5月定例市長記者会見 大正ロマンのオルガンの音色を楽しもう 八幡山の洋館「オルガンの文化史」

平成22年5月14日

平塚市側の説明

 
大藏市長:

 八幡山の洋館での取り組みでございますが、大正ロマンのオルガンの音色を楽しもう ということで、オルガンの文化史を講演し、お話をしながらオルガンをひいていただくというものです。ご承知の通り、旧横浜ゴム平塚製造所記念館は、八幡山公園に移築復原された明治時代の洋風建造物で ございまして、国の登録有形文化財、建造物の部に指定されてございます。また、愛称「八幡山の洋館」として市民に親しまれているところでございます。
この度、この記念館におきまして八幡山の洋館「オルガンの文化史」を開催いたします。
 演奏で使用されますオルガンは約90年前の大正時代に国内で製造され、近年の修復により再び美しい音色を取り戻しましたオルガンでございます。明治時代の洋風建造物の中で奏でられる大正時代のオルガンの音色を市民の方々にお楽しみいただきたいと思っております。
 主催は平塚市教育委員会です。この6月12日、土曜午後1時30分から開催をいたします。 場所は八幡山の洋館の第1会議室でございます。 申し込み方法等につきましては、往復はがきで5月28日の必着までに 申し込みいただくようになってございます。
 入場料は無料で、 定員は50名。オーバーした場合は抽選をすることになっておりまして、抽選の結果につきましては、6月1日に当選者に発送をいたします。
 講演やオルガンの演奏者ですが、赤井励さんとおっしゃいます。当日は、3部形式になっておりますが、 第1部はわが国のオルガンの導入と製造について講演をいただきます。第2部、第3部が歌とオルガンになりますが、 第2部では外国の歌とオルガン、 第3部では日本の歌とオルガン ということで、お話とオルガンの演奏をいただくことになっております。市民によく親しまれている曲名が、当日は演奏されることになってございます。場所としては駐車場がありませんので、ご来場の節には公共交通機関をご利用いただきたいとPRをしているところでございます。
 ちなみに赤井励さんのプロフィールでございますが、 昭和26年生まれで、日本大学文理学部を卒業なされ、 川口市の市史編纂室編集専門員でございます。また株式会社日本電気文化センターを経て、現在に至っているということでございまして、 主な著書には「オルガンの文化史」等がある方でございます。八幡山の洋館を多くの市民の方々にご利用いただきたい、そして知っていただきたいという思いから八幡山の洋館での今回の取り組みでございます。

質疑内容の要旨


Q記者: オルガンはどこで使われていたのか?

A市長:これは県外から運んでまいります。
A社会教育部長:使用経過については判明していない状況です。90年前、大正10年ごろ製造されたというのは分かっているらしいんですが。今回、お持ちいただく2台については山梨に保管されているということで、そちらから八幡山の洋館にまで持ち運んでいただくことになっております。

Q記者: 赤井さんはどちらにお住まいですか?
A社会教育部長:さいたま市にお住まいと聞いています。

Q記者:保管していた企業などはわかるか?

A社会教育部長:メーカーという意味では、1台が日本楽器、もう1台が山野楽器と確認できています。

Q記者:オルガンの所有者などはどうか?

A社会教育部長: この洋館の企画委員が所有しています。オルガンそのものは山梨県北杜市の店舗に置いてあります。


Q記者:赤井さんが決まった経緯は?

A社会教育部長: 赤井さんは日本リードオルガン協会というのがございまして、1996年に発足したということですが、そこの会長さんをなさっている人です。


Q記者:そこに市が着目してお願いしたということか?

A社会教育部長: この洋館につきましては、移築復元の時からワークショップということで、市民の方を巻き込みまして検討してきた経過がありまして、その有志の方がこの洋館の企画委員会を別途構成してくれていまして、その構成員の中のご提案で、赤井さんにコンタクトがとれたということです。

 

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

記者発表資料

平成22年5月14日
平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 
電話 0463-35-8124

大正ロマンのオルガンの音色を楽しもう
八幡山の洋館「オルガンの文化史」

 
 旧横浜ゴム平塚製造所記念館は、八幡山公園に移築復原された明治時代の洋風建造物で、国の登録有形文化財(建造物)です。
 この度、当記念館において八幡山の洋館「オルガンの文化史」を開催いたします。
 演奏で使用されるオルガンは約90年前の大正時代に国内で製造され、近年の修復により再び美しい音色を取り戻したオルガンです。明治時代の洋風建造物の中で奏でられる大正時代のオルガンの音色をお楽しみください。

主催   平塚市教育委員会

日時   平成22年6月12日(土) 
午後1:30~3:45      

場所   旧横浜ゴム平塚製造所記念館第1会議室(平塚市浅間町1番1号)

申し込み方法 往復はがきに必要事項を記入のうえ、5月28日(金)(必着)までに申し込みをしてください。

申込先   平塚市教育委員会社会教育課
(〒254-8686平塚市豊原町2-21 電話 35-8124)

入場料   無料

定員   50名(抽選)

  • 抽選結果については、6月1日(火)に発送します。


講演・オルガンの演奏    赤井 励さん

第一部 わが国のオルガンの導入と製造について(お話)

第二部 外国の歌とオルガン(お話とオルガン演奏)
曲名:蛍の光、うつくしき我が子、紅いサラファン、春の日の花と輝く

第三部 日本の歌とオルガン(お話とオルガン演奏)
曲名:朧月夜、ふるさと、富士山、鉄道唱歌、椰子の実、仰げば尊し

交通  駐車場はありませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

神奈川中央交通バス:平塚駅北口7乗り場(平88系統を除く)で乗車し、「市役所前」下車すぐ。

 

プロフィール

赤井 励(あかい  れい)さん               
昭和26年生、日本大学文理学部卒業
川口市史編さん室編集専門員
(株)日本電気文化センター(NEC)を経て、現在、日本リードオルガン協会会長、洋楽流入史研究会員、日本オルガン研究会会員など
主な著書:『オルガンの文化史』青弓社、1995年