6月定例市長記者会見・ひらつかクールダウンウィーク(地球温暖化対策強化週間) 地球を冷やせ~新しい暮らし方を平塚から提案

平成20年6月27日

 
 

平塚市側の説明

 
 
大藏律子市長:
 

ひらつかクールダウンウィーク:地球温暖化対策強化週間

 
 それでは、2つ目のテーマ、ひらつかクールダウンウィークについてご説明させていただきます。
 
 平塚市は地球温暖化対策の強化をアピールいたします「ひらつかクールダウンウィーク」を創設いたしました。期間中は、イベントやフォーラムなどを通じて二酸化炭素排出抑制の必要性を訴えるほか、市民にライトダウンや打ち水の実践を呼びかけ、平塚市地球温暖化対策地域推進計画に掲げました目標の達成を目指した取り組みをいたします。
 
 強化週間のテーマは「地球を冷やせ~新しい暮らし方を平塚から提案」でございます。新たな実践行動を提案するとともに、持続可能な循環型社会の形成に向けた新しい暮らし方を皆さんと一緒に考えたい。また、地球温暖化対策などを楽しみながら学べる「環境フェア」や、地球温暖化をおさらいをし、新しい暮らし方を考える「環境フォーラム」の開催などを通じまして、取り組みの輪を広げたいというクールダウンウィークでございます。
 
 まず、強化週間は、平成20年7月27日~8月2日までの7日間でございます。主に、この期間中に取り組む内容でございますが、平塚市地球温暖化対策地域推進計画を目標に添って推し進めるということでございます。
 
 その地球温暖化対策地域推進計画で掲げた目標でございますが、平成23年度におけます市内からの二酸化炭素排出量を平成2年度の水準まで削減をするということです。目標達成に向けました取り組みメニューでございますが、省エネ行動の実践やごみの減量化・資源化の推進、あるいは身近なスペースの緑化推進や里山保全への参加など、8つの重点行動を掲げてございます。
 
 また、二酸化炭素排出量の現状までの推移でございますが、目標値になります平成2年度の排出量は、194万トンでございました。これまで国の基準に基づきまして発表されております直近の数値でございますが、それは平成17年度の排出量になりますが、208.6万トンでございます。従いまして、平塚市の現状に対する削減量の目安は、平成2年度の水準に対して、現状の7パーセントの削減、14.6万トンの二酸化炭素の削減をするということになります。
 
 具体的なこれらを推し進めるための取り組みでございますが、CO2CO2(コツコツ)プラン2008の概要を環境フェアで発表を予定しております。
その中身は、これまで一般家庭向けにだいたい10項目を提案して、その中から数多くを選んで取り組んでいただこうという内容でございましたが、過去3年間の実績を踏まえ、アンケートをもとにいたしまして、今回は数値で表されるもの20項目を提案させていただきます。
 
 また、省エネ活動だけではなく、つまり数値換算しにくい自然保護や美化活動などについても紹介をしたいと取り組んでおります。
 
 それからもうひとつは、小中学生向けでございますが、小中学生が個人として取り組める項目を提案いたします。小学生低学年向け、小学生高学年向け、中学生向けの3種類の設定をいたします。これは、これまで集団で取り組んできました「わかばISO」の取り組みとは別のものでございます。
 
 それからもうひとつCO2CO2プランの特徴として、事業者向けを掲げさせていただきます。サービス業、卸・小売業などの事業者向けの取り組み項目を提案するという中身でございます。
 
 それから大きな2つ目でございますが、「ひらつか環境フェア」を7月27日に開催をいたします。テーマは、「STOP地球温暖化、START新しい暮らし方」でございます。
 
 当日は、ステージイベント、環境教室、環境活動団体・学校・企業等による活動紹介・パネル展示、また、リサイクルフリーマーケット、リサイクル自転車・エコバックの販売、地産地消の取り組み紹介、及び、平塚市地球温暖化対策地域推進計画の概要版と、コツコツプラン2008の配布等を会場で実践いたします。
 
 期間中の大きな取り組みの3つ目は、「ひらつか環境フォーラム」でございます。これは8月1日に、「よくわかる温暖化。こうして減らそう二酸化炭素」をテーマに開催をいたします。ここでは、「不都合な真実」の映画を、午後と夜間との2回上映をいたします。
 
 ひらつか環境大賞を受けた豊田小学校の事例を発表していただきます。また、パネルディスカッションで「よくわかる温暖化。こうして減らそう二酸化炭素」をテーマにいたしまして、3人のパネリストとコーディネーターをまじえて、パネルディスカッションをしていただくこととしてございます。
 
 それから大きな4つ目でございますが、子ども環境教室の「海編」「川編」「里山編」、親子エコ・クッキング教室の開催でございます。
 
 「海編」は7月31日、漂着物の収集・観察、遊漁船に乗って相模湾の観察を行います。
 
 「川編」につきましては、金目川で水辺の生き物の観察をいたします。
 
 「里山編」につきましては、土屋にあります里山フィールドで昆虫探しや植樹、里山遊びなどをいたします。
 
 また、親子エコ・クッキング教室につきましては、親子24人の事前申し込みを受けまして、7月29日に冷蔵庫すっきりエコ・クッキング教室として開催をいたします。
 
 これらがひらつかクールダウンウィークの主な取り組み内容でございますが、別紙にその取り組み期間中の取り組みを掲載しておりますので、こちらの方もご参考にしていただければ幸いでございます。ひらつかクールダウンウィークについてのご説明は以上でございます。
 
 

質疑内容の要旨

 
 

ひらつかクールダウンウィーク:地球温暖化対策強化週間

 
Q記者:(資料の)本文にあるライトダウンと打ち水の内容はどのように考えているのか?
 
A環境部長:7月15日号の広報で市民に呼びかけて行きたいと考えております。
 
A環境政策課長:商店街では、具体的には(公園通り)新仲商店街に打ち水をやっていただこうという予定でございます。
 
Q記者:商店街の店舗数はどのくらいか?
 
A環境政策課長:商店の数は把握しておりませんが、あの通り(公園通り新仲商店街)の全面でというように考えております。
 
A市長:7月15日号広報などで、一般市民に向けても「ご自分の住宅・隣近所でそういうことをやりませんか?」という呼びかけをさせていただきますので、いくつかの地域で(ライトダウンや打ち水の実践行動が)起こってくるといいなあと思っております。
また、すでに自治会連絡協議会には、このことの提案をさせていただきました。
 
Q記者:ライトダウンをあるエリアで行う所はあるのか?どう呼びかけているのか?
 
A環境部長:ライトダウンは特にエリアはないです。
 
A市長:7月15日号(の広報)に呼びかけたときと、それから先日の自治会連絡協議会にはこちらの思いはお伝えさせていただきましたので、呼応して「うちの町内会で(やります!)」というところが出てくると嬉しいなと、そういう呼びかけをしてみたいというふうに思っております。
 
A環境部長:あと、市の職員には全員に呼びかけをして、ご近所にも…ということでお願いをしようかなと思っています。
 
Q記者:CO2CO2プランの小中学生・個人向けと事業者向けは、今年初めての提案か?今まではなかったのか?
 
A環境部長:CO2CO2プランとしては、初めてです。
 
 

市民病院での個人情報紛失

 
Q記者:今月12日に市民病院で「患者の情報を紛失した」として記者会見が行われた。このとき、最初に病院の事務局長と総務課長が対応したが、こちらの質問に対し答えられていない。非常に怠慢ではないかと思う。市民病院の方から記者会見を持ちかけておいていながら、医者と電話の相手とのやり取りなども聞いておらず、医者の年齢もわからなかった。後で病院長が(記者会見に)来てから内容がわかったが、事務局長などは「調べる」としか答弁できていなかった。市民病院から会見を開いておきながら、あのような応対では困ると思うが、市長はどう思うか?
 
A市長:大変ご迷惑をおかけしました。
 
Q記者:病院長が来てから男性とのやりとりや内容がわかったが、事務局長や総務課長が記者会見に臨んでいながら(記者の質問に)答えられないのは非常に問題だと思うが、市長の考えはどうか?
 
A市長:医者側のトップである病院長と(事務側のトップである)事務局長と同時に記者会見はするべきであって、大変申し訳ないことをしたと思います。そういう手はずになっていなかったのかということを…今、申し訳ないなと思って聞いております。
 
Q記者:病院長がいなくても、事務局長が答えられないのはおかしいのではないか?
 
A市長:遅くなった病院長としては、該当する医師等の面談とか、そういうことをやっていたと…。その結果をもって参加したというふうに私としては伺わせていただいたところでした。その面談によって具体的な中身がわかったのだと。事務局長たちが直接面談をしたものではないので、話が出来なかったのかなあと。こう言うと弁護するように聞こえるかもしれませんが、対応としてはまずかったというふうに思います。
 
 

競輪事業からの撤退に伴う鎌倉市との訴訟

 
Q記者:競輪場の鎌倉との訴訟はどうなっているのか?
 
A鍵和田副市長:わたしからお答えします。3回目の裁判が4月25日に行われております。1回目が1月25日に口頭弁論で、2回目の裁判が2月29日に弁論準備手続ということで。3回目が今言いましたように4月25日に弁論準備手続ということで、次が6月30日・月曜日・午後4時ということの予定であります。
 そういう状況ですので、まだ詳細なものはないのですが、前回鎌倉市側から被告の準備書面の提出がありました。今回6月30日には、それに対する平塚市の意見を聞くというような手はずになっていると聞いております。
 
Q記者:鎌倉市側から準備書面の中身は主にどういう内容か?
 
A鍵和田副市長:特に見てはいないのです、私どもは…。弁護士のほうに任せてありますけれども、「ある程度話し合いをしていこう」という話は、両市で出ております。
 
Q記者:会談とかテーブルを設けるのか?
 
A鍵和田副市長:裁判を通してだと思うのですが、「もう少し時間をかけていきたい」というのが鎌倉市のご意見です。
 
 

小田原市の新市長による競輪廃止表明

Q記者:小田原市の新市長は「小田原競輪を廃止する」と掲げて当選し、また議会でもその旨の発言をしているが、市長の感想はあるか?
 
A市長:競輪場も歴史がありますし…よそ様のことを言えた柄ではないですが、小田原(競輪場)は、平塚以上に老朽化が進んでいるというのをこれまでお聞きしておりました。すぐにでも手をつけないといけないという状況と、「入り」の問題…収益がどうかという問題で苦慮されてのご発言だろうというふうに感じております。
 
Q記者:先方の(小田原)市長から相談を受けるとか、アプローチはあるか?
 
A市長:いいえ、現在までのところはございません。
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。
 
 

記者発表資料

 
平塚市
担当 環境部 環境政策課 環境政策担当
電話 0463-23-1111 内線2266
 
 
 

 ひらつかクールダウンウィーク (地球温暖化対策強化週間) 

地球を冷やせ~新しい暮らし方を平塚から提案

26万市民に広げるエコ活動の輪

 
 
 平塚市は地球温暖化対策の強化をアピールする「ひらつかクールダウンウィーク」を創設しました。期間中はイベントやフォーラムなどを通じて二酸化
炭素排出抑制の必要性を訴えるほか、市民にライトダウンや打ち水の実践を呼びかけ、平塚市地球温暖化対策地域推進計画(平成19年3月策定)に掲げた目標の達成を目指します。
 
 強化週間のテーマは「地球を冷やせ~新しい暮らし方を平塚から提案」。新たな実践行動を提唱するとともに、持続可能な循環型社会の形成に向けた新しい暮らし方を皆さんと一緒に考えます。地球温暖化対策などを楽しみながら学べる「環境フェア」や、地球温暖化をおさらいし、新しい暮らし方を考える「環境フォーラム」の開催などを通して、取り組みの輪を広げます。
 
地球温暖化対策強化週間 平成20年7月27日(日)~8月2日(土)の7日間
  • クールダウンのロゴ

平塚市地球温暖化対策地域推進計画

 
  • 平塚市「地球温暖化対策地域推進計画」で掲げた目標
「平成23年度における市内からの二酸化炭素排出量を平成2年度の水準まで削減」
 
  • 目標達成に向けた8つの重点行動(取り組みメニュー)
省エネ行動の実践/省エネ家電・機器の使用/新エネルギーの導入/公共交通機関等の利用/エコドライブの実践/低公害車・低燃費車の利用/ごみの減量化・資源化の推進/身近なスペースの緑化推進や里山保全への参加
 
  • 二酸化炭素(CO2)排出量の推移(単位:万トン-CO2)
 目標値(平成2年度の排出量)  :194万トン
 平成17年度の排出量       :208.6万トン
 現状に対する削減量の目安    : 14.6万トン(7%)
 

CO2CO2(コツコツ)プラン2008の概要 (環境フェアで公表予定)

 
  • 一般家庭向け
アンケートをもとに20項目を提案。省エネ活動だけではなく、数値換算しに
くい自然保護や美化活動についても紹介します。
 
  • 小中学生向け
小中学生が個人として取り組める項目を提案。小学生低学年向け、小学生高学
年向け、中学生向けの3種類を設定します。
 
  • 事業者向け
サービス業、卸・小売業などの事業者向けの取り組み項目を提案します。
 
 

ひらつか環境フェア STOP地球温暖化、START新しい暮らし方 

 
日時  7月27日(日)午前10:00~午後4:00
 
場所  平塚総合体育館(平塚市大原1-1・総合公園内)
 
  • ステージイベント
LAULA「ミニコンサート」 (湘南を拠点としたSURF-POPユニット。FM横浜「ALOHA SHONAN」パーソナリティー)
 
♪鳥くん「トークライブ」
 
県環境学習リーダー会「環境紙芝居」、ほほえみ宅急便「環境人形劇」
 
  • 環境教室(木工体験、ミニ屏風づくり、地球温暖化教室等)
  • 環境活動団体・学校・企業等による活動紹介・パネル展示
  • リサイクルフリーマーケット、リサイクル自転車・エコバックの販売
  • 地産地消の取り組み紹介(フードマイレージの考え方や地場産物の紹介等)
  • 平塚市地球温暖化対策地域推進計画概要版・「コツコツプラン2008」の配布等
 
 

ひらつか環境フォーラム よくわかる温暖化。こうして減らそうCO2 

 
日時  8月1日(金) 午後1:30~5:00、7:00~8:40
 
会場  平塚市中央公民館 大ホール(平塚市追分1-20)
 
募集人員  600人(事前申し込み制、映画の2回目は先着順で入場自由)
 
  • 映画「不都合な真実」上映 (96分 午後1:30~ 7:00~2回上映)
  • ひらつか環境大賞 受賞事例(豊田小学校)の発表 
  • パネルディスカッション 「テーマ:よくわかる温暖化。こうして減らそうCO2」
 
パネリスト
 
江守正多さん (国立環境研究所 温暖化リスク評価研究室長)
地球温暖化に対する科学者としての解説や提言など。二宮町出身、NHK「気候大異変」監修、日本の温暖化予測研究チームで活躍する若きリーダー。
 
浜口哲一さん (神奈川大学理学部特任教授)
地球温暖化が身近な動植物に与えている影響の紹介、自転車活用の可能性など。前平塚市博物館長。
 
上野ひろみさん (ちがさき自然エネルギーネットワーク代表)
生活の中でどんな実践が可能かを具体的な体験に即して紹介など。かながわ新エネルギー賞受賞など実践活動多数。
 
 
コーディネーター
藤田成吉さん(平塚市環境審議会会長、東海大学教養学部教授)
 
 

子ども環境教室「海編」「川編」「里山編」、親子エコ・クッキング教室

 
  • 子ども環境教室 【海編】
7月31日・定員50人・事前申し込み
漂着物の収集・観察、遊漁船に乗って相模湾の観察
 
  • 水辺の生き物観察 【川編】
7月31日・金目小、みずほ小の児童約80人
水中に住む生きもの調べ、魚が聞いている水の音聞き、みんなでつくるミニ水
族館
 
  • 子どもたちによる植樹 【里山編】
8月2日・小中学生定員なし・事前申し込み
土屋にある里山フィールドで昆虫探し、植樹、里山遊びなど
 
  • 親子エコ・クッキング教室
7月29日・親子24人・事前申し込み
冷蔵庫すっきりエコ・クッキング教室

 ひらつかクールダウンウィーク(地球温暖化対策強化週間) 

 

主な事業内容

                
クールダウン日程表
日付 イベント名、場所、時間など
7月27日(日) 環境フェア<参加自由>
  総合体育館 午前10:00~午後4:00
   
7月28日(月)  
   
7月29日(火) 親子エコ・クッキング教室
  <親子24人・申し込み制・先着順>
  中央公民館 午前10:00~午後1:30
   
7月30日(水)  
   
7月31日(木) 子ども環境教室【海編】
  <定員50人(保護者含む)・申し込み制・先着順>
  平塚海岸・相模湾 午前8:30~正午
  子ども環境教室【川編】
  <金目・みずほ小学校児童約80人>
  金目川・金目観音付近
  午前9:00~11:00 午後1:30~3:30
   
8月1日(金) 環境フォーラム
  <昼の部:定員600人・申し込み制 夜の部:先着順>
  中央公民館
  昼の部:午後1:30~5:00
  夜の部:午後7:00~8:40
   
8月2日(土) 子ども環境教室【里山編】
  <市内在住在学の小中学生と保護者・申し込み制・定員なし>
  土屋・里山体験フィールド 午前10:00~午後3:00

申し込み制の事業は、7月1日から公募します。