平成20年 年頭市長記者会見

平成20年1月4日

年頭市長記者会見
まちの変化 みえる年に

 

大蔵律子市長:

 みなさん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 年頭でございますので、今年の抱負などを少し申し述べさせていただきたいと思います。
 
 ことし平塚市は、市民自治のさらなる充実で「まちの変化みえる年」にしたい。そう思っております。まちの変化みえる年に…それを可能にするために、まず1期目に培ってきました、地域課題を自主的に解決する「市民力」「地域力」を高めなければなりません。行政としては、まちづくりの施策をより見える形で具体的に市民へお示しをいたします。これらの施策を、市民力・地域力を土台にして、各種市民団体や企業、行政で協働して進めてまいりたいと思います。
 
 協働によるまちづくりでも、より一層、職員集団の力が試されます。そこで、市役所の組織機構の見直しを行いました。4月には、それぞれの職員が自らのやるべきこと、部・課に求められていることをしっかりと自覚し、力とやる気を発揮できる体制として動き出すことができるよう、わたくしは市長としてリーダーシップを発揮してまいります。
 
 また、市民力や協働による力を発揮できるようにするものとして、イベントを実施してまいります。そのひとつは、初めての取り組みでございますが、「囲碁サミット」です。囲碁の振興と、囲碁にかかわる情報、文化を発信し続けるまちになりたいと思います。もうひとつは、本市の一大イベントであります「湘南ひらつか七夕まつり」です。毎年取り組んでいることなのに、なぜ、あえてここに出てくるかということでございますが、今年は「洞爺湖サミット」の関係で、もしかしたら警察による警備体制が薄くならないとも限りません。仮にそうであったとしても、職員、市民の英知と協働の力を結集して、無事に「湘南ひらつか七夕まつり」を開催したいということでございます。
 
 それから、新たな問題として、厳しい財政状況ではありますが、将来を見据えて時期を逸することなく必要な投資をし、事業を確実に実行するスタートの年にしたいということです。その事業のひとつは、(平塚駅)北口駅前広場のバリアフリー化です。2つ目は(同駅)西口東地の有料自転車・バイクの駐輪場の整備事業です。そして3つ目が新市庁舎の整備における基本設計に入る年ということです。
 
 これらの3つは、40年以上、あるいは50年以上先にならないと、もうこの事業をやるチャンスは無いというような時期というふうに捉えております。従いまして、バリアフリー化や、あるいは駅前の再整備、そして新市庁舎の建設という点では50年に1度という大事業がスタートする年になるということでございます。そこで、1期目に得ました教訓や反省点を生かしまして、着実に平塚のまちの発展に向けた施策を市民と職員との協働によって取り組んでまいりたいと思っております。
 
 その結果として「まちの変化みえる年」になるように、この年、精一杯、市長としてのリーダーシップを発揮し、職員集団には、職員集団としてやるべき力を大いに発揮してもらう年にしたい。そして市民には、市民力・地域力を発揮して「自治のあるまち」となるように、それぞれがそれぞれの役割をきちんと果たしていける年にしたい、そう思っております。今年のわたくしの抱負でございます。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者:囲碁サミットには、いくつくらいの市が参加するのか?
A市長:今、「囲碁でまちおこしをしてきた」と伝えられてきたまち(自治体)には、すべてご案内をしてありますし、全国市長会の「囲碁同好会」の市長さん方にもご案内を差し上げておりますので、まだ集計はできておりません。
 
Q記者:囲碁サミットの内容はどのようなことを考えているのか? 
A市長:これから詰めていくことになります。今、日程(10月11日)だけ決まっております。
 
Q記者:市長の頭の中では、どのような感じのものにしたいのか?
A市長:「囲碁でまちおこし」、子供から高齢者までが親しめるものとして取り組んでいるまちの方々にお出かけいただき、特徴的なことをまず、交流すると言いましょうか、発表していただく場を持ちたいと思っております。そして、願わくは子供、あるいは一定の集団の対戦もできるようになればいいな…と思っております。その囲碁サミットの翌日が(囲碁の)1000面打ち大会の日につながってまいります。
 
Q記者:(全国市長会の)囲碁同好会に加盟している市長は何人くらいいるのか?
A市長:後ほど資料をお配りさせていただきます。
     ※豊中市(大阪府)、長野市(長野県)、大牟田市(福岡県)など19市
 
※年頭市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
  • あいさつする大藏律子市長の写真