病院職員による“劇団”が医療事故の現場を再現 事故事例を通して学ぶ医療安全研修会を開催

平成20年6月24日

 
平塚市
担当 市民病院 医療安全管理室 真間
電話 0463-32-0015 内線2132
 
 

病院職員による"劇団"が医療事故の現場を再現

事故事例を通して学ぶ医療安全研修会を開催

 
 
 病院内で発生した事故の対処方法と未然防止策について、実践型の「劇」を通じて学ぶ医療安全研修を初開催します。現実的な事故事例を再現することで、医療現場のリスクを肌で感じ取り、職員の医療安全意識を向上させることがねらい。
 今回は、具体的な事故事例を「劇団 天の川」(市民病院職員)が臨場感あふれる劇で再現。事故の検証を通じて安心安全な医療体制の強化を図ります。
 
日時 平成20年6月26日(木) 午後5:30~7:00

プログラム

5:30~5:40 医療安全管理委員長(持丸副院長)あいさつ
5:40~6:10 医療事故事例の再現劇
6:10~7:00 押田教授による講演
 
場所 平塚市民病院 北棟2階大会議室(平塚市南原1-19-1)
 

テーマ 「吐血治療中の急変・死亡例」

心臓手術を済ませて順調に回復していた患者(54歳)が、外科病棟内で突然吐血した。十二指腸潰瘍からの出血と判明し、医師は内視鏡による止血後にトロンビン(止血薬)の内服を指示。指示を受けた新人看護師はトロンビン1V(1バイアル)内服の指示をIV(アイブイ:静脈注射)と思い込み、誤って注射してしまった。患者は間もなく心肺停止状態となり、その後の処置もむなしく3か月後に死亡した。
 
講師  押田茂實・日本大学医学部社会医学系法医学教授
 
「劇団天の川」メンバー  医師 1人 看護師 3人 事務職員 1人
 

市民病院の医療安全研修

平成17年10月、医療安全管理指針の制定を機に医療安全管理体制を充実させ、平成18年度には医療安全管理室を設置して安全管理体制のさらなる強化を図りました。これまで、「医療安全における危険予知トレーニング」(年2回開催)や「体験から学ぶヒューマンエラー」など様々な事例について学び、安心安全な医療を目指しています。