元カンボジア難民ポンナレットさんが著書を寄贈

平成21年6月29日

平塚市
担当 教育委員会指導室 担当 大野
電話 0463-35-8120
 

平和の大切さ、命の尊さを子どもたちに伝えたい
元カンボジア難民ポンナレットさんが著書を寄贈

 
 カンボジア内戦で家族を失い、強制労働と大虐殺を生き抜いた平塚市在住の久郷ポンナレットさん。ポンナレットさん自身のカンボジアでの体験を描いた著書「虹色の空」(日本語版)が市内の中学校や公立図書館、特別支援学校、高等学校に寄贈されます。
 自らの体験を描いた著書を学校図書館や公立図書館に置くことで「子どもの頃から平和の大切さ、命の尊さについて考えてほしい」というポンナレットさんの願いが込められています。
 
寄贈者 久郷(くごう)ポンナレット 平塚市在住
 
寄贈品 「虹色の空(カンボジア虐殺)を超えて1975-2009」(春秋社)31冊 
 
内訳 市立中学校15校、公立図書館4館に各1冊
    市内の特別支援学校4校、高等学校8校に各1冊
 

贈呈式

日時 平成21年6月30日(火)午後1時30分~2時
 
場所 平塚市役所3階 第一応接室
 
出席者 久郷ポンナレットさん
    大藏律子市長、金子誠教育長ほか 
 
久郷ポンナレットさん
 1964年、カンボジア、プノンペンに生まれる。75年、カンボジアポルポト政権下で両親、兄弟4人を失い、自らも強制労働に従事。80年に来日。16歳で神奈川県の小学校に入学。88年、日本人男性と結婚。自らの体験を日本語で綴った著書「色のない空」を01年に執筆。その後の体験などを加筆した「虹色の空」は、昨年4月にカンボジア語版、今年4月に英語版、5月に日本語版が出版された。