平塚競輪場施設耐震診断の結果

平成21年7月21日

平塚市
担当 公営事業部事業課 総務担当
電話 0463-21-3935
 

平塚競輪場施設耐震診断の結果

 
 平成20年7月から平成21年3月まで競輪場施設の耐震診断を実施し、メインスタンド、第1コーナースタンド及びバックスタンドについて耐震補強が必要なこと、また、第4コーナースタンドの一部に補修が必要なことが判明しました。
 
  

 

平塚競輪場施設耐震診断の結果
 

調査建物

建設年度

X方向

Y方向

補強方法

1

 

 

メインスタンド

 

 

 

1

2

3

屋根

昭和42

 

 

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

壁増設

壁増設、ブレース設置

壁増設、ブレース設置

ブレース増設

2

 

 

 

第1コーナースタンド

 

 

 

1

2

3

屋根

昭和49

 

 

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

壁増設

壁増設、ブレース設置、柱補強

壁増設、ブレース設置

ブレース増設

3

 

 

 

バックスタンド

 

 

 

1

2

3

屋根

昭和39

 

 

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

補強必要

補強必要

補強必要

 

壁増設

ブレース設置

ブレース設置

ブレース増設

4

第4コーナースタンド

1

昭和42

耐震補強は必要ないが一部緊急修繕必要

耐震補強は必要ないが一部緊急修繕必要

補強必要なし

 
 
 

耐震補強工事の課題

耐震診断結果に併せて示された耐震補強案によると、ブレース及び壁の増設により、特別観覧席からのレース観戦の阻害及び観客席数の減少が想定されます。また、張り出し屋根部分の補強をするためには、屋根裏にある設備系配管、ダクトの撤去・再取り付け又は機械・電気設備の老朽化に伴う更新等が必要となることが分かりました。
 

耐震補強以外の課題

平塚競輪場施設は第2センタースタンドを除き築後35~45年が経過していること及び他競輪場と比較してサービスレベルの低下も見受けられることから、改修に際しては、来場者の滞留環境の向上と入場者数に見合った投票所の効率的な配置等の機能性向上とリニューアルが必要です。また、当施設が災害時の緊急避難施設に指定されていることも考慮に入れる必要があります。
 

対応策及び方向性

耐震補強と改修を行った場合のレース視認性や所要観客席数の確保等の可能性及び費用対効果等を勘案し、状況によっては改築による建て替えも検討します。なお、第4コーナースタンドの一部に亀裂が生じていますので、緊急の補修工事を行います。