施設園芸農家への緊急経済支援策~省エネルギー対策をバックアップ~

平成20年11月20日

 
平塚市
担当 農水産課 農政・営農担当
電話 0463-35-8103
 
 

施設園芸農家への緊急経済支援策
~省エネルギー対策をバックアップ~

 
 
 平塚市内のビニールハウス等で、省エネルギー化に向けた資機材導入費用の補助制度を新設します。原油価格高騰などに直面している施設園芸農家の経営安定化を推進するのが目的。12月市議会定例会の補正予算案に盛り込み、提案しています。
 平塚市の農業の要である施設園芸は、きゅうり、トマトなどの野菜、ばら、シクラメン、洋らん、花苗などの花き栽培が主流。それぞれの施設園芸農家は、エネルギー・資材価格の高騰、景気低迷による販売価格の伸び悩みと、様々な不安材料を抱えています。
 
補助内容 施設園芸の省エネ資材であるフィルム(被覆面積1000平方メートル以上)、ヒートポンプの資機材費の3分の1以内(上限12万円)を補助します。(1申請につき)
 
事業予算 360万円(12月補正予算)
 
事業対象者 施設園芸を営む平塚市内の認定農業者約130人(平成20年9月現在)
 
補助対象期間 平成20年4月1日~21年3月末までに導入した省エネ対策(予定)
 
経済効果 重油使用量1割削減で温室10アールあたり、年間4万~27万円の重油代削減につながる試算(11月現在:対前年比)
 

施設園芸の省エネルギー対策

 
  • フィルム
高機能フィルムは、温室の内側、外側などに貼ることによって、熱効率の向上や、湿度・光度の調整を可能とする。
  • ヒートポンプ
電気の力で熱を移動させるエアコン。電気代が安定しているため、重油ボイラーに比べ、ランニングコストが安いとされる。しかし、イニシャルコスト1台あたり約100万~200万円。
 

認定農業者

農業経営基盤強化促進法に基づく制度。経営改善を図ろうとする農業者が自ら農業経営改善計画を作成・申請し、▽市町村の基本構想に照らして適切▽その計画の達成される見込みが確実▽農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切―との基準に適合するとして市町村から認定を受けた農業者。