8月定例市長記者会見 地震発生時庁舎内職員初期行動訓練を実施

平成23年8月18日

平塚市側の説明

落合克宏市長:
  続きまして、3点目の地震発生時における庁舎内の職員初期行動訓練を実施についてご説明いたします。
   平塚市では、3月11日の東日本大震災発生時の職員の行動を踏まえまして、来庁者の避難誘導のあり方を検証するため、緊急地震速報の訓練放送を活用した地震発生時の初期行動訓練を実施いたします。
   実施日時につきましては、8月24日水曜日の午後5時3分から、対象施設は本庁舎、新館、豊原分庁舎でございます。想定は、震度6弱で身動きが取れない揺れに襲われ、建物に一部危険箇所が生じるという想定で行います。訓練参加者につきましては、対象施設に職場があります課の職員約600名で、その中で、窓口業務等来庁者に対応している職員は除かせていただきます。訓練の概要につきましては、後ほど発表文を見ていただきたいと思いますが、緊急地震速報の放送から、庁舎外へ避難をするまでの初期行動訓練について実施をさせていただきます。具体的な内容につきましては、後ほど資料の確認をいただきたいと思います。以上で私からの説明を終わります。
 

質疑内容の要旨

Q記者:これまでにこういう訓練はやっていたのか?
A市長: 緊急時の対応訓練とか、消防設備の取り扱い訓練など部分的なものはやってきたんですが、今回は緊急地震速報との連動、職員がまず最初にどう動くかという訓練でありますので、今回の形では、これが初めてです。

Q記者:それは具体的にはどういうことをするのか?

A市長:緊急地震速報は、庁舎の放送の設備が震度5強以上の揺れが想定されるときに、自動的に流れるという仕組みになっていますので、それが流れたときに、どういう対応をするかという訓練です。ですから、強制的にこの緊急地震速報を流して、庁舎の中で、来庁者の方が来られていますので、来庁者の安全確保が最重点だと思います。また、それをしながら、職員自身がどういうふうに、身を守るかという流れを検証しようという訓練であります。


Q記者:マニュアルはあるか?
A市長: 実は3月11日のときも来庁者の対応に努めてはいたんですが、一部来庁者への避難誘導が、行われなかった、十分できなかったという部分がありますので、是非もう1回地震発生時に職員の初動体制を見直そうという点が大きいですね、それで今回実施をしようということです。

その他の質問

Q記者:津波避難ビルの公募の進ちょく状況は ?
A市長: 実は、先日ですね、前回の記者会見のときにもお話をさせていただきましたが、一部ご指摘をいただきまして公募も並行してやっていくということで、進めております。そのあと7月28日の記者会見以降についてはですね、持ち主の方から7件ほどの問い合わせがありましたので、すぐに職員が訪問させていただいて、お話を進めさせていただいているという状況です。それで、今現在、職員が400棟という建物を(対象として)指定いたしましたので、そちらに出向いてですね、地元の自治会と一緒に対応しているというところでございます。現在まだ、調印まで至ったものはありませんけれども、着実に進めているという状況でございます。

Q記者:調印の部分はその都度順次やっていくのか?

A市長:はい、お話が決まった、例えば、逃げる場所ですとか、どういう形で協力できるとか内容が決まった時点で、前にひな形をお示ししましたけれども、そういう内容が合意をした時点で、平塚市と自治会、町内会とビルの持ち主の方と調印をさせていただくという形になります。

 

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

 

記者発表資料

平成23年8月18日
平塚市
担当 財産管理課 施設保全担当 相原
電話0463-21-8763
 

地震発生時庁舎内職員初期行動訓練を実施


 平塚市では、3月11日の東日本大震災発生時の職員の行動をふまえ、来庁者の避難誘導のあり方等を検証するため、緊急地震速報の訓練放送を活用した地震発生時の初期行動訓練を実施します。

日時  8月24日(水)午後5時03分~5時15分

対象施設(避難場所)
  本庁舎(芝生部分に避難)
新館 (新館前駐車スペースに避難)
豊原分庁舎 (豊原分庁舎前駐車スペースに避難)

想定  震度6弱で身動きが取れない揺れ。建物に一部危険個所が生じた想定。

訓練参加者  本庁舎、新館、豊原分庁舎に職場がある課の職員。
ただし、窓口業務等来庁者に対応している職員は除く。
合計 約600名

訓練概要
緊急地震速報の放送から、庁舎外へ避難するまでの初期行動訓練を実施します。
また、本庁舎では、救急隊と連携した救急通報・AEDによる救護訓練も併せて
実施します。
17時3分 庁内放送による緊急地震速報の訓練放送
       ~(15秒間) 地震直前の初期行動
17時3分 身動きが取れない程の揺れを想定
       ~(1分間) 揺れている最中、来庁者への呼びかけ・身の安全のための防御姿勢
17時4分 揺れが収まってから避難誘導
       ~ 避難者、負傷者の確認
(本庁舎は救急通報・AEDによる救護訓練も併せて実施します)
17時15分 訓練終了

その他
通常業務を行っている中での訓練です。窓口来庁者の方は訓練に参加しません が、職員の中から来庁者役を設定し訓練を行います。
訓練中、緊急地震速報の訓練放送をはじめ、揺れの状況を庁内放送で周知しますので、訓練の実施にあたっては、開始前に放送により十分な周知を行います。