扉」もご観覧いただけます

関連事業

  1. 講演会「秋野不矩を語る」
    講師 藤森照信氏(建築家・江戸東京博物館館長)
    日時 11月2日(土)午後2時~午後3時
    場所 ミュージアムホール
    ※申込不要、無料、先着順
  2. ワークショップ「インドのろうけつ染め・バティックを体験しよう」
    講師 島村智子氏(SUNNY BATIK)
    日時 11月23日(祝) 午前10時~正午
    ※事前申込制、詳細は美術館ウェブをご覧ください。
  3. ギャラリートーク
    日時 10月5日(土)、10月19日(土)、11月16日(土)、11月30日(土)各日 午後2~2時40分
    場所 展示室1
    ※申込不要、要観覧券

同時開催

 令和元年度特集展
 「秋の所蔵品展 異界への扉」
 令和元年10月5日(土)~12月8日(日)