「食道楽」の暮らしを再現し、食文化のルーツを探る 第9回村井弦斎まつり

平成20年9月22日

 
平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 山本
電話 0463-35-8130
 
 

 「食道楽」の暮らしを再現し、食文化のルーツを探る

 第9回 村井弦斎まつり

 
 
 明治時代後期のベストセラー『食道楽』の著者として知られる村井弦斎を偲び、当時の文化の一端を体験できる「村井弦斎まつり」を開催します。
 9回目を迎えた今年は、弦斎庵の焼失からちょうど40年目にあたる節目の年。邸宅の跡地を活用した「村井弦斎公園」では、弦斎が好んだおこと、尺八演奏や野点などを行い当時の暮らしを再現するほか、食道楽で紹介された料理の試作や販売を通じ、食文化のルーツを探ります。
 作家・ジャーナリストとしての功績だけでなく、優れた発明家であり先見性に長けた予言者であるなど、さまざまな顔を持っていた村井弦斎。当時の人々だけでなく、没後80年経った現代でもわたしたちを引きつける弦斎の魅力を紹介します。
日時  平成20年10月4日(土)
     午前10:00~午後3:00(小雨決行)
 
会場  村井弦斎公園(平塚市八重咲町22-5)
     JR平塚駅南口から徒歩5分 ※駐車場はありません。
 
弦斎まつりの主な内容
供茶(くちゃ)、野点、おこと・尺八演奏、村井弦斎ゆかりの写真パネル展、食道楽再現料理の紹介と試食、弦斎弁当の販売、村井弦斎食道楽クイズ、ミニイベント(苺飴つかみどり、ヨーヨー釣り)、お楽しみ抽選会、子ども絵画の展示、著書の展示
 
実施主体
村井弦斎まつり実行委員会 (委員長 加藤利雄)
 
後援団体
村井弦斎の会、平塚市食生活改善推進団体、平塚三曲連盟、平塚茶道協会、平塚市料理飲食業組合連合会、花水地区自治会連絡協議会、港地区自治会連絡協議会 ほか
 

弦斎庵

村井弦斎公園(八重咲町)には、今から40年前まで『弦斎庵』と呼ばれる明治時代のベストセラー作家・村井弦斎の邸宅が存在していました。約16400坪の広大な敷地内では苺会(イチゴの収穫会)やお琴の演奏会などが行われ、代表作『食道楽』の中の暮らしぶりが再現されていたといわれています。
また、大手企業創業者の鈴木三郎助(味の素)や小平浪平(日立製作所)といった数々の有名人もここを訪れ、食道楽の世界を楽しみました。
  
  • 弦斎まつりの写真