市長2期目就任記者会見

平成19年5月1日

市長2期目就任記者会見
(平成19年5月1日)

 
大蔵律子市長
 
 みなさまおはようございます。市民のご信任をいただきまして、再び平塚市長の重責を担わさせていただくことになりました。政治家の使命は民意をとらえ、多くの民意をとらえてそれをいかに政策に反映させるかと考えております。これまで常に市民の立場に立ち、市民の声を市政に反映させるべく、そういう姿勢を多くの市民の方にこの度は評価していただいて、再任を果たすことができたものと考えております。
 市民主体のまちづくりに向けまして、1期目にそのルールとしての自治基本条例を策定いたしました。2期目はこの自治基本条例の精神を具現化することだと考えています。そのためには自治力、地域力を高めて市民のための市民のまちづくりを進めていくことでございます。
 とりわけ、団塊の世代の方々が地域で十分にその力を発揮していただくような、仕組みづくりをしてまいりたいと考えております。地域の課題やテーマを地域住民が自ら掘り起こし、それに取り組んでいく解決策を見出していく。その取り組みを行政はサポートする、そういう仕組みをきちんとつくり上げていきたいと考えているわけでございます。
 今回の市長選におきましてわたくしは、7項目63の政策をマニフェストとして掲げ、再任をされました。これにつきましては市民への「約束」でございますから、このマニフェストを誠実に実行してまいりたいと考えております。数多くのご意見が寄せられた経済産業の活力についてでございますけれども、神奈川県や関係機関とも十分連絡調整を図りながら核となる企業の誘致に力を入れてまいりたい。そう取り組んでいこうと思っております。
 一方、多くの市民の中から「子育て子育ち支援」が大変重要な課題だというご指摘をいただいております。子育てするなら平塚でと言えるような施策をさらに充実して取り組んでまいりたいと考えております。
 現在、自治体はどこも大変厳しい財政状況下に置かれております。平塚市にとりましても財政健全化は至上の命題でございます。財政の健全化プランをこれまでもつくってきましたが、絶えずそれを精査しながら財政の健全化プランをつくり上げ、そしてそれを整理し、確実に実行してまいりたいと考えているところでございます。
 2期目にあたりましてわたくしが今考えている抱負は以上のようなことでございます。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者:市長選後に松沢成文知事には会われたか?
A市長:はい。お目にかかりました。
 
Q記者:松沢知事も「インベスト神奈川」として積極的に企業誘致を進め、多くの企業が神奈川に来ている。松沢知事は選挙の際も大蔵市長を応援されていたが、今後はどう接触を深めていくのか?
 
A市長:(当選後に県庁を訪問した際に)知事にお目にかかりました。と同時にインベスト神奈川の推進室にも伺わせていただきました。(企業誘致策の)連携をきっちりととり、情報交換をしながら進めてまいりたい、そんなふうに考えております。(企業誘致策は)知事も大変関心をお持ちくださっているテーマでございますので、しっかりと県との連携は取ってまいりたいと考えております。
 
Q記者:その中で、日産車体の跡地についてはどう考えているか?
A市長:担当課長を設置して外部の頭脳もお借りしながら、今後の問題を検討しているところでございますが、関係機関や県等とも調整をしたり、情報交換も積極的にやらせていただいておりますので、その姿勢で日産車体が移転をするまでには平塚の方針はしっかりと出していきたい。もちろん、市の考え方としてはこの10月くらいを目途に出していこうというつもりでいるところです。
 
Q記者:ごみの問題は大磯と1市1町になっているが、二宮町長が見えて再度運営について話し合う機会はもたれるのか?
A市長:二宮の考え方次第だと思っております。過日お見えになりましたときに「二宮としての結論が出ていない。二宮としての結論をまず導き出します」ということでございましたので、それがあったらお見えになるだろうというふうに思っております。ごみ行政を停滞させるわけにはまいりませんし、大変なお金もかかりますので、県、国の助成等も獲得していかなければならないという意味では、ここで足踏みをしているわけにはまいりませんので、1市1町での計画を進めながら、その途中段階で二宮がどうしてもその延長線の中で入ってきたいという意向が示されたら、その段階でまた協議することになると思います。
 
※市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。