夏期特別展「平塚周辺の地盤と活断層」の開催

平成19年7月10日

平塚市
担当 博物館学芸担当 森
電話 0463-33-5111

夏期特別展「平塚周辺の地盤と活断層」の開催 

 
主催 平塚市博物館
 
日時 平成19年7月14日(土)~9月9日(日) 午前9時~午後5時
    月曜日休館(但し7月16日は開館、17日は閉館。8月21日(火)~26日(日)は午後7時迄)
 
場所 平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)特別展示室
 
入館料 無料
 

趣旨

 南関東は3つのプレートの境界部に位置し、巨大地震が数多く発生している。今回の特別展では、平塚周辺の地盤と活断層にスポットを当て、地震によって起きる活断層や液状化が、地形や地盤とどのように関連しているかについて、展示・解説する。具体的には、「平塚の地盤図」として、平塚市域の地形分類、軟弱地盤の厚さ、活断層位置、過去の液状化地点などを地図で図示し、市域の地盤の状況が一目でわかるようにする。大磯丘陵に見られる断層については、その特徴を剥ぎ取り標本や模型、実物標本で示す。平野の地盤については、微地形の軟弱地盤との関わりや液状化について、液状化剥ぎ取り標本、写真、実物資料で解説する。「平塚の地盤図」と、液状化・断層の剥ぎ取り標本が今回の展示の目玉である。その他、パソコンによる市域の地盤検索もできるようにし、関東大地震や阪神淡路大地震、新潟県中越地震、今年3月の能登半島地震の被害状況についても触れる。相模湾を含めた広範な地域の地震の発生機構や活断層の鳥瞰図についても紹介する。

展示構成

  1. 平塚の地盤図
  2. 平塚周辺の活断層
  3. 平塚の地盤 過去の地震被害と断層の恵み

主な展示資料

平塚市域の地盤図(1万分の1微地形分類図・活断層図・軟弱地盤層厚図・液状化地点図等)・関東大震災写真・大磯丘陵周辺の活断層分布・断層剥ぎ取り標本・地形模型・小向断層・日向岡断層・伊勢原断層・生沢断層・国府津松田断層などの近隣断層の写真・スケッチ・鳥瞰図・食違い礫・鏡肌・南部フォッサマグナ鳥瞰図・PCによる平塚の地盤検索・液状化剥ぎ取り標本・液状化写真・液状化標本・液状化判定図・軟弱地盤層厚図・沖積層層厚図・相模平野の地下断面図10枚・阪神淡路大地震・新潟県中越地震・能登半島地震の被害写真・断層関連施設紹介・断層地形の恵み
 

関連事業

特別記念セミナー「相模平野周辺の活断層と地盤特性」
 日時 8月26日(日) 午後1時30分~5時 申し込み制(定員100名)
 内容 

  1. 「大磯丘陵の活断層と地震テクトニクス」首都大学東京教授 山崎晴雄氏
  2. 「相模平野周辺の地盤と活断層」平塚市博物館学芸員 森 慎一
  3. 「相模平野の地盤振動特性」神奈川大学工学部建築学科 山本俊雄氏

 場所 平塚市博物館講堂
 申込 8月12日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で。多数の場合抽選。
 
野外観察会「活断層を見る」 場所:平塚市高根~湘南平
 日時 8月18日(土)午前9時~午後3時。 定員30名。
 申込 8月2日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で。多数の場合抽選。
 
連続講座「平塚周辺の地盤と活断層」
 日時 8月2日・9日・30日(木)。毎回午前10時30分~12時
 場所 博物館講堂
 内容 平塚の地形と地層・平塚の地盤と液状化・平塚の活断層についての3回の連続講座。
 定員 60名。当館学芸員担当。
 申込 7月20日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で。多数の場合抽選。
 
こども地震実験教室「実験で知ろう・平塚の地盤」
 日時 7月28日(土)・8月12日(日)。毎回午後1時30分~4時
 場所 博物館内
 内容 身近な材料を使い、断層や液状化を発生させる実験を行い、平塚の地盤を知る。
 申込 参加自由。小学生以上。ひらつか防災まちづくりの会共催
 
特別展展示解説
 日時 8月2日(木)・8月9日(木) 午後1時~2時
 場所 博物館特別展示室 当館学芸員担当。
 
出版物 解説書 (A4判48頁カラー 1,000円) 平塚周辺の地盤図 (B2判 300円) 

  • 大磯丘陵周辺の活断層の説明写真