連日の水難事故で湘南サーファー大活躍! ~人命救助活動の功績を称え平塚市消防長が表彰~

平成19年9月25日

平塚市
担当 消防総務課庶務担当 原田
電話 0463-21-9725

連日の水難事故で湘南サーファー大活躍!
~人命救助活動の功績を称え平塚市消防長が表彰~

 
 平成19年9月16日(日)・17日(祝)の連休中、平塚市の海岸で連日にわたり発生した子供の水難事故において、適切で積極的な人命救助活動を行った7名に対し、出縄高昭・平塚市消防長が消防長表彰を授与します。
 

表彰式

日時  平成19年9月30日(日) 午前10時00分から
場所  平塚市消防本部2階屋内訓練室 (平塚市浅間町9-1)
 
被表彰者
  • 小川智之(おがわ・ともゆき)さん 36歳 運転手 平塚市河内 
  • 佐久間幸雄(さくま・ゆきお)さん 47歳 自営業 平塚市撫子原 
  • ヘンドリック・ボーシェン さん  29歳 会社員 大磯町東町 
  • 佐伯久徳(さえき・ひさのり)さん 42歳 会社員 横浜市金沢区 
  • 柿本令子(かきもと・れいこ)さん 45歳 会社員 平塚市虹ヶ浜 
  • ハンク・ティマーズ さん     40歳 教師  横浜市戸塚区 
  • 鈴木 進(すずき・すすむ)さん  51歳 会社員 東京都青梅市 

 

救助活動の概要

 平塚市唐ヶ原の金目川右岸河口で16日午後1時50分ごろ、水遊びをしていた平塚市在住の小学生2名が流されました。河口近くにいたサーファーの小川さんと佐久間さんは、一緒に遊びに来ていた友達の「助けて」の叫び声に気付き、流されている子供1名を発見。サーフボードを持ち海へ飛び込んで救助に向かいました。
海上で子供を確保するとサーフボード上に子供を乗せ、砂浜に救出しました。その後、もう1名の子供を捜すため、佐久間さんはカイトサーフィン仲間のボーシェンさんと佐伯さんにも協力を要請。間もなく約15メートル沖に流されている子供を発見し、再度、佐久間さんはサーフボードを持ち救助へ。佐久間さんは2人目の救助であったため、疲労が激しく「このままでは危険」と判断したボーシェンさんと佐伯さんは直ちに海へ飛び込み、3人で協力して子供を岸まで救出しました。救出した子供は心肺停止状態であったため、佐伯さんは直ちに自分のバスタオルで子供を保温するとともに、人工呼吸を開始。救急車到着までの間、必死に救命活動を行いました。
 
 また翌17日の事故は、平塚市虹ヶ浜の海岸で午後3時35分ごろ、遊んでいた中学生が溺れ、助けを求めていました。近くでカイトサーフィンをしていた柿本さんはその声に気付き、仲間の佐久間さん、ボーシェンさん、ティマーズさん、鈴木さん4名に消防署への通報と救助を依頼。鈴木さんが携帯電話で119番通報するとともに、佐久間さん、ボーシェンさん、ティマーズさんの3名はサーフボードで子供の救助に向かいました。
発見・通報・救助の見事な連携が奏功し、中学生は無事に佐久間さんら3名に救出され、消防署救急隊に引き継がれました。
 
 子供の水難事故が立て続けに発生したこの連休で、自らの危険と隣り合わせのなかサーファーの方々の勇気ある、そして連携した人命救助活動は、正に素晴らしいものでありました。
 
平成19年9月30日午前、表彰式を行いました。

  • 表彰式の写真。前列右から、小川さん、佐久間さん、ボーシェンさん、佐伯さん、ハンクさん、後列左から、柿本さん、鈴木さん