6月定例市長記者会見・平塚市洪水ハザードマップ(改訂版)が完成

平成21年6月26日

平塚市側の説明

 
大藏律子市長: 
 皆様のデスクに置かせていただいたかと思いますが、平塚市洪水ハザードマップの改訂版が完成したことについての説明でございます。
 ハザードマップは御承知のとおり市民に水害に対する知識を深めてもらい、いざというとき迅速に避難することによって平塚市民の命を守るというために作ったものでございます。
 平塚市では、平成16年9月に洪水ハザードマップを作成しておりますが、それを見直しまして、今回改訂版が完成いたしました。
 この改訂版作成の経緯でございますが、平塚市洪水ハザードマップは、平成13年に国土交通省の協力により作成しましたが、平成16年9月に見直しを行い現在に至っております。
 平成20年までに、国や県が相模川水系と金目川水系の浸水想定区域図を作成したことに伴いまして、今回新たに見直しを行い、改訂版を作成するに至りました。
 改訂版の概要は、相模川水系・金目川水系の洪水により被害が発生した場合を想定して、浸水の範囲とその深さを色別に表示してあります。また、避難所の位置、避難情報伝達経路、避難行動、避難の心得などを具体的に記載してございます。
 今回は、広報ひらつか防災特集号として広報ひらつか7月1日号に折り込みをして市民にお届けをしたいと考えております。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者:今回は2回目の改訂ということですか。
A防災危機管理部長:はい。前回が16年9月に全戸に折込をいたしまして今回が2回目になります。
 
Q記者:前回との違いは。
A防災危機管理部長:基本的にはですね、前回の相模川と金目川水系それぞれの洪水ハザードマップを作ったわけですけれども、今回につきましては、相模川につきましては、その流入する河川を小出川と玉川の水域も入れ込んだなかでのハザードマップとなっています。金目川水系につきましては、前回は金目川、鈴川、渋田川この3川の流水でしたが今回はプラスして河内川、歌川、座禅川、板戸川、大根川この5河川をその流域の中に入れ込んでいます。
 
Q記者:それが大きな違いなんですか。
A市長:そのほかに、洪水時に通行が非常に危険となるか所、アンダーパスですとか急傾斜地崩壊危険区域も地図上に表示をしたということ。それから局所災害および自主避難の受け入れ施設として公民館を追加したということも前回とは違った構成となっております。
 
Q記者:最近は水害はありましたか。
A防災危機管理部長:過去50年にさかのぼりまして見てみますと昭和47年9月に金目川が堤防決壊という形になっております。昭和54年10月に相模川が決壊したという記録が残っておりましてそれ以降は決壊はございません。
 
Q記者:避難勧告が出たのは最近ですか。
A防災危機管理部長:19年ですね。
 
Q記者:台風何号でしたか。
A防災危機管理部長:9月6日か7日の台風9号です。
 
Q記者:浸水想定区域は見直しによって市域の何パーセントになるか数字は出てますか。
A防災危機管理部長:パーセントまでは出してはおりませんが基本的に河川の範囲を広げたという中で広がってはおります。
 
Q記者:何ヘクタールくらい広がったかというのは分かりますか。
A防災危機管理部長:(面積は)出しておりません。
 
Q記者:浸水する深さによって色分けされていますが、市域の何パーセント、または何平方キロメートルくらいかは分かりますか。
A防災危機管理部長:具体的な数字は今出してはございません。
 
Q記者:ハザードマップを作成するに当たっての前提となる雨量があるようですが。
A防災危機管理部長:相模川水系につきましては、相模川は2日間で459ミリの降雨を想定してございます。150年に1度の確率です。小出川は50年に1度の確率。玉川が100年に1度の確率ということでこちらのほうは1時間雨量という形になるのですが、小出川が1時間に81ミリ、玉川が93ミリになります。金目川水系につきましては金目川、鈴川、渋田川が100年に1度の確率という中で1時間雨量が109ミリから117ミリ、河内川、歌川、座禅川、板戸川、大根川の5河川につきましては50年に1度の確率という中で1時間雨量が94ミリから103ミリの降雨を想定したものでございます。
 
Q記者:避難時危険箇所(アンダーパス)は全部で何か所あるのですか。
A防災危機管理部長:全部で20か所です。
 
Q記者:東海道線とか・・・。
A防災危機管理部長:JRの関係が6か所、駅前の地下道が1か所、追分の地下道が1か所、小田原厚木道路が10か所、(国道)129が2か所ということで20か所です。
 
Q記者:外水氾濫ではなく内水氾濫のハザードマップは作らないのですか。
A防災危機管理部長:これにつきましては、法律の中で水防法では、ハザードマップを作りましょうというのがございまして、それを受けて県が作ったものを平塚市の中で(避難場所などを)入れたという形になるのですが、市独自もですね、内水氾濫は、今後溢れるか所につきましては、過去の経過からして抑えてありますのでそれを外部に出すかどうかは検討して行きたいと思います。
 

その他の質問事項

 
Q記者:橋下知事、東国原知事の関係で開成町長から接触はありましたか。
A市長:前日でございますが、あそこに名前が出ておりました開成町の露木町長からはそういうことを考えているということでした。全体として何党を推薦するとか支持するということではなくて、地方分権という立場から見て、どのマニュフェストがどういう問題点があるか、何を付け加えてくれればその点では、地方分権という点から見て、この政党のマニュフェストを支持するよというような形で出したいというお話がありました。そのときに、はいそうしますというのをまだ直接に求められたのではなくて、考えておいてください、近いうちにそういうことになりそうだ、というお話だったのですが蓋を開けてみたらその翌日に報道されましたので。
 
Q記者:市長としてのお考えはいかがですか。
A市長:今報道されているような形だとちょっと考えたいと思います。お話を聞いたときに丸ごと何党ではなくて、地方分権でこの党のこのマニュフェストがいいね、ということで名前を出すのは差し障りもないし、そういう立場ならいいとお返事をしたんですが、今はその政党がもしも政権を取れなかったら、橋下知事の言っている言葉ですよ、取れなかったら、いろんな面で自らも辞職をするという覚悟で名前を貫かなくてはならないということを書いていらっしゃいましたので、トータルで考えますとあまりはっきりとこの党という言い方は自治体のトップとしてはまずいと考えております。
 
※定例市長会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。
 

記者発表資料

平塚市
担当 防災危機管理課 防災担当 宮脇
電話 0463-21-9734(直通)
 

平塚市洪水ハザードマップ(改訂版)が完成
いざというときの備えを確認してください

 
 河川が大雨により増水し、堤防が決壊してはん濫を起こしたときの浸水想定結果に基づき、浸水が予想される区域と程度、洪水時の避難所を示し、市民の避難に役立つように作成したものが洪水ハザードマップです。
 平塚市では、平成16年9月に作成したものを見直して、今回改訂版が完成しました。
 

改訂版作成の経緯

 平塚市洪水ハザードマップは、平成13年に国土交通省の協力により作成しました。その後、平成16年9月に見直しを行いました。
 平成20年までに、国や県が相模川水系と金目川水系の浸水想定区域図を作成したことに伴い、新たに見直しを行い、改訂版を作成。
 

改訂版の概要

 相模川水系・金目川水系の洪水により水害が発生した場合を想定して、浸水の範囲とその深さを色別に表示。避難所の位置、避難情報伝達経路、避難行動、避難の心得などを具体的に記載してあります。
 
 形態 広報ひらつか 防災特集号(広報ひらつか7月1日号に折り込み)
 4面カラー印刷 タブロイド版サイズ 図面縮尺:3万分の1
 
 浸水情報 国・県が作成、公表した相模川水系と金目川水系の浸水想定区域図に基づく、浸水範囲とその深さ
 
 主な記載内容 避難所に関する情報、避難時の各種情報(雨量水位情報、避難の心得、持ち出し品リストなど)
 避難時危険箇所(地下道等)
 
 作成部数 15万部(内訳 広報ひらつか折込用99000部、そのほか公共施設などでの配布用51000部)
 

配布先

  • 市内各家庭(広報ひらつか7月1日号折り込み)
  • 市民課窓口(市内転入者)
  • 防災危機管理課窓口
  • 公民館窓口 
7月1日以降、平塚市ウェブサイトでも閲覧出来ます