1月定例市長記者会見:CO2排出量削減の目標達成に向け 地球温暖化対策を強化

平成20年1月24日

平塚市側の説明

大蔵律子市長:
 
 おはようございます。県主催によります「平成19年神奈川県広報コンクール」【映像の部】で、平塚市の広報番組が最優秀賞を受賞いたしました。そのことをご報告したいと思います。 
 この番組のタイトルは「幕末の村おこし・片岡村復興の物語」です。これは昨年の3月、平塚市の博物館で行いました企画展を映像化したものです。江戸時代末期、飢餓などの影響により荒れ果ててしまった片岡村で、当時の大地主大澤家が「富むものが貧しいものを救うべき」という二宮尊徳の教えに習いまして、私財を投じて復興事業に努め、村が活気を取り戻すという内容でございます。 
 富めるものは富み、貧しいものは貧しくという時代背景と、そこに生きる当時の村民の姿を興味深く伝えており、格差社会が問題視される現代社会のあり方にも一石を投じる作品に仕上がっていると思っております。 
 今回のコンクールの映像部門には7市1町の応募があったそうですが、15分番組の平塚市の作品は「調査を重ねた郷土資料としても価値がある」という評価をいただき受賞に結びついたとのことです。 
 このことにつきましては、本日10時に神奈川県で記者発表されております。以上が、ちょっとわたしたちとしては喜ぶべき内容として、ご報告させていただきました。
 

 本日のテーマは、二酸化炭素排出量削減の目標達成に向けた地球温暖化対策を強化したいということです。
 京都議定書の第一約束期間がスタートした2008年です。平塚市では、地球温暖化対策地域推進計画に掲げました温室効果ガスの削減目標の達成に向けて、地球温暖化対策を強化いたします。これまで取り組んできた事業を継続させるとともに、新たな対策にも着手してまちぐるみの温暖化対策を強化・展開をしたいということでございます。
 平塚市が掲げた削減目標とはどんな数値かと申しますと、「平成16年度の排出量から平成23年度までに約9%二酸化炭素を削減する」という内容になります。
 そこで、その計画に向けてまず、現在取り組みをしていることのひとつでございますが、「ひらつか環境大賞」が決定しました。そのことをご説明申し上げます。
 地球温暖化対策に役立つ身近な実践活動を表彰し、環境問題への関心を高めるとともに、実践者の拡大を図ることを目的として平成19年度に創設した「ひらつか環境大賞」でございます。
 個人、団体、コツコツ特別賞の3部門に1000件を超す応募がありました。それぞれの部門の入賞者が決まりましたので、2月に開催を予定しています「環境フェア」で表彰するとともに、誰でも継続して取り組むことができる代表事例として紹介し、大勢の市民への活動の普及を図ってまいりたいと考えています。
 その大賞の審査結果でございますが、まず「ひらつか環境大賞 個人の部」は、応募総数62件ありました。最優秀賞に輝いたのは大神地区にお住まいの船越美雪さんでした。この方の取り組みというのは、「まずは家計の節約から」ということで、様々な工夫を凝らしたエコライフを実践しているものでした。
 「ひらつか環境大賞 団体の部」には、応募総数21件ありました。最優秀賞は、平塚市立豊田小学校でした。本市独自の「わかば環境ISO(学校版環境ISO)」に基づきまして、独自に取り組みを考案してクリーンエコ委員会というものを中心に学校全体で環境行動を起こしているというのが特徴でございまして、その中にEM菌の利活用というのがございますが、野菜畑用の腐葉土を作ったり、あるいはプール清掃に生かしたり…ということがございます。
 本日、ここに展示しておりますのは、豊田小学校が腐葉土、つまりEM菌を使って腐葉土を培養し、それをペットボトルを再利用してイチゴ作りに挑戦した成果物でございます。
 それから「ひらつか環境大賞 特別賞」は、神奈川県立平塚工科高等学校でした。同校の社会部が製作したエコカーは、「07ワールドソーラーバイシクルレース」で総合優勝を果たし、一躍有名になっているわけでございますが、そのほかにも全校を上げた節電運動ですとか、あるいはペットボトルを再生し、それを利活用するというような様々な分野で創意工夫を凝らしたエコ活動を実践しているという高等学校でございました。
 そのほか、平塚環境大賞の入賞者とそれぞれの取り組み内容等につきましては、参考資料でお示しをさせていただきましたのでご覧いただければと思います。環境大賞・個人の部では、優秀賞がほかに4件ございました。また、団体の部での優秀賞は2件ございます。今回の入賞者をご覧いただきますとお分かりのとおり、比較的年齢の若い方々が入賞されているというのが今回の特徴と見ることができると思っております。
 続きまして、現在の取り組みの中の2つ目でございますが、「ひらつか環境フェア」を開催するということです。ただ今ご説明申し上げました「ひらつか環境大賞」に入選した取り組み事例を表彰するとともに、地球温暖化問題をテーマとした環境フェアの開催をいたします。多くの方に地球温暖化問題への関心を深めて実践的な行動をする人の拡大を図りたい、という内容で取り組みをいたします。
 期日は2月23日、平塚市教育会館で開催いたします。内容としては、そのほか映画上映として「不都合な真実」を上映することといたしてございます。と同時に環境団体活動のパネル展示も同時に行いたいと思っております。
 これが、今年度19年度中の取り組みでございますが、新年度に向けた新たな取り組みの予定をここでご紹介を申し上げたいと思います。
 
 ひとつは、「地球温暖化対策強化週間」を創設したいということです。仮称コツコツウィークを創設したいというものでございます。これは7月・8月のうちの1週間を特別週間に設定してパンフレットを作成し配布をしたいというふうに考えております。また、その周知活動の展開としては、自治会やあるいは市民団体、大学等と連携した行動展開を考えております。
 2つ目は、「CO2CO2(コツコツ)プラン」のリニューアル版を提案したいということです。本市のコツコツプランは、「電気をこまめに消す」とか「レジ袋を受け取らない」などといった、それぞれが個々人で取り組める省エネ行動をこれまで展開してまいりました。平成17年8月に募集を開始して以来、この約3年間で延べ7367世帯の方が二酸化炭素削減に協力し、280トンの二酸化炭素削減量に到達することができました。
 このことを、さらに対象者を広げ市民・事業者等が協働で実践できる「コツコツプラン」の改訂版を提案し、さらにその削減を図っていきたい、加速していきたいというものでございます。
 3つ目は、「ひらつか地球温暖化対策フォーラム」を開催したいということでございます。コツコツプランはリニューアル版でさらに多くの方に取り組んでいただきますが、仮称・コツコツウィークのまとめや、あるいはコツコツプランのこれまでの取り組みだとか、今回表彰された方々にその具体的な行動事例等を多くの市民の方々に知っていただくということで、その実績を紹介する内容としてフォーラムの開催を考えております。つまり、コツコツプラン改訂版を提案してまちぐるみで温室効果ガスの削減に向けた取り組みを、このフォーラム通じてスタートさせたいし、拡大していきたいというものでございます。
 そのほか、4つ目としては「地球温暖化対策地域推進計画」をもっと多くの市民に周知させてまいりたいという取り組みでございます。そのために、本市がつくっております削減計画を個々人に向けて具体的な行動として「こういう事例を行っていただければ…」というような噛み砕いた内容のパンフレットを作成し、強化週間に配布してその周知を図ってまいりたいと思っております。
 5つ目は、「植樹活動を実践」したいということでございます。排出された二酸化炭素の森林吸収源対策の一環でございますが、その具体的な実践活動として里山などで市民一体となった植樹活動を展開したいという取り組みでございます。
 以上5つが、これまでの取り組みをさらに強化するとともに新たに追加して、地球温暖化対策を自治体の立場で積極的に進めたいという本市の取り組み内容とその考え方でございます。以上が、本日のわたくしからのご説明でございます。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者:(環境大賞の)個人の部で最優秀賞だった船越さんは主婦の方か?
A環境部長:はい。
 
Q記者:地球温暖化対策は県や横浜市でも積極的に打ち出しているが、平塚市としてこの中で特に力を入れていきたいという目玉の取り組みは何か?
A市長:やはりこれまで3カ年の取り組みをさらに拡大・強化するという意味で、誰でも取り組める「コツコツプラン」を中心にやりたいと(思います)。それを広げるための環境週間だったり、環境フォーラムだったりというものになりますので。(目玉の取り組みは)「コツコツプラン」です。
 
Q記者:環境大賞の中で、「個人の部」と「コツコツ特別賞」はどのような基準で分けているのか?
A環境政策課長:今回、応募にあたりまして広く一律にといたしますと、団体の活動と個人の活動とではどうしても活動内容に開きが出てきてしまうということを懸念いたしまして、個人の応募の方と日ごろの団体活動をメーンにしたものの応募というふうに分けました。
 
Q記者:個人と団体との区別は分かるが、「個人」と「コツコツ」の区別はどうなっているのか?
A環境政策課長:まず、今回の分け方は、環境大賞への応募とコツコツプランの実践者の方の特別賞を選ぶのとを2つに区分けをさせていただきました。環境大賞は別の応募用紙で日ごろ実践している活動の思いの丈を出していただいて、コツコツの方は今実践しています「コツコツプラン」の中で報告書をいただいております。その報告書の中に「プラスの一歩」ということで、10項目のメニューのほかに「こんなことをやっています」という特に報告したいようなものがあったらそちらの方で報告いただいて、その中から選定を行いました。
 
Q記者:応募が別ということか?
A環境政策課長:そうですね。はい。
 
Q記者:今回の中に条例などは含まれていないが、3月の市議会に提案するものはあるか?
A市長:環境フォーラムや資料だとか、啓発用のパンフレットを作るということは予算上措置しなければいけませんので、環境部の予算の中で提案させていただくことになります。
 
Q記者:(環境施策に関して)特に大きな予算を組むということはあるか?
A環境部長:この中ではないです。特に大きな予算を組んでということは、ひとつだけ太陽光パネルの設置というのがありますけれども、特にここに出ている中ではないです。
 
Q記者:豊田小学校の学校長名と児童数は?
A市長:資料としてお届けさせていただきます。
    (学校長名:鈴木孝善校長、児童数:306人)
 
 

【道路特定財源暫定税率が廃止された場合の平塚市財政への影響】

Q記者:国会では暫定税率の維持・廃止をめぐる議論が行われているが、もし廃止された場合、平塚市の新年度予算編成における影響はどうか? 
A市長:具体的な数値については、財政課もおりますのでそちらから答えさせていただきますが、平塚市としてはこれまで、当然、暫定とはいえ(地方道路譲与税などが)長い年月続いてきていますので、本市の環境上からも道路整備や補修というのは大変重要な要素であるというふうに考えておりまして、この暫定税率が廃止されるということになりますと、環境上の問題からも重要視すべきだし、道路の補修、整備、新設というところに大きな影響があるということで、今予算をつくっている立場とすると大変困った問題だというふうに実は考えているところでございます。具体的にどのくらいの影響を本市が受けることになるかという数値は今お示しさせていただきます。
 
A鍵和田副市長:試算では約5億円の減収になります。地方道路譲与税等合わせまして約5億円になります。
 
Q記者:道路に関係したものだけではどうなるか?
A鍵和田副市長:地方道路譲与税、自動車重量譲与税、自動車取得税です。平塚の場合は。
 
Q記者:建設工事が進行中の道路もあると思うが、この5億円が止まった(交付されなくなった)場合は工事を引き伸ばすのか?
A鍵和田副市長:引き伸ばしというか、財政調整基金というのがありますので、そのへんを活用します。
 
A市長:ただ簡単に財政調整基金が積み立ててあるからそれを取り崩せばいいということには、やっぱりなりにくいと思います。というのは、もしも災害があったりしたらどうするのかというので、財政調整基金はやっぱり一定の水準は確保しておきたいと思っております。そんなことから、そちら(道路特定財源暫定税率による税収)が減ったら、それを穴埋めするものがあるからいいという状況ではないというようにお取りいただきたいと思います。
 
Q記者:予算編成時までに国の結論が出なかったらどうするのか?
A市長:わたくしどもは2月の下旬には議会が始まりますので、その前段に予算書は提案をさせていただくことになります。したがって、3月末に国会がどんな結論を出すかは別として、わたしたちはこの暫定税率が継続するものとした予算しか(市議会に)出しようがないと思います。
 
Q記者:影響額は5億円としているが、平塚市の道路部の予算は何億円規模か?
A財政課長:決算数字でございますけれども、平成18年度が28億6400万円、ちなみに、その前年17年度も28億200万円ほどでございます。大体28億円前後でここ数年は推移してございます。
 
Q記者:その内訳は道路補修が中心なのか?
A財政課長:例えば18年度決算で見ますと、28億円のうち投資的経費、建設したり工事関係のものが18億9300万円ほどでございます。
 
Q記者:補修はどのくらいか?
A財政課長:維持補修は3億4000万円ほどです。
 
Q記者:そうすると、7億円くらいは別のところでつかっているのか?
A財政課長:あとは、人件費ですとかその他事務費ですとかになります。
 
Q記者:仮にストップ(暫定税率が廃止)した場合は、道路補修を優先させて道路の新設などは後回しになるのか?
A市長:補修はやっぱり滞らせるわけにはいきませんから、結果としてはそういうことにつながると思います。
 
Q記者:補修が可能ならいいものか?
A市長:本市の場合は新しい道路も「平塚山下線」とか長年の懸案事項で、周辺の整備もようやくできまして、いよいよ開通のための道路ということで進めていこうということにしておりますので、その財源は貴重なものですね。下水も引いたのに道は整備できないままで放置しておくことができるかというと、そんなものではないと思っております。
 
Q記者:財政調整基金はいくらあるのか?
A財政課長:39億円です。
 
 
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
  • 説明する大藏律子市長

記者発表資料

平塚市
担当 環境部 環境政策課 環境政策担当
電話 0463-23-1111 内線2659

CO2排出量削減の目標達成に向け
地球温暖化対策を強化

 
 京都議定書の第一約束期間がスタートした2008年。平塚市では、地球温暖化対策地域推進計画に掲げた温室効果ガスの削減目標達成 ※ に向け、地球温暖化対策を強化します。これまで取り組んできた事業を継続させるとともに、新たな対策にも着手してまちぐるみの温暖化対策を展開します。
 
※ 平成19年3月に改訂した環境基本計画(改訂版)に併せて地球温暖化対策地域推進計画を策定し「平成23年度における市内からの二酸化炭素排出量を平成2年度の水準まで削減する」とする削減目標を掲げました。この目標を達成させるには、平成16年度の排出量(212万5千トン)から18万5千トン(約9%)の削減が必要になります。
 

ひらつか環境大賞が決定

 地球温暖化対策に役立つ身近な実践活動を表彰し、環境問題への関心を高めるとともに、実践者の拡大を図ることを目的に今年度創設した「ひらつか環境大賞」。
 個人、団体、コツコツ特別賞の3部門に1000件を超す応募があり、それぞれの部門の入賞者が決まりました。2月に開催する「環境フェア」で表彰するとともに、誰でも継続して取り組むことができる代表例として紹介し、大勢の市民への普及を図ります。
 

入賞者・団体

ひらつか環境大賞 個人の部 (応募総数62件)
 最優秀賞 船越美雪(平塚市大神、27歳)
 「まずは家計の節約から」とテレビやエアコンなどの省エネに加え、冷蔵庫や炊飯器の使用方法も工夫。米のとぎ汁を家庭菜園やぞうきんがけに再利用するほか、野菜くずをかき揚げや漬け物に使うなど、工夫を凝らしたエコライフを実践している。
 
ひらつか環境大賞 団体の部 (応募総数21件)
 最優秀賞 平塚市立豊田小学校
 「わかば環境ISO(学校版環境ISO)」に基づき、独自に考案した取り組みをクリーンエコ委員会が中心となって学校全体で展開。EM菌活用では、野菜畑用の腐葉土を作ったりプール清掃に生かしたりして注目を集めている。化学ワックスや合成洗剤も使用せず、ISOのPDCAサイクルを生かした継続的改善が図られている。
 
ひらつか環境大賞 特別賞
 神奈川県立平塚工科高等学校
 社会部が開発・研究・製作したエコカーは、「07ワールドソーラーバイシクルレース」で総合優勝を果たした。全校の節電運動では、1月あたりの電気代を54,000円削減。ペットボトルを再生して植木鉢や人形を作るなど、創意工夫を凝らしたエコ活動を実践している。
 
コツコツ特別賞(応募総数994世帯)
 個人、団体で積極的な取り組みを実践したそれぞれ5件を表彰。
 

審査

日時  平成19年12月18日(火)
 
審査委員  ひらつか環境大賞審査委員
(平塚市環境審議会副会長・西本右子神奈川大学准教授、平塚市環境審議会・佐々木克敏委員、ひらつか環境ファンクラブ・柳川三郎会長、平塚市教育委員会指導室、平塚市環境部長、同環境政策課長)
 

表彰状および副賞

表彰状を各賞に授与する。
副賞

 区分      個人    団体   内容
最優秀賞    30,000円  30,000円  商品券
優秀賞     10,000円  10,000円  商品券
奨励賞      5,000円   5,000円  商品券
特別賞     10,000円  10,000円  商品券
コツコツ特別賞  5,000円   5,000円  商品券

 

表彰式

ひらつか環境フェアで実施
 

ひらつか環境フェアを開催

 ひらつか環境大賞に入選した取り組み事例を表彰するとともに、地球温暖化問題をテーマとした環境フェアを開催し、地球温暖化問題への関心を高め、地球温暖化対策活動の実践者拡大を図ることを目的として「環境フェア」を開催します。
 
日時  平成20年2月23日(土) 午後1:00~4:30
 
場所  平塚市教育会館 3階 大会議室ほか(平塚市浅間町12-41)
 
内容  ひらつか環境大賞 受賞者 表彰式・事例発表
     
     講演   NPO法人ソフトエネルギープロジェクト佐藤理事長
 
     映画上映 「不都合な真実」
 
 会場内では、環境団体活動(環境ファンクラブ)のパネル展示会を開催します。
 

新年度の新たな取り組み(予定)

 7~8月の1週間を「地球温暖化対策強化週間」(仮称)とし、市民・事業者・学生たちが集うフォーラムを初開催。「ひらつかCO2CO2(コツコツ)プラン」の拡大版を公表するとともに、植樹活動などを通じて温暖化防止に向けた取り組みの輪を広げます。
 
 地球温暖化対策強化週間の創設
 
 「平塚市地球温暖化対策強化週間」(コツコツウィーク=仮称)を創設。市民や事業者の環境に配慮した行動や実践を促すための周知・啓発活動を展開します
 
実施時期  7~8月のうちの1週間
 
内容
  • 温暖化対策地域推進計画などを盛り込んだパンフレットの作成・配布
  • モデル地区で植樹活動を実施(予定)
  • 自治会などの市民団体や事業者、学生(東海大学や神奈川大学)等と連携した温暖化対策の周知活動を展開(予定)
 

ひらつかCO2CO2(コツコツ)プランのリニューアル版を提案

 「電気をこまめに消す」「レジ袋を受け取らない」等といった家庭で取り組む省エネ行動(10項目の中から5項目以上を選んで1カ月間実行する)を通じてCO2排出量の削減を図る「ひらつかCO2CO2プラン」。平成17年8月の募集開始以来、延べ7367世帯(延べ23930人)が登録し、CO2削減量は280トンに上りました。
 3年間で一定の効果を上げた同プランの対象を広げ、市民・事業者等が協働で実践できる「CO2CO2プラン(改訂版)」を提案。市民や事業者などによるCO2削減の取り組みを加速させます。
 
取組期間  夏(7~8月)と冬(11~12月)にそれぞれ1週間(予定)
 
対象  1一般家庭編 2事業者編 3学校編
 
内容  地球温暖化対策地域推進計画に盛り込んだ8つの取り組みメニューを基に策定します。
 
重点行動の8つの取り組みメニュー
  1. 省エネ行動の実践 (コツコツプラン改訂版の実践 等)
  2. 省エネ家電・機器の使用 (省エネラベリング制度の実践 等)
  3. 新エネルギーの導入 (家庭や事業所での太陽光発電設備の導入 等)
  4. 公共交通機関等の利用 (自転車・バスなど利用促進 等)
  5. エコドライブの実践 (家庭・事業者など自動車者利用者による実践 等)
  6. 低公害車・低燃費車の利用 (ハイブリッドや天然ガス車の利用 等)
  7. ごみの減量化・資源化の促進 (家庭での3R実践や事業者のゼロエミッション 等)
  8. 身近なスペースの緑化推進や里山保全への参加 (クールビルや植樹活動の実践 等)
 

ひらつか地球温暖化対策フォーラムを初開催

 地球温暖化対策の強化週間として設定した「(仮称)コツコツウィーク」のまとめとして、コツコツプランの3年間の取り組みやひらつか環境大賞の応募・入選事例などの実績を紹介するフォーラムを開催します。「地球温暖化対策地域推進計画」による削減目標達成のために、市民・事業者・学校の3者が協働で実践できる仕組みとして「CO2CO2プラン(改訂版)」を提案し、まちぐるみで温室効果ガスの削減に向けた取り組みをスタートします。
 

「地球温暖化対策地域推進計画」の周知

 地球温暖化対策の推進に関する法律や京都議定書目標達成計画に基づき、地方自治体として温室効果ガスの削減に向けた取組を推進するために「地球温暖化対策地域推進計画」の概要版パンフレットを作成します。強化週間に配布して周知を図ります。
 

植樹活動の実践(予定)

 地球温暖化対策の具体的な実践活動として、里山などで植樹活動を展開します。