秋期特別展「山と海を結ぶ道 相模川・相模湾の水運 」開催
平成21年10月1日
平塚市
担当 博物館学芸担当 早田
電話 0463-33-5111
秋期特別展「山と海を結ぶ道 相模川・相模湾の水運」開催
江戸時代、相模川は相模国の物流の大動脈でした。そして、その河口に位置する須賀・柳島は上流から送られた物資を海へ運ぶ物流の結節点として繁栄しました。
今日、相模川・相模湾の水運の様子と須賀・柳島の繁栄を想像することは難しいですが、その水運の歴史は平塚のみならず、相模川流域・相模湾岸の歴史を考えるうえで無視することはできない存在です。
本展示では、相模川の水運・相模灘の海運の歴史を物語る資料の紹介を通して失われた水運の様子を浮かび上がらせます。
主催 平塚市博物館
開催期間 平成21年10月3日(土)~11月29日(日)午前9時~午後5時
休館日 月曜日(10月12日・11月23日は開催し、翌日が休館日)
開館時間 午前9時~午後5時(10月27日~11月1日は午後7時まで開館)
入場は閉館30分前まで
場所 平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)
出品物
- 藤間雄蔵家文書・資料(茅ヶ崎市) 柳島の廻船問屋の家。古文書、船道具・廻船図等
- 角田信彰家文書(相模原市) 津久井県太井村の村役人家。高瀬船や荒川番所に関する古文書
- 浦田弘家文書・資料(平塚市) 須賀の廻船問屋の家。古文書・幟旗等
- 浦田美恵子家文書(平塚市) 須賀村村鑑・須賀村御用留
- 若柳村文書(神奈川県立公文書館蔵) 奥畑番所・高瀬船関係文書
- 杉山重幸家文書(平塚市・当館寄託) 須賀の廻船問屋の家。廻船関係文書・元禄期廻船問屋の財産目録ほか
- 尼屋文書(平塚市・当館寄託) 戦国期須賀の古文書(市指定文化財)
- 浮世絵(厚木市郷土資料館蔵・当館蔵)
- 絵葉書(津久井郷土資料室・大磯町郷土資料館蔵) 戦前期相模川流域絵葉書
- 船舶模型(茅ヶ崎市文化資料館蔵・当館蔵)ほか
展示構成
1部 相模川の船と水運
高瀬船や筏など相模川を行く船に関する資料の展示
2部 相模湾の海運と須賀・柳島の廻船
相模湾を行き来した廻船と廻船問屋の繁栄を物語る資料を展示
3部 絵葉書にみる相模川・相模湾の失われた風景
かつての相模川・相模湾の様子がうかがえる戦前の絵葉書を展示
関連事業
記念講演会
第1回
「相模川・相模湾水運における須賀・柳島の位置」
日時 10月17日(土)午後2時~3時30分
講師 早田旅人(平塚市博物館)
場所 平塚市博物館講堂
第2回
「近世の相模川・相模湾水運―津久井・須賀・柳島・神奈川」
日時 11月7日(土)午後2時~午後3時30分
講師 西川武臣氏(横浜開港資料館)
場所 平塚市博物館講堂
展示解説
10月4日(日)・10月18日(日)・11月15日(日)各回午後3時~4時
10月29日(木)午後6時~7時
秋のイブニングミュージアムウィーク―相模湾六夜六話
場所 平塚市博物館講堂
時間 午後6時~7時
10月27日(火) 「相模湾の海底地形」森慎一(平塚市博物館)
「波浪観測塔と地震観測施設」近藤純正氏(東北大学名誉教授)
10月28日(水) 「海で見える星」澤村泰彦(平塚市博物館)
10月29日(木) 「特別展展示解説」早田旅人(平塚市博物館)
10月30日(金) 「相模湾の民俗」浜野達也(平塚市博物館)
10月31日(土) 「貝塚が語る縄文の海辺」栗山雄揮(平塚市博物館)
11月1日(日) 「ウミガメのはなし」小谷野有加氏(新江ノ島水族館)・倉持卓司氏(海洋生物研究者)
入館料 展示・関連事業とも無料
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