5月定例市長記者会見・平成21年6月市議会定例会提出案件

 

大藏律子市長： 

  おはようございます。
 

　ご承知のとおり、昨日、北朝鮮の核実験が行われたという報道を受けました。核兵器廃絶平和都市宣言を行い、市民とともに恒久平和を唱えております平塚市といたしまして、本日、北朝鮮人民共和国に対しまして、抗議文を送付いたしました。

　なお、2006年今から3年前にも北朝鮮では核実験が行われたわけですが、その際にも、同様の抗議文を送付いたしております。

 

　さて、本市では、新型インフルエンザにつきましては、発生した場合に、迅速な対応がとれるよう、準備を進めております。

　今のところ本市に感染者は出ておりませんが、中学校の修学旅行等に一部予定の変更等が出ている状況です。

 

　それでは、本日の案件に入らせていただきます。

　まず、「平成21年度6月市議会定例会提出案件」につきまして、ご説明させていただきます。配布させていただきましたとおり6月定例会の提出案件は、報告7件、議案9件です。これらのうち主な議案ですが、一つは議案第53号平塚市立小学校視聴覚システム用テレビモニター等の整備です。この視聴覚機器の問題ですが、機器の老朽化の改善と地上波デジタル放送に対応するために市内小学校のうち14校につきまして機器類の整備を行うものです。契約金額は62895000円です。

　もう一つの主な議案ですが、これは議案第55号平成21年度一般会計補正予算です。今回の一般会計補正は、当初予算では措置できなかった経費を計上しております。

　補正額は、153138000円です。補正後の一般会計の予算総額74753138000円になります。

　では、この一般会計補正予算の主な事業についてご説明を申し上げます。まず、一つは定額給付金等に係わる特別支援金給付事業です。二つ目はニュースポーツ等推進事業です。では、まず補正予算の主な事業の一つ定額給付金等に係わる特別支援金給付事業ついてご説明申し上げます。

 

　ご承知のように定額給付金及び子育て応援特別手当は、平成21年2月1日を基準日にいたしまして、この時点の住民登録に基づき、各世帯の世帯主にまとめて給付しますが、配偶者からの暴力の被害者、これをDV被害者と呼びますが、このDV被害者とその子どもたちは、住民登録を異動しないで避難している場合が多く、定額給付金等の支給を受けられない状況にあります。

　こうした事態の救済策といたしまして、市独自で定額給付金相当額等を給付し、DV被害者等の生活や子育てを支援いたします。

　まず対象者ですが、基準日におきまして、平塚市内に住民登録している方で、DV被害により住民登録地とは異なる場所に居住している場合、この居住地は平塚市内・市外は問いません。基準日以前からDV被害者であることを理由に、平塚市外の住民登録地から平塚市内へ移り住み、申請時にも平塚市内に居住している方、また、DV被害者であることが、平塚市や公的機関の証明で確認できる方です。

　給付額は、定額給付金相当額、子育て応援特別手当相当額です。

　申請方法は、電話等による申請相談を受け、該当者に申請書を郵送します。必要書類を添付のうえ、郵送又は窓口で受け付けをいたします。

　申請受付期間は、この7月1日から10月31日まで、消印有効といたします。窓口での受付については、10月30日までといたします。

　この事業の周知方法につきましては、平塚市ホームページ、また、広報ひらつか7月1日号に掲載するとともに、公民館等の公共施設にチラシを配布し周知を図ってまいります。

　以上が定額給付金等に係わる特別支援金給付事業です。

 

　補正予算額の主な事業の二つ目。別紙でございますが、ニュースポーツ等推進事業でございます。平塚市総合計画第1次実施計画事業「ニュースポーツ等推進事業」で、誰もが気軽に楽しく健康的にプレーできるパークゴルフを推進するため、パークゴルフ場の整備を検討して参りました。その整備地といたしまして平塚市上吉沢の平塚配水池の上部利用につきまして神奈川県企業庁と調整し、3月に平塚配水池の測量委託を終了いたしましたので、平成22年10月のオープンを目指しまして整備を進めるものでございます。

　このパークゴルフとはご承知かと存じますが、芝生コースの中で一本のクラブでプラスチックのボールを打ちカップに入るまでの打数を競うスポーツでございます。このいすに並べてありますのがクラブとボールでございます。クラブは一本600グラム以下と軽量でボールが高く飛び上がらない安全設計がされております。コースはゴルフと同じ18ホールで飛ばしすぎの危険防止や年齢、男女差などのハンディキャップを最小限にするため1ホールは100メートル以内と決められております。カップは直径約20センチメートルと大きめなので誰でもショートコースはホールインワンのチャンスがあると言われております。ゴルフと同じ9ホールが2コースですが、9ホールのパー33が2コースあるのが公認コースでございます。このスポーツは子どもからお年寄りまでみんな一緒に楽しめるという特徴がございます。昭和58年北海道中川郡が発祥の地と言われております。NPO国際パークゴルフ協会公認コースは平成21年4月現在全国では280か所あるそうでございます。

　これがニュースポーツ等推進事業の概要です。事業概要でございますが、整備場所は平塚市上吉沢1689番地ほかの神奈川県企業庁平塚配水池上部でございます。整備面積が21000平方メートル、ホール数が18ホール。NPO国際パークゴルフ協会公認コースの認定を取得予定でございます。コース造成にかかる工事費等は1億4984万8千円を見込んでおります。また、開設年月日は平成22年10月1日を予定しております。

　年間の利用者見込み数は80000人を想定しております。

　整備スケジュールでございますが、コースの造成工事を今年10月から平成22年3月まで、芝生の養生期間及び管理棟の工事を平成22年4月から半年かけた平成22年9月を予定し、10月1日を開設日と予定しております。

　ちなみに県内のパークゴルフ場でございますが、南足柄市、開成町、中井町、横須賀市、川崎市高津区と（神奈川県の）西と東にはございますが、県央と申しますか湘南地区は空白となっているのが現状でございます。

　これが市議会6月定例会提出案件の主な内容でございます。

 

 

定額給付金等に係る特別支援金給付事業

 

Q記者：DVの給付金ですが対象の想定人数はどれくらいか。

A市長：現在のところこれまでの相談件数などから想定いたしまして35世帯を想定しております。

A市民部長：もう少し詳細に申し上げます。対象の見込みにつきましては、平成20年度のDVの相談件数、あるいはDV被害により一時保護施設などに保護ざれている方、そういった実績に基づきまして、まずは定額給付金の関係については、大人の方35人、それから子ども50人を想定しております。それから子育て応援特別手当関係につきましては約10人ということでこれに伴う予算を6月議会に提案してございます。

 

Q記者：公的機関の証明とはどういうものか。

A人権・男女共同参画課長：ただいまの公的機関の証明ということでDV被害者であると証明していただいてそれによって確認するわけですけれど、まずは平塚市の場合はDV相談等の相談を受けております。例えば平塚市で証明を、ということであれば、私どもで相談を受けた経験のある方はDV被害者であると証明できます。またその他の機関、公的機関ということですけれど、相談は平塚市だけではなく、どこの市もそういった相談は受け付けておりますので同じような証明をしていただけるのではないかと思います。また、先ほど一時保護施設というお話をいたしましたが、そうした所でも一時保護を受けたということであれば施設で証明していただくということで。そういった機関での証明ということを考えております。

 

Q記者：相談内容とはどういったものか。

A人権・男女共同参画課長：私どもの課では、女性のための相談窓口という窓口を設けておりまして、いろいろな相談内容がございます。その中で、夫婦関係の問題というような項目もあります。さらに夫婦関係の問題の中にDV問題があります。簡単に言うと文字通り配偶者からの暴力相談ということになります。

 

Q記者：大人35人というのは、それに近い数が平塚市には相談が来ているのか。

A人権・男女共同参画課長：DV被害者で夫から避難して別の場所で生活している人がどのくらいいるのか把握するのは非常に難しい。難しいというより不可能に近い。それではどうして35世帯という数を出したのかということですが、これは推測でしかないのですが、相談件数から割り出していってこれくらいの数字ではないかということで出しております。DV被害者はお子さんを連れた方が多い場合があります。子どもさんを平均1.5人という形で数字を出しております。

 

Q記者：こういう方は避難している場合は生活保護は受けられるのか。　　　　　　　　

A人権・男女共同参画課長：福祉的な支援を受けている方は多いと思います。

 

Q記者：住民登録していなくても受けられるのか。

A人権・男女共同参画課長：受けられます。

 

Q記者：そういうところからも想定できるのか。

A人権・男女共同参画課長：はい。実際に福祉の面で支援を受けている方ということで（こちらで）把握している方も一部ございます。そうした方も勘案した中で35世帯という数字を出してございます。

 

Q記者：事前に給付金をもらえないかという相談はかなりあったのか。

A人権・男女共同参画課長：定額給付金は、行政総務課の所管で行っておりますが、そちらのほうには4月末までに12件の問い合わせがあったと聞いております。

 

Q記者：DV被害者からか。

A人権・男女共同参画課長：はい。私どもの窓口には、1件（定額給付金を）どうしてもらえないのかという問い合わせがありました。

 

 

平塚市
担当　行政総務課　行政管理担当
電話　0463－23－1111　内線2158

 

提出案件

　報告7件（報告第3号～第9号）

　議案9件（議案第47号～第55号）

 

提出案件一覧

　報告第3号　継続費の逓次繰越しの報告について

　報告第4号　繰越明許費の繰越しの報告について

　報告第5号　財団法人平塚市開発公社の経営状況について

 

　報告第6号　平塚市土地開発公社の経営状況について

 

　報告第7号　財団法人平塚市生きがい事業団の経営状況について
 

　報告第8号　財団法人平塚市スポーツ振興財団の経営状況について

 

　報告第9号　財団法人平塚市文化財団の経営状況について

 

　議案第47号　功労者の表彰について

 

　議案第48号　平塚市手数料条例の一部を改正する条例
 

　議案第49号　平塚市の福祉会館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例
 

　議案第50号　平塚市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
 

　議案第51号　平塚市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

 

　議案第52号　工事請負契約の締結について〔山城中学校屋内運動場耐震補強工事（建築）〕

 

　議案第53号　物品購入契約の締結について〔平塚市立小学校視聴覚システム用テレビモニター等〕
 

　議案第54号　金目川水害予防組合規約の変更に関する協議について
 

　議案第55号　平成21年度平塚市一般会計補正予算

 

　平塚市立小学校視聴覚システム用テレビモニター等の整備（議案第53号）
　視聴覚機器の老朽化の改善と地上波デジタル放送に対応するため、市内14小学校の機器類の整備を行います。
　契約金額　62895000円

　平成21年度一般会計補正予算（議案第55号）
　　今回の一般会計補正は、当初予算では措置できなかった経費を計上しております。
　　補正額　153138千円
　　（一般会計補正後の予算総額　74753138千円）

 

　定額給付金等に係る特別支援金給付事業（人権・男女共同参画課・1790千円）
　　定額給付金及び子育て応援特別手当の給付が受けられない、配偶者からの暴力の被害者（以下「DV被害者」という。）へ、定額給付金及び子育て応援特別手当相当額を給付し、DV被害者の生活や子育てを支援します。

　ニュースポーツ等推進事業（スポーツ課　149848千円）
　　県企業庁の平塚配水池の上部利用としてパークゴルフ場を整備し、ニュースポーツの普及振興に努めます。
　　18ホール（パー66）NPO国際パークゴルフ協会公認コース認定取得予定
　　平成22年10月オープン予定