利用者の立場で道路交通環境の問題点を抽出 平成19年度「平塚市交通安全総点検」を実施

平成19年11月15日

平塚
担当 道路部道路総務課道路調整担当 剱持
電話 0463-23-1111 内線2421

利用者の立場で道路交通環境の問題点を抽出
平成19年度「平塚市交通安全総点検」を実施

 
 子どもから高齢者まで、誰もが安心して利用できる道路交通環境づくりを目指し、平成19年度「平塚市交通安全総点検」を実施します。10回目の今回は、JR平塚駅北口周辺の市街地を中心とした主要通学路、歩行経路等が点検エリア。地元自治会やPTA、障害者団体など約60人が参加し、利用者の視点から道路交通環境の問題点を抽出します。
 

主な点検項目

 道路、路面の状態(道路の視界や道幅、凸凹、横断歩道、車道・歩道の分離状況など)
 施設の状況(信号、カーブミラー、街灯、ガードレールなど)
 人、車、自転車の相互関係(横断歩道以外での横断、駐車・駐輪状況など)
 道路と沿道の状況(利用者の特徴、通学路の指定、生け垣、看板の設置状況など)
 
主催  平塚市交通安全総点検実行委員会(実行委員長 府川道路部長)
 
日時  平成19年11月20日(火)午後1時から
     雨天時は11月22日(木)に延期
     現地での点検は、概ね午後1時30分から午後2時30分まで
 
集合・発表場所  平塚市松原公民館
 
点検対象地区 宝町・宮の前・老松町・八千代町・馬入本町・紅谷町の一部・明石町の一部地区内の主要な通学路、公共施設への経路
 
点検路線数  7路線  約11,300メートル
 
点検参加者
約60人(実行委員会構成団体から選出された方:7グループ編成)
地元自治会、商店会、企業、小中学校PTA、障害者団体連合会、平塚警察署、国県市関係者 等
 
当日の予定  午後1:00~1:30  点検内容等の説明
         1:30~2:30  実地点検(7グループ毎)
         2:30~4:00  点検結果のまとめ・発表
 

平成19年度平塚市交通安全総点検実地点検【結果報告】

 
実施日  平成19年11月20日(火)午後1時~4時
 
参加者  62人
 
対象地区  松原地区

主な意見(順不同)

道路利用者の立場からの道路状況等に関する意見
  •   四つ角交差点の歩行者用信号機は東西南北一斉に青色と東西のみ青色の2種類があり、東西南北一斉に青色の際には音が鳴るが、東西方向のみ青色の際には音がならない。また、夜間はどちらも鳴らないため、視覚障害者にとっては判断がしづらく横断する際に危険である。
  •  撤去した道路標識の根元部分が残っていて危険
  •  大きな交差点に音声信号機がなく目の不自由な方にとっては横断するのに危険
  •  道路上に電柱があり歩行の妨げとなる 雨水桝の穴が大きく視覚障害者の杖が挟まってしまい危険
  •  速度標識や横断歩道の白線表示が薄れている
  •  駅北口駅前広場の地下道が薄暗い
  •  点字誘導ブロックの設置にあたっての提案や設置要望

市民・商店・企業等の交通安全意識に関する意見
  •  車道や歩道への商品のはみ出し陳列や看板の設置が多く歩行の妨げになる
  •  玄関や駐車場への乗り入れブロックを道路上に設置したり、鉢植えを並べていたりして危険
  •  民家の樹木が道路上にはみ出ていて危険
 

今後の市の対応

意見を比較的早期に解決できるもの、中・長期的なものに分類し、道路安全対策の検討を図り、対応していく。
 
  • 道路総点検の写真