湘南ゆかりの二作家 髙瀨省三・石橋聖肖展開催

平成22年11月5日

平塚市
担当 美術館 学芸担当 江口
電話 0463-35-2111
 

湘南ゆかりの二作家 髙瀨省三・石橋聖肖展開催

 
 湘南ゆかりの作家・髙瀨(高・瀬の異字体)省三(たかせ・しょうぞう)と石橋聖肖(いしばし・まさのり)の二人展を開催します。
 髙瀨省三(1941-2002)は東京に生まれ、日本画家として活躍しましたが、60歳を前に末期がんの宣告を受け、その後、自身のアトリエに近い大磯の海岸で集めた流木を使った彫刻の制作に残された時間を費やしました。髙瀨の彫刻には、短くとも濃密な時間とともに、大磯のアトリエや海岸など、作家とつながる場所と作品とが密接に結びついています。流木にあいた穴や切断面の形を活かして、淡い彩色をほどこした人物像は、悠久の時間と神聖な気配を漂わせるものです。
 石橋聖肖(1965-)は茅ヶ崎に生まれ、東京芸術大学大学院美術研究科彫金専攻を修了し、現在も同地で制作を続ける彫金作家です。在学中に原田賞を受賞するなど、早くから力量を発揮しています。作品の特徴は対比的な視点と空間の広がりにあるといえます。ふたつの異なる視点・微細に表現される小さなモチーフを見る視点と全体を俯瞰する視点によって空間的な広がりがあらわれ、幻想的な世界に引き込まれていくかのように感じられます。
 本展では、髙瀨省三の最晩年の1年間に制作された彫刻作品、石橋聖肖の東京芸大在学中の作品から最近作までを紹介します。神秘的な雰囲気と親しみやすさとをあわせもつ二人の作品をお楽しみください。
 
主催   平塚市美術館
 
会期   平成22年11月9日(火)~12月23日(木・祝)までの39日間
      毎週月曜日は休館。
 
開館時間 午前9:30~午後5:00(入館は午後4:30まで)
 
場所   平塚市美術館(平塚市西八幡1-3-3)
 
作品数  木彫27点、彫金24点 計51点

その他  観覧料 一般200(140)円、高大生100(70)円
()内は20名以上の団体料金
 
中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
 
各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名は無料
 
65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
 
インターネット割引もご利用ください

資料  展覧会ちらし1部
 

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