平塚の文化向上に役立てて…湘南ゆかりの画家が美術館に作品寄贈

平成21年2月13日

 
平塚市
担当 美術館 管理担当
電話 0463-35-2111
 
 

平塚の文化向上に役立てて… 

湘南ゆかりの画家が美術館に作品寄贈

 
 
 湘南にゆかりのある2人画家から、計63点の作品が平塚市美術館に寄贈されます。
 寄贈者は、平塚市美術館が主催した企画展でも数々の作品を展示した伊藤彬さんと平野杏子さん。伊藤さんは、「伊藤彬展モノクロームによる現代の表現」(2008年)、平野さんは「幻想と幻視展」(2003年)、「平野杏子展」(2007年)を開催するなどして平塚の文化・芸術の振興にご協力をいただき、市民に潤いと安らぎを与えてくれています。
 
寄贈者  伊藤彬さん(秦野市在住)、平野杏子さん(平塚市在住)
 
寄贈作品数 伊藤さん 58点、平野さん 5点
 

プロフィール

 
伊藤 彬(昭和15年-)
 
兵庫県西宮市に生まれる。1963年に東京芸術大学日本画科を卒業。同年、新制作協会日本画部初入選。翌年、新制作協会展で新作家賞受賞。1970年文化庁現代美術選抜展に出品。1972年新制作協会会員。1974年創画会の結成に参画。1984年には「横の会」(~1993年解散)を結成。1990年「自選展」「日本画現代の視覚展」(新潟市美術館)1992年に出品。1991年代7回「横の会」に木炭・墨を中心とする色彩を抑えた「火」を発表。1995年からは、木炭・墨だけによる「山水」シリーズを展開。実景山水ではない、直感によるイメージを純化させた世界を描く。1996年から、中島千波らとグループ「目」を結成。現在、東京学芸大学名誉教授。秦野市に住む。
 
平野杏子(昭和5年-)
 
伊勢原市に生まれる。共立女子専門学校入学、大久保作次郎に師事。その後、長屋勇門下となる。1952年旺玄会会員。1960年から東洋的仏教観にもとづく幻想的な世界を描く。1961年新世紀美術協会で受賞、会員となる。1969年「潮展」同人となる。同年渡仏し、途中寄ったインド文化に触発される。その後磨崖佛のシリーズを始めとした立体作品も制作。1987年には第5回ヘンリー・ムーア大賞を受賞。現在、平塚市在住。
 

贈呈式

日時  平成21年2月18日(水) 午後2:30
 
場所  平塚市美術館 特別応接室
 
出席者
伊藤彬 氏、平野杏子 氏
大藏律子市長、金子誠教育長、栗原英俊社会教育部長、草薙奈津子美術館長 ほか

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