5月定例市長記者会見 市の施設等における今夏の節電方針

平成23年5月30日

平塚市側の説明

落合市長:

  国は東日本大震災に伴う東京電力管内における夏場の節電対策を発表いたしました。本市では平成11年度から環境マネジメントシステム、ISO現在はひらつかエコモードと言っておりますが、この取り組みの一環として節電に努めて着実に成果をあげてきたという経過があります。しかし、ここで国が示す目標値である15%の達成を前提として、さらなる上乗せを目指した節電方針を決めました。
  この方針に基づき市民生活への影響、利用者の安全、また、市民サービスの低下を極力招かないような工夫や調整を行いながら節電対策を進めてまいります。
 まず1点目、基本的な取組方針です。
 1つ目として本市施設等の節電目標です。大口需要施設、500kW以上の施設につきましては、節電目標を20%に設定をいたします。対象となる施設は、本庁舎・競輪場・ごみ焼却場・総合公園・馬入ふれあい公園・中央公民館・美術館、この7施設でありまして、市民病院は適用除外になります。その他の施設については、15%の節電目標の達成を目指してまいります。
 続いて節電の取組期間ですが、7月1日から9月30日までです。可能なものは6月から対策の開始をいたします。
 節電の主な具体策です。1つ目は契約電力500kW以上の7施設で節電目標を20%として取り組みます。
主な施設の取組内容につきましては、本庁舎は、空調機の輪番運転によりまして4時間程度の停止時間の設定をいたします。それから競輪場は第2特別観覧席等の閉鎖、200インチ映像装置の放映サービスの停止、ごみ焼却場は焼却炉が3炉ありますけれど、平日1炉を休ませることを計画しております。
 その他の公共施設では節電目標を15%として取り組みます。
 共通の取組事項といたしまして、屋内照明の原則50%の消灯、空調温度28度設定での運転の徹底を掲げて取り組んでまいります。 
 特別対策を講じる施設と取組内容としましては、代表的なものは地区公民館25館では、平日午後の輪番休館。これは窓口センターがある場合は一部除きます。地区図書館3館、平日午後、週3日間の輪番休館。勤労会館、青少年会館、教育会館、中央図書館、博物館では、開館時間の短縮や部屋の利用抑制を実施していく予定でございます。
 そして、イベントでの節電要請。本市が主催または共催するもの及び関係団体、外郭団体が実施するイベント等につきましては節電への協力をお願いしていきます。
 節電対策の推進体制ですが、市長を本部長とする危機管理対策本部に節電対策連絡会議を設置、これはもう設置済みですが、これを設置して推進していきます。各課の課長を節電対策推進委員に任命をいたしまして、各施設等の節電対策を徹底して進めてまいります。
 それから、市民の皆さまへの周知と啓発ですが、家庭での積極的な節電の促進に向け、東京電力平塚支社と連携しながら、「広報ひらつか」等によりまして家庭での節電方法等の周知を図ってまいりたいと考えております。 
 

質疑内容の要旨

Q記者:思い切ってしたのはどれか?
A市長:思いきって、て。特徴的なというか、まず前段で一番最初にお話ししましたようにISOで、環境マネジメントシステムの中で、いろいろな省エネ、節電も含めて省エネ等をずっと行ってきました。そういうものの取り組みが平塚市の行政の中では進んで来ている、と。なおかつ相対的にですね、もう1回見直す中で、今回15%を20%までにもっていこうと考えたので、申し訳ありませんが、これがすごく目玉だよというのは、今回はお示しできないというような形ですけれども、着実にしっかりとこの節電対策には取り組みたいという方向付けというか、政策的な定義です。

Q記者:補正予算の中で太陽光の設置とあるが、これは節電と切り離しているのか?
A市長:それはまた別個ですね。
A企画部長:特別に節電と結びつけて太陽光発電を位置付けた、補正を付けたわけではございませんけれども、いろんな意味で、防災的なお話、環境的なお話、それから神奈川県の政策研究などいろんな面を含めまして、節電も当然その中に入っておりますけれども、いろんな面を含めまして補正をさせていただいたので、特別に節電に特化して補正をしたというわけではない。


Q記者:節電のために太陽光発電をするということはないのか?
A市長:それは、当然、節電という市民の方が節電をしていただく結果として結び付くこともございますけれども、特に節電だけとして結びつけた補正をしたというわけではないということです。

Q記者:図書館は何曜日にどこを休むというのは決まっているのか?
A市長:中央図書館以外に3館ございますので、そこが水、木、金、順番に休んでいく。午後ですか。


Q記者:この図書館が何曜日といのうは?
A企画部長:それはまだ。それぞれの施設担当で決めていくことにしておりますので。


Q記者:図書館は夏休みに子どもが使うのでは?
A企画部長:そういうお話は当然あります。夏休みですから、子どもさんが利用をするときに困るね、と。中央図書館を含めまして4館、地域密着の図書館がありますので、輪番で休めば4館のうち3館は開館をしていますので、ぜひご協力をいただきたい、という考え方で、節電対策の一環として取り入れさせていただいています。

Q記者:競輪場の第2特別観覧席は何人くらい入るのか?
A事業課長:500人です。


Q記者:ごみ焼却場は土日するのか?
A企画部長:土日は3炉運転です。


Q記者:平日は2炉か?
A企画部長:そういうことです。

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

 

記者発表資料

平塚市
担当 行財政改革推進課 行財政改革推進担当
電話 0463-21-9604 

市の施設等における今夏の節電方針


 東日本大震災に伴う東京電力管内における夏場の電力不足への対策として、本市においても国が示す目標値である15%の達成を前提として、さらなる上乗せを目指した節電方針を決めました。
 この方針に基づき市民生活への影響、利用者の安全、また、市民サービスの低下を極力招かないよう工夫や調整を行いながら節電対策を進めます。
 

基本的な取組方針

本市施設等の節電目標

  • 大口需要施設(契約電力500キロワット以上の施設)については、節電目標を20%に設定。(庁舎・競輪場・ごみ焼却場・総合公園・馬入ふれあい公園・中央公民館・美術館の7施設)(市民病院は適用除外になります。)
  • その他の施設については、15%の節電目標の達成。

節電取組期間

7月1日から9月30日までとします。(可能なものは6月から対策開始。)
 

節電の主な具体策

契約電力500キロワット以上の7施設で節電目標を20%として取り組みます。
 

主な施設の取組内容

  • 本庁舎 空調機の輪番運転により4時間程度の停止時間の設定
  • 競輪場 第2特別観覧席等の閉鎖、200インチ映像装置の放映サービスの停止
  • ごみ焼却場 焼却炉3炉の内、平日2炉のみの運転

その他の公共施設では節電目標を15%として取り組みます。

  • 屋内照明の原則50%の消灯、空調温度28度設定での運転の徹底

特別対策を実施する施設と取組内容

  • 地区公民館(25館)・・・平日午後の輪番休館(窓口センター部除く)
  • 地区図書館(3館)・・・平日午後(週3日間)の輪番休館
  • 勤労会館、青少年会館、教育会館、中央図書館、博物館では、開館時間の短縮や部屋の利用抑制を実施。

イベントでの節電要請

 本市が主催(共催を含む)及び関係団体、外郭団体が実施するイベント等について節電への協力を依頼します。

節電対策の推進体制

  • 市長を本部長とする危機管理対策本部に節電対策連絡会議を設置(済)して推進。
  • 各課の課長を節電対策推進委員に任命して、各施設等の節電対策を徹底。

市民への周知と啓発

  家庭での積極的な節電の促進に向け、東京電力平塚支社と連携しながら、「広報ひらつか」等により家庭での節電方法等の周知を図ります。