補聴器適合検査に係る診療費の誤請求

平成21年7月21日

平塚市
担当 平塚市民病院 医事課 医事担当
電話 0463-32-0015 内線2137
 

補聴器適合検査に係る診療費の誤請求

 
 平塚市民病院耳鼻いんこう科において、「補聴器外来」の受診者に対して、検査に係る診療費を誤って算定・請求したことが判明しました。
 過払いの受診者には、不手際をお詫びするとともに、負担金の過払い分を還付します。
 また、保険者に提出した診療報酬請求明細書(レセプト)の取り下げ手続きを取ると
 ともに、再発防止策を講じて適正な事務の執行に努めます。
 

経過

 耳鼻いんこう科では、補聴器を使用する患者さまを対象に、定期的な受診と補聴器の保守点検のため「補聴器外来」を設けています。
 また、平塚市民病院は、平成21年5月に「補聴器適合検査」の施設基準を取得し、検査を実施した場合に所定の保険点数を算定できることになりました。
 耳鼻いんこう科の医師は、施設基準取得により、補聴器外来受診者に対して、従来実施していた検査で「補聴器適合検査」の保険点数を算定できるものと誤って解釈しました。それにより、カルテに「適合検査」と記載しましたが、本来の「適合検査」は、実施していませんでした。 
 このカルテの記載をもとに診療費算定のデータを会計システムに入力したため、誤った検査の保険点数を算定・請求しました。
 
誤請求の内容
 受診者62人に対し、実施していない検査に係る保険点数を算定し、過大な請求をしました。(還付合計133,400円:56人、自己負担なし6人)
 
原因
 医師は、施設基準取得により、5月以降の「補聴器外来」受診者には、従来の検査で「適合検査」の保険点数を算定できるものと誤って解釈したため。
 
再発防止策
 今後は、カルテの記載事項だけでなく、別ページに貼付される検査結果伝票の内容を確認して会計データの入力を行うよう手順を改めます。