不祥事防止マニュアル「法度事件簿Part2」を作成

平成19年3月14日

平塚市消防本部

担当 消防総務課庶務担当 飯山

電話 0463-21-9725

 

不祥事防止マニュアル「法度事件簿Part2」を作成

 

内容

 平塚市消防本部ではこのほど、万引きなどの「不祥事」を防止するためのマニュアル「法度事件簿Part2」を作成し、消防職員256名全員に配布しました。今後、職員の研修教材として活用していく。これまで、同本部では平成16年度から不祥事防止対策検討委員会を設立し、「法度事件簿Part1」を配布し、不祥事防止対策に取り組んできましたが、さらに規律遵守を徹底するために、「法度事件簿Part2」を作成しました。

 

作成の経緯

 マニュアルの作成は、同本部内で平成15年立て続けに発生した2件の窃盗事件がきっかけでした。16年1月に第1回不祥事防止対策検討委員会を発足させ、不祥事防止マニュアル「法度事件簿Part1」を作成し、今回の第2回不祥事防止対策検討委員会も同様に委員6名の有志を募り、内容から各章レイアウトまですべて職員が手がけました。


掲載の内容

 今回作成した法度事件簿は、A4判 63ページ 部数260部 配布先は消防職員。

 内容は、8つの事例をイラストや会話形式のやり取りを盛り込みながらわかりやすい構成にしています。

 架空の消防署を舞台に、個性的な職員が事件に関わっていくストーリーにしました。職員が窃盗事件を起こしたり、若い署員が酒を飲みすぎ事件を起こしてしまったり、女性消防職員にセクハラをしてしまったりして、架空の話ではあるが実際にありそうな話ばかりにしました。また、最近急増しているインターネットにからむ不祥事も紹介しています。

 各事例は、ジャンルごとに場面を設定した上で、事件経過を解説し、問題点を指摘し、最後に細かく解説していく構成となっています。法的に問題があるものは適用法令を紹介し、職場環境などのメンタル的な部分にまで言及し、その事例に潜む問題点を指摘する内容にしています。


今後の対応

 あらゆる機会に消防職員の職場研修教材として活用しています。


談・出縄高昭消防長

 不祥事を起こすと周囲の人にどれだけ影響してしまうかを認識し、このマニュアルをよく読み内容を理解し、是非不祥事防止を徹底して取組んで欲しい。

「法度事件簿」資料
 平成16年1月23日不祥事防止対策検討委員会委員を募集し、2月2日、6名の委員を同委員会委員として選任した。 ・会議の回数 全9回(内書面会議5回)・各委員が持ち寄った事例数 62件(採用 6件)・各委員が持ち寄った登場人物名 37名(採用11名)・ジャンル数 6ジャンル(風俗関係・パソコン・セクハラ・運転免許・ストーカー・酒)・表題の募集 応募対象 全署員 応募総数 13件 選考方法 不祥事防止検討委員会委員6名による協議 ・法度事件簿 発行部数 260部 配布先 消防本部・署全職員