秋山博を偲ぶ墓前祭を平塚の福祉教育の発祥地・金目で実施

平成22年3月18日

平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 山本
電話 0463-35-8124
 

盲人教育の道を開拓した気概を語り継ぐ
秋山博を偲ぶ墓前祭
平塚の福祉教育の発祥地・金目で実施

 
 盲人教育の先駆者で神奈川県立平塚盲学校(現)の創始者として知られる秋山博を偲ぶ墓前祭を、南金目の寂静寺で実施します。地域の歴史、自然、文化の再発見、保存等に取り組む「エコミュージアム金目まるごと博物館」が展開する5大事業の一つ。
 今年の墓前祭では、平塚市が作成した最新の広報ビデオ「平塚の福祉教育の先駆者 秋山博」を上映するなど、「金目の鍼医」としての多大な功績をしのびます。
 
主催 エコミュージアム金目まるごと博物館(委員長 米村康信)
 
日時 平成22年3月21日(日)午前10時~11時
 
場所  寂静寺(平塚市南金目1787)
神奈川中央交通バス秦野行き「金目駅」バス停下車 徒歩7分
 
参加 自由(無料)
 

墓前祭の概要

 主催者代表(エコミュージアム金目まるごと博物館 米村康信委員長)のあいさつ
 
 寂静寺の大久保良允(りょういん)住職による読経
 
 墓参

 秋山博に関する逸話紹介(平塚市広報番組 DVDの放映)
 

秋山博の略歴

 文久3年(1863年)10月14日、大住郡矢崎村(現在の平塚市岡崎)に生まれる。明治9年(1876年)ころ、天然痘により失明。明治16年(1883年)、20歳で鍼医として南金目に開業する。明治22年(1889年)、鍼学の技術と資質の向上のため、同業者と「中郡鍼学講習会」(受講無料)を組織。明治42年(1909年)、「私立中郡盲人学校設立趣意書」を提出し、同43年4月9日に「私立中郡盲人学校」が開校。大正7年(1918年)3月22日、逝去(享年54歳)。
 

秋山博墓前祭の沿革

 平成14年度に「金目の歴史再発見事業活動委員会」によりスタートした墓前祭。平成19年度から、主催者が「エコミュージアム金目まるごと博物館」に変わり、エコミュージアムの5大事業(桜まつり、灯ろう流し、収穫祭、学習発表会、秋山博墓前祭)に位置づけられています。
  • 昨年の秋山博を偲ぶ墓前祭の写真
  • 秋山博の写真