平塚市庁舎建設に伴う土壌汚染現況調査の結果報告 土壌含有量試験で鉛の基準値超過を確認
平成22年9月29日
平塚市
担当 庁舎建設室 岩﨑
電話 0463-21-9608
平塚市庁舎建設に伴う土壌汚染現況調査の結果報告
土壌含有量試験で鉛の基準値超過を確認
実施主体 平塚市
調査目的 新庁舎の建設にあたり大量の残土が発生するため、建設工事に着手する前に土壌汚染の有無について自主的に調査、確認した。
調査期間 7月1日から9月24日までの86日間
速報値報告日 8月19日
調査場所 平塚市庁舎(平塚市浅間町9番1号)敷地内、4地点
(別図1 調査地点参照)
調査方法 臨時調査。継続的な調査の一部。
採取した土壌及び地下水の分析調査
分析項目 土壌汚染対策法に定める特定物質(25物質)
分析方法 土壌溶出量試験、土壌含有量試験、地下水質調査
検体数
土壌 合計56検体
No.1 17検体(深さ15mまで)
No.2 15検体(深さ13mまで)
No.3 15検体(深さ13mまで)
No.4 9検体(深さ7mまで)
0~5cm、50cmと1m毎に1検体ずつ採取して分析した。
地下水・・・4検体
No.1~No.4:各1検体、合計4検体
調査結果
土壌調査
4地点調査したうち2地点において、土壌含有量試験の結果、鉛の基準値(1kgにつき150mg)超過が確認されました。
(注) 鉛の基準値は土壌汚染対策法にて「土壌1kgにつき鉛150mg以下であること」と規定されている。
No.1(芝生) 深さ1mの地点 1kgにつき170mg
No.4(北側公用車駐車場) 深さ5cmの地点 1kgにつき200mg
深さ50cmの地点 1kgにつき2400mg
深さ1mの地点 1kgにつき210mg
地下水質調査
すべて地下水基準値以下であり、地下水への汚染は認められなかった。
原因 不明
追加調査
調査目的 平塚市庁舎建設に伴う土壌汚染現況調査業務委託において、2地点で基準値を超える鉛が検出されたことを受け、この地点周辺に汚染の広がりがあるのか確認を行った。
調査期間 平成22年9月2日から平成22年10月15日まで
速報値報告日 9月24日
調査場所 平塚市庁舎(平塚市浅間町9番1号)敷地内のうち、当初調査で鉛の基準値超過が認められた2地点の周囲13地点
調査方法 鉛の基準値超過が認められた地点の周囲13地点について、同レベル(深度)で建物部分を除く盛土部分の鉛含有量分析を行った。
検体数は、
A地点(芝生) 8検体(深度1m)
B地点(北側公用車駐車場) 15検体(深度:表層、50cm、1m)
調査結果
調査地点 |
深度 |
含有量試験値 |
---|---|---|
A-1 |
GL-1.0m |
1kgにつき6mg |
A-2 |
GL-1.0m |
1kgにつき100mg |
A-3 |
GL-1.0m |
1kgにつき350mg |
A-4 |
GL-1.0m |
1kgにつき230mg |
A-6 |
GL-1.0m |
1kgにつき3300mg |
A-7 |
GL-1.0m |
1kgにつき88mg |
A-8 |
GL-1.0m |
1kgにつき660mg |
A-9 |
GL-1.0m |
1kgにつき210mg |
B-1 |
表層(GL-0.38m) |
1kgにつき89mg |
|
GL-0.5m |
1kgにつき31mg |
|
GL-1.0m |
1kgにつき51mg |
B-2 |
表層(GL-0.25m) |
1kgにつき89mg |
|
GL-0.5m |
1kgにつき93mg |
|
GL-1.0m |
1kgにつき37mg |
B-4 |
表層(GL-0.20m) |
1kgにつき160mg |
|
GL-0.5m |
1kgにつき330mg |
|
GL-1.0m |
8mg |
B-6 |
表層(GL-0.25m) |
660mg |
|
GL-0.5m |
1500mg |
|
GL-1.0m |
160mg |
B-9 |
表層(GL-0.25m) |
1700mg |
|
GL-0.5m |
1700mg |
|
GL-1.0m |
2800mg |
周辺への影響 飛散のおそれはなく、人体への健康被害はない。
対策
A地点は表層から1mの深さであり地表面が芝生で覆われていること、B地点は地表面がアスファルト舗装されていることから、飛散のおそれがなく、特段の飛散防止対策は必要ない。
環境測定室(西附属庁舎)廃止に伴い、土壌汚染対策法に基づく敷地内全体の土壌汚染状況調査を実施し、汚染の範囲を特定する。
新庁舎建設工事において、土壌汚染対策法に定められた方法で適切に処理する。具体的な処理方法については、市環境保全課の指示を受け対応を検討する。
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