平塚市民病院整備事業基本設計(案)の概要を作成 パブリックコメントでご意見を募集

平成22年11月4日

平塚市
担当 平塚市民病院 改築推進室
電話 0463-32-0015 内線5213
 

平塚市民病院整備事業基本設計(案)の概要を作成
パブリックコメントでご意見を募集

 
 平塚市は、平塚市民病院の新棟建設等(平塚市民病院整備事業)に関する基本設計(案)の概要を作成しました。
 この概要に対する意見募集(パブリックコメント)を行い、その意見を踏まえ、誰もが安心して良質な医療が受けられる建物の基本設計を完成させます。
 基本設計完成後、設計の詳細を決める実施設計へと進みます。
 

平塚市民病院整備事業基本設計(案)の概要
 設計コンセプト
 「患者と医療従事者の双方にとって効率的な医療や快適さを実現し、周辺環境とも調和した療養環境を提供する建築計画」
  
   新棟中央部に屋内の大空間(吹抜け)を設け、動線の分かりやすさと短縮を図り快適さを実現します。また救急医療を効率的に支える重装備ゾーンの集約を行うことで、効率的かつ高度な医療を実現します。
 
 「医療をめぐる環境の変化やニーズの多様化に対しフレキシブルに対応可能で、大地震にも病院機能を維持できる安全性の高い災害医療拠点病院としての建築計画」
  
   高い耐震性を確保するため、免震構造を採用します。免震構造は、大地震時にも、医療機能の継続、内部破損修繕の最小化など、安全であるだけでなく、医療環境の変化に対応するための間仕切り変更など、将来可変性(フレキシビリティ)を確保できます。 
 
 「ライフサイクルコスト低減と環境負荷低減の両立を目指す施設整備」
  
   新棟中央部に屋内の大空間(吹抜け)は、上部トップライトからの自然採光を有効に利用する一方、春秋や夏の夜間の外気温が低い時に外気を取り込む計画としています。
 
 建築概要
 建設場所 平塚市南原1丁目19番1号(現病院敷地)
 
敷地面積:約18330平方メートル
 
延べ床面積:約35385平方メートル(うち、新棟(地上6階、地下1階)約18430平方メートル
 
北棟(地上6階、地下1階)約16160平方メートル他(保育所等)約795平方メートル)
     
新棟高さ:約30m
 
新棟の配置
 敷地北側にある既存北棟を残し、その西側に、南北に長い新棟を建設します。
 

新棟の構造
  新棟は、市民の安心な暮らしを支える拠点として、高度な耐震性、防火性及び災害時に対応できる機能を備えた自立性のある建物とし、地域医療の拠点としての役割と機能を担うため、基礎免震構造とします。
 

新棟のフロア構成概要
 地下階 外来部門、生理検査部門、レストラン、中央材料部門、放射線治療部門

 1階 外来部門、中央待合(医事会計)、救急部門

 2階 外来部門、手術部門

 3階 集中治療室、救急病床、一般病床

 4階 外来化学療法室、透析室、リハビリテーション部門、緩和ケア病床、一般病床

 5階 (小児・周産期センター)新生児集中治療室、分娩室、産科病床、小児科病床

 6階 電気・機械室(水害対策のため最上階に設けます)

 屋上 屋上ヘリコプター離着陸場
 

建て替え手順
 病院の診療機能を維持ながら建設を進めます。仮設救急棟建設や液体酸素タンク移設などの前段工事から始まります。その後、既存棟(管理棟、救急棟、保育所)を解体し、その跡地に新棟を建設します。新棟と既存北棟のみでの稼働後、南棟と仮設救急棟を解体し、その跡地にバスロータリーを整備します。
 
意見の募集                           
 意見募集期間 11月5日(金)から12月4日(土)まで(締切日消印有効)
 

基本設計(案)概要の閲覧
 平塚市民病院、市役所1階市政情報コーナー、各公民館、各図書館などの公共施設
 

意見の送付先
   「意見募集のちらし」(閲覧場所に資料と一緒に置いてあります)、「市長への手紙」などで、郵送、ファクスなどにより、12月4日(土)(締切日消印有効)までに平塚市民病院改築推進室へ送付してください。
 
平塚市民病院 改築推進室
 〒254-0065 平塚市南原1丁目19番1号
 電話番号 0463-32-0015 (内線)5213・5337
 ファクス 0463-31-2847