NPOと連携して地球温暖化防止に新たな一歩 バイオディーゼル燃料をごみ収集車に試験導入

平成21年1月16日

 
平塚市
担当 環境部 環境政策課 環境政策担当
電話 0463-23-1111 内線2266
 
 

NPOと連携して地球温暖化防止に新たな一歩

バイオディーゼル燃料をごみ収集車に試験導入

 
 
 平塚市は、軽油の代替燃料として、ごみ収集車にバイオディーゼル燃料(BDF)を試験導入します。利用する燃料は、使用済み天ぷら油からのBDF精製に取り組んでいる市内のNPO法人(特定非営利活動法人)が提供。市民活動団体と行政との連携による地球温暖化防止対策の新たな一歩として、品質や供給体制などの課題を整理します。
 
試験車両  ごみ収集車1台(3660cc 最大積載量2トン 平成12年式)
 
試験期間  平成21年1月21日(水)~2月20日(金)(1か月間)
 
使用燃料  バイオディーゼル燃料(BDF)約500リットル
 
燃料単価  115円 1リットル(添加剤を含む 消費税込み)
 
提供団体  NPO法人かながわ天ぷら油回収センター(市川憲治代表)
 
検証項目
  • 品質(エンジン機器類に及ぼす影響及び実走行での軽油との比較、特に燃費、力、排気ガスの黒煙濃度及び匂い) 
  • 供給体制、導入に当たっての手続き等
 

BDFの初給油

NPO法人かながわ天ぷら油回収センターが精製したBDFを、同団体のメンバーがごみ収集車に給油し、エンジン稼動状況等を確認します。
 
日時  平成21年1月19日(月) 午後3:00~3:30
 
場所  平塚市役所 本庁舎 南駐車場
 
出席者  大藏律子市長 NPO法人かながわ天ぷら油回収センター佐藤隆一副理事長ほか(予定)
 

NPO法人 かながわ天ぷら油回収センター/市川憲治代表

次世代のエネルギーについて身近に考えるため、使用済み天ぷら油からバイオディーゼル燃料(BDF)をつくっています。10人のメンバーが、県内の飲食店などから廃食用油を回収し、軽油に代わる燃料として2年間で約6万リットルを精製。トラックの燃料に活用し、「エコ配送」として、地球温暖化防止にも貢献しています。
 
※平塚市では、平成11年6月から12年8月までの15か月間、オーストリアBDI社製のBDFを輸入して走行試験を実施しました。今回、再び試験導入するのは、▽市内のNPO法人から供給を受けられるようになった▽不具合への対処法や精製技術の研究が進んでいる▽BDFの使用が温暖化効果ガスの算定に含まれないため、地球温暖化対策として注目されている―ことが大きな理由です。