小学生と市民団体が立て看板で歴史的遺産を紹介 金田の歴史再発見事業

平成20年2月25日

平塚市教育委員会
担当 金田小学校 教頭 鈴木和夫
電話 0463-58-1128

地域の歴史に愛着をもって… 
小学生と市民団体が立て看板で歴史的遺産を紹介
金田の歴史再発見事業

 
 歴史的遺産を発掘して地元住民に紹介し、地域を見直すきっかけにしたい…
地域の歴史再発見事業に取り組んでいる金田地区で、新たに3カ所の歴史的遺産を紹介するため、地元の小学生たちが立て看板を設置します。
 同事業活動委員会の取り組みと金田小学校の創立130周年を記念した共同事業。身近な地域に残る遺産の由来を紹介するとともに、地元の人々の努力を後世に伝え、ふるさとの文化、伝統への愛着を広げます。
 
主催  金田の歴史再発見事業活動委員会(実行委員長:原一朗委員長、会員18人)
 
    金田小学校創立130周年記念実行委員会(実行委員長:山岸悟委員長)
 
日時  平成20年2月27日(水)午前10:30~11:00 (雨天順延=翌日)
 
場所  農業試験場跡地の北側から東側にかけて流れる古川沿いの桜並木 (寺田縄496付近)
 
参加者
金田の歴史再発見事業活動委員と金田小学校6年生児童ほか
※3カ所順番に立て看板を設置。金田小6年生児童(計93人)は、それぞれの場所に1クラスずつ参加します。
 

立て看板を設置する3つの歴史的遺産

三七起橋(みなきばし) 〔午前9:00設置予定〕
 金田地域の治水と水田の生産力向上を目的に行われた耕地整理事業(明治37年)の一環で建設された橋梁。整備された年の「三七」と新しい時代の出発点「起」から「三七起橋」と名付けられ、同地域を東西につなぐ重要な役割を果たしています。
 
オーケエードウに懸かっていた橋の石 〔午後1:00設置予定〕
 オーケエードウは、金目川左岸を通る生活道路の俗称。この道には金目川から取水した水路が数多く横断し、それぞれの水路に橋がかけられていました。その橋に用いられた3本の石(各約2メートル)が熊野神社境内(長持)に保存されています。
 
古川沿いの桜並木 〔午前10:30設置予定〕
 県農業試験場の職員が昭和40年ごろ、寄付金を出し合って植樹したソメイヨシノの並木道。富士山や大山、丹沢をバックに計57本植えられており、花が咲き誇る春先には見事な景観をつくり出しています。
 

金田の歴史再発見事業活動委員会

 金田地区を中心とした地域の歴史、文化、伝統を再評価し、ふるさとへの愛着をはぐくむとともに、将来の平塚のまちづくりを模索していく手がかりのひとつとすることを目的に平成18年に活動を開始。地域の様々な歴史的遺産の調査を進め、本年度には、終戦時(昭和20年7月16日=平塚空襲翌日から数年間)の学校日誌や当直日誌、古い教科書などを発見。3月1、2日の両日に開催される公民館まつりで展示発表します。