5月定例市長記者会見・平成19年6月市議会定例会の提出案件

平成19年5月25日

平塚市側の説明

 
大蔵律子市長:
 
 おはようございます。案件に入ります前に、後ろにポスターを貼らせていただきましたので、ご案内したいと思います。7月5日から8日まで開催されます、ことしの「七夕まつり」のポスターが出来上がりました。6月3日には、「織り姫コンテスト」も開かれますので、ご案内を申し上げます。
 
 それでは、案件に入らせていただきます。平成19年度6月定例会の提出案件でございますが、一覧表にお示しいたしました通り、提出案件は報告が3号から10号までの8件、議案が議案第29号から37号までの9議案でございます。これらの概要につきましては、3枚つづりの別冊にお示しをいたしましたので、後ほどご覧いただければと思います。
 では、今回提出いたしました議案のうち、主なものにつきましてご説明をさせていただきます。
 「平塚市放課後児童クラブ条例」の一部改正です。松延小学校区に市内3カ所目となります放課後児童クラブの専用施設を設置いたします。夏休み期間に同小学校の敷地内へ2階建て施設を建設・着工いたします。11月の開設を目指すものでございます。これにかかわる条例の一部改正です。
 次は「平塚市葬祭施設条例」の一部改正です。平塚市聖苑の管理運営を指定管理者に移行いたします。火葬や施設管理などの業務で民間事業者のノウハウを活用して効率化を図り、市民サービスの向上を目指していく。そのための一部条例改正でございます。
 次は「平塚市総合計画基本構想」の策定でございます。平塚市総合計画の基本構想は、平成18年9月市議会定例会に上程をいたしましたが、継続審議となっておりました。ことし4月30日の議員任期満了に伴いまして廃案となったものでございます。これまで、審議会等のご意見を受けて原案・素案をつくりパブリックコメントをしながら、定例会、あるいは市議会の計画特別委員会におけます審議の状況等を踏まえ、それらを取り入れた形であらたに上程をするというものでございます。
 次は、平成19年度の各会計補正予算でございます。4月に行われました市長選挙を踏まえまして、平成19年度の当初予算は「骨格予算」としておりました。これに、ほぼ3つの視点等を加味いたしまして予算編成、補正予算対応をしたものでございます。その1つは「市長選挙の公約に掲げた政策のうち、直ちに予算化が可能なもの」。2つ目は「国・県の補助が内定したもの」、3つ目は「6月に予算化しないと当該年度の事業実施が困難になるもの」。これら3つなどの予算措置をしたものでございます。補正後の一般会計の予算規模でございますが、下の表をご覧いただきたいと思います。19年度当初予算が727億9000万円であったのに対しまして、6月補正で19億3089万5千円を措置いたしまして、予算合計は現在のところ747億2089万5千円となっております。これを18年度当初予算と比較いたしますと、16億3089万5千円の増、比率にして2.2%、18年度当初予算より増加ということになっております。
 この補正予算の主な事業内容についてご説明を申し上げたいと思います。
 まず1つは、「特別養護老人ホーム2施設の整備費助成」でございます。平成19年度と20年度にかけまして、民間事業者2法人が新設いたします「ユニット型特別養護老人ホーム」2施設に対しまして、県とともに整備費を助成する内容です。
 次は「こんにちは赤ちゃん事業」です。生後4か月までの乳児を保健師や看護士らが全戸訪問し、虐待の早期発見を図るとともに、虐待防止の支援策につなげるというものでございます。予算化されれば7月から事業を開始する予定でございます。
 次は「湘南ライスセンターの整備費助成」でございます。高齢化が進む農業従事者を支援し、育苗から稲つくり、もみすり調整作業といった一連の水田作業を受託するライスセンターでございますが、市の東部地区の拠点として、ことしの秋の収穫期から稼動を予定している中身でございます。
 次は「平塚山下線の整備事業」でございます。昭和61年から事業をすすめてまいりました平塚山下線は、中心市街地と旭地区を結ぶ幹線道路でございます。すべての施設の移転交渉などが成立いたしましたので、平成21年度中の供用開始を目指して事業化をするというものでございます。
 次は「消防大野出張所庁舎移転新築」でございます。大野消防出張所の建物の老朽化や狭隘化が懸案となっていた消防大野出張所でございますが、これを東豊田に新庁舎を建設し移転をしたいというものでございまして、地質調査の上、平成21年度に着工、完成を目指すという中身でございます。
 最後に「サン・サンスタッフ」。サン・サンスタッフとは学校支援補助員や学校司書でございますが、これらを増員する補正対応でございます。多様な課題を持ちます小中学生をサポートする学習支援補助員を、現在の86人から94人に増やすというものと、子どもたちの読書活動を充実させる学校司書。これは司書教諭を補佐するという役割を担うものでございますが、現在の4人から12人に増員をするというための補正対応でございます。
 19年度6月補正の主な内容は以上の通りでございまして、6月定例議会への主な提出議案のわたくしからのご説明は以上でございます。
 

※質疑はありませんでした。
 

記者発表資料

 
平塚市
担当 行政総務課 庶務・文書担当
電話 0463-23-1111内線2346
 

平成19年6月市議会定例会提出案件

 

【提出案件】

報告8件(報告第3号~第10号) 議案9件(議案第29号~第37号)
 

【提出案件一覧】

報告第 3号  専決処分の報告について
報告第 4号  継続費の逓次繰越しの報告について
報告第 5号  繰越明許費の繰越しの報告について
報告第 6号  財団法人平塚市開発公社の経営状況について
報告第 7号  平塚市土地開発公社の経営状況について
報告第 8号  財団法人平塚市生きがい事業団の経営状況について
報告第 9号  財団法人平塚市スポーツ振興財団の経営状況について
報告第10号  財団法人平塚市文化財団の経営状況について
議案第29号  平塚市市税条例の一部を改正する条例
議案第30号  平塚市民センター条例の一部を改正する条例
議案第31号  平塚市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例
議案第32号  平塚市葬祭施設条例の一部を改正する条例
議案第33号  平塚市総合計画基本構想の策定について
議案第34号  神奈川県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少と規約の変更についての協議について
議案第35号  平成19年度平塚市一般会計補正予算
議案第36号  同       国民健康保険事業特別会計補正予算
議案第37号  同       下水道事業特別会計補正予算
 

主な案件

平塚市放課後児童クラブ条例の一部改正
 松延小学校区に市内3カ所目となる放課後児童クラブの専用施設を設置します。夏休み期間に同小学校敷地内への2階建て施設の建設に着工し、11月の開所を目指します。
 
平塚市葬祭施設条例の一部改正
 平塚市聖苑の管理運営を指定管理者に移行します。火葬や施設管理などの業務で民間事業者のノウハウを活用して効率化を図り、市民サービスの向上を目指します。
 
平塚市総合計画基本構想の策定
 平塚市総合計画の基本構想は、平成18年9月市議会定例会に上程して継続審議となっていましたが、ことし4月30日の議員任期満了に伴い廃案となりました。定例会や平塚市総合計画特別委員会におけるこれまでの審議を踏まえ、新たに上程します。
 
平成19年度各会計補正予算
 4月に行われた市長選挙を踏まえて「骨格予算」としていた平成19年度当初予算に、1)市長選挙の公約に掲げた政策のうち直ちに予算化が可能なもの 2)国・県の補助が内定したもの 3)6月に予算化しないと当該年度の事業実施が困難になるもの-などを予算措置しました。補正後の一般会計の予算規模は747億2100万円となり、平成18年度に比べ約16億3100万円(2.2%)増加。厳しい財政状況の中で「選択と集中」を基本として予算編成しました。

補正予算の内訳 (単位:千円)
  18当初予算 19当初予算 6月補正 予算現計 18当初比較 増減率
一般会計 73,090,000 72,790,000  1,930,895  74,720,895   1,630,895    2.2%

                       
〔主な事業〕
特別養護老人ホーム2施設の整備費助成
〔老人福祉施設整備費助成経費 137,280千円〕(新)
 平成19~20年度にかけて民間事業者(2法人)が新設するユニット型特別養護老人ホーム2施設(岡崎と大島)に対し、県とともに整備費を助成します。
 
こんにちは赤ちゃん事業
〔母子保健関係経費 2,583千円〕(新)
 生後4か月までの乳児を保健師や看護師らが全戸訪問し、虐待の早期発見を図るとともに、虐待予防の支援策につなげます。7月から事業開始予定。
 
湘南ライスセンター整備費助成
〔担い手総合対策事業 107,420千円〕(新)
 高齢化が進む農業従事者を支援し、育苗から稲刈り、もみすり調製作業といった一連の水田作業を受託するライスセンター。市東部地区の拠点として、今秋の収穫期から稼動(予定)します。
 
平塚山下線整備事業
〔平塚山下線整備事業 1,076,347千円〕
 平塚山下線は中心市街地と旭地区を結ぶ幹線道路。昭和61年から事業を進めてきた平塚5丁目地内のすべての施設の移転交渉などが成立し、平成21年度中の供用開始を目指しています。
 
消防大野出張所庁舎移転新築
〔消防署大野出張所庁舎新改築事業 960千円〕(新)
 建物の老朽化や狭隘が懸案となっていた消防大野出張所(東中原)は、東豊田に新庁舎を建設し移転します。地質調査(本年度)の上、平成21年度に着工、完成を目指します。
 
サン・サンスタッフ(学習支援補助員・学校司書)増員
〔学習支援補助員派遣事業関係経費 5,682千円〕
 多様な課題を持つ小中学生をサポートする学習支援補助員を86人から94人に増やすほか、子供たちの読書活動を充実させる学校司書(司書教諭を補佐)を4人から12人に増員します。
 
 

平成19年6月市議会定例会の提出案件について
[ 会期 平成19年6月1日 ~ 6月26日 ]

 
1 専決処分の報告について
  庁用自動車による交通事故及び競輪場における事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行ったので、同条第2項の規定により報告するものです。
 
2 継続費の逓次繰越しの報告について
  継続費を設定した下記の事業について、地方自治法施行令第145条第1項の規定により逓次繰越しを行ったので、同項の規定に基づき報告するものです。
  〈一般会計〉
・歴史的建造物保存・活用事業経費(平成18年度~20年度)
  〈下水道事業特別会計〉
・管渠築造事業(その3)(平成18年度~20年度)
 
3 繰越明許費の繰越しの報告について
  平成18年度3月補正予算で繰越明許費を設定した下記の事業の繰越額について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものです。
  〈一般会計〉

  • 新庁舎建設準備関係経費
  • 次期総合計画策定経費
  • 一般経費(ごみ処理広域化推進会議負担金)
  • 市道維持管理経費
  • 歩道設置事業
  • 鈴川改修に伴う橋りょう架替事業
  • 東雲橋架替事業
  • 都市計画策定事業経費
  • 都市景観関係経費
  • 組合施行等土地区画整理事業
  • 駅西口及び見附台周辺地区再開発促進経費

  〈下水道事業特別会計〉

  • 管渠築造事業

  〈介護保険事業特別会計〉

  • 一般経費(医療保険制度改正に伴うシステム改修経費)

 
4 法人の経営状況について
  本市が出資している法人の平成18年度事業報告及び決算並びに平成19年度事業計画及び予算について、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき提出するものです。

  1. 財団法人平塚市開発公社の経営状況について
  2. 平塚市土地開発公社の経営状況について
  3. 財団法人平塚市生きがい事業団の経営状況について
  4. 財団法人平塚市スポーツ振興財団の経営状況について
  5. 財団法人平塚市文化財団の経営状況について

5 平塚市市税条例の一部を改正する条例
  地方税法等の一部改正により、本条例において引用している規定が改められたことに伴い、本条例を改正するものです。
 
6 平塚市民センター条例の一部を改正する条例
  平塚市民センター1階の第1事務室の廃止に伴い、本条例の別表を整備するものです。
 
7 平塚市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例
  松延小学校区に新たに放課後児童クラブの専用施設を設置するため、本条例の別表を整備するものです。
 
8 平塚市葬祭施設条例の一部を改正する条例
  平塚市聖苑の管理運営を指定管理者制度に移行するため、本条例を改正するものです。
 
9 平塚市総合計画基本構想の策定について
  地方自治法第2条第4項の規定に基づき、平成19年度から平成28年度までの 10年間における本市の総合的かつ計画的なまちづくりの基本理念となる将来像「ひと まち 自然 生活快適都市 ひらつか」を示すとともに、この将来像を実現するための基本目標や達成方針を掲げる基本構想の議決を求めるものです。
 
10 神奈川県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少と規約の変更についての協議について
  城山町及び藤野町の区域が相模原市に編入され、神奈川県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数が減少したことにより規約を変更するための協議について、地方自治法第291条の11の規定により議会の議決を求めるものです。
 
11 平成19年度各会計補正予算 ……… 主な内容は、別記のとおり
  (歳入歳出予算)            (補正額)       (累計額)
  (1)一般会計           1,930,895千円  74,720,895千円
  (2)国民健康保険事業特別会計      50,000千円  25,149,000千円
  (3)下水道事業特別会計        154,193千円   9,739,193千円
 
なお、今回補正のない特別会計を加えた全会計の6月補正予算額を含めた累計額は、1,744億9,517万3千円となります。
 
 
 
※ 追加提出予定案件 
人権擁護委員の推薦について(最終日提出)
 

別記

平成19年度6月補正予算の主なもの
                                      単位:千円
〔1 一般会計〕
 〔歳入〕
 国庫支出金                              33,388
 県支出金                              165,773
 繰入金                               550,000
 繰越金                               976,234
 市債                                205,500
〔歳出〕
(総務費)
 まちづくり政策関係経費                        4,000
 電子計算機関係経費                         60,000
(民生費)
 国民健康保険事業特別会計繰出金                   45,500
 老人福祉施設整備費助成経費                     137,280
 障害者福祉対策経費                         27,360
(衛生費)
 母子保健関係経費                           2,583
 畜犬登録等関係経費                          1,062
 保健センター整備事業                       131,772
 一般経費(次期環境事業センター環境影響予測評価調査)         5,000
 リサイクルプラザ運営経費                      10,000
(農林水産業費)
 担い手総合対策事業                        107,420
 農道及び用排水路改修事業                      20,000
 県費補助農とみどりの整備事業                    56,018
 漁港整備事業                            30,055
(商工費)
 負担金・補助及び交付金                        2,000
(土木費)
 金目神戸線改良事業                         56,432
 ツインシティ推進関係経費                      54,400
 平塚山下線整備事業                       1,076,347
(消防費)
 消防署大野出張所庁舎新改築事業                    960
 土沢分遣所及び消防第16分団庁舎新改築事業              1,160
(教育費)
 学習支援補助員派遣事業関係経費                    5,682
 スクールカウンセラー関係経費                     4,124
 学校管理関係経費(小学校)                      10,000
 学校管理関係経費(中学校)                      6,000
〔債務負担行為補正〕
(追加)
 平塚市リサイクルプラザ工場部門包括的
民間委託アドバイザリー業務経費                    17,000
〔地方債補正〕
 起債限度額の補正
 街路整備事業債の追加
 
2 特別会計
 
(1) 国民健康保険事業特別会計
〔歳入〕
 国庫支出金                              4,500
 繰入金                               45,500
〔歳出〕
 総務費                               50,000
                    
(2) 下水道事業特別会計
〔歳入〕
 国庫支出金                             53,000
 繰越金                                1,993
 市債                                96,400
 県支出金                               2,800
〔歳出〕
 下水道総務費                             693
 下水道建設費                           153,500
〔地方債補正〕
 起債限度額の補正
 下水道事業債の変更