4月定例市長記者会見・馬入ふれあい公園・天然芝サッカー場」が完成 2002FIFAワールドカップ記念事業助成金を活用
平成18年4月27日
平塚市側の説明
大蔵律子市長:
おはようございます。2002FIFAワールドカップ記念事業助成金を活用しました馬入ふれあい公園天然芝サッカー公園が完成しましたので、ご説明します。場所につきましては、ここ が(図面に向かって)相模川が流れているところですが、この河川敷の2面です。現在オープンしています人工芝はこちらです。
馬入ふれあい公園のサッカー場のうち、整備を行っておりました天然芝サッカーグラウンド2面が3月、完成しました。5月1日から利用抽選申し込みを受け付けます。今後、6月末まで芝の養生期間を経て、7月1日から供用開始を予定しております。
平成17年11月からすでに供用を開始しております人工芝サッカーグラウンド1面と合わせまして、財団法人日本サッカー協会の2002FIFA、国際サッカー協会、ワールドカップ記念事業推進委員会による「サッカーを中心としたモデル的スポーツ環境整備助成」の助成金を活用して整備してきたものでございます。
今後は、サッカーを中心としたスポーツクラブの活動拠点として様々なイベントによります地域交流の活性化を図り、サッカーを核とした生涯スポーツの振興を図ってまいります。
総工費でございますが、2億9517万9570円でございました。このうち3分の2相当分がFIFAワールドカップ記念事業の助成金でございます。利用方法ですが、予約申し込みは平塚市公共施設情報システムから受け付けをし、抽選によって貸し出しをいたします。供用を開始する7月1日には竣工記念式典を予定しております。施設概要等につきましては、裏面に記載をしてございますので、ご覧いただきたいと思います。
質疑内容の要旨
Q記者:写真を見ると、まだ芝が薄いようだが、いつごろ生えそろうのか?
A市長:種をまいて、発芽してまだ日が浅いということで、おっしゃるとおり、青々とした雰囲気にはまだなっておりません。
Q記者:青々とするのはいつごろか?
A都市整備部長:6月の上旬ごろ、だいたい芝が生えそろうのではないか。まだオーバーシートをはずしたばかりですので、いまは本当にやっと青みを帯びてきたかな、ぐらいです。
Q記者:北側のグラウンドはまだ生えていないが?
A都市整備部長:全体には同時にまいていませんので。順番に整地できている方から、南側からまいていますので、そういう意味では南側のほうが早いかもしれません。
Q記者:記念試合などはするのか?
A都市整備部長:7月1日は式典をするわけですが、記念試合は今、予定をしています。ただプロがリーグ戦にいま入っていますので、1日にできるかどうかは別です。まだ、日テレ・ベレーザ、女子(サッカー)ですけれども、今、交渉はしていますが、これもリーグに入っていまして、日程的にはやることはやるんですが、間合いをみてやる、ということで、1日にするかどうかは交渉中です。考え方によっては、子どもさん主体の記念試合といいましょうか、交流戦というものになる可能性もあります。
Q記者:子どもさんとは小学生か?
A都市整備部長:はい。
Q記者:何チームか呼んで試合を、ということか?
A都市整備部長:はい。
Q記者:2チームか?
A都市整備部長:複数です。これは今、(平塚市サッカー)協会とも相談していますので、人工芝と天然芝、堤内、堤外を使った考え方をしています。
Q記者:アマチュアが対象か?
A市長:グラウンドは市民もプロも共用します。
Q記者:サッカー人口はどれぐらいいるのか?
A市長:サッカーはプロチームがあり、そのプロチームが中学校や小学校への指導にも出かけていってくださるということもありまして、かなり小、中を含め市民アマチュアのグループ等も会社を中心にやったりして、結構サッカーの人口は多いまちだと思っています。これまでそういうふうに振興をしてまいりました。
A都市整備部長:、(平塚市サッカー)協会所属分で約3000です。
Q記者:3000とは?
A都市整備部長:3000人です。
Q記者:年齢は?
A都市整備部長:小、中、高、一般です。
Q記者:それはどういう人か?
A都市整備部長:平塚市サッカー協会に所属しているメンバーです。
Q記者:ベルマーレのグラウンドが使えず、馬入で練習するという話だが?
A都市整備部長:優先的に使うようにはなろうと思います。ただあくまでも公共施設でございますので、考え方としては市民と共用ということになります。ただその中でも優先的に使う、と。月に1回は、私ども優先的に市民枠を設けておりますので、月1回は間違いなく申し込んでいただければ、抽選の中で当たれば使えるということです。市民枠が完全に設けています。
Q記者:公式戦をする予定は?
A都市整備部長:今のところ、ございません。
Q記者:観客席がないが?
A都市整備部長:土手がすべて観客席でございます。堤がすべて観客席です。
Q記者:土手からは道路分ぐらい離れているが?
A市長:公式戦はちゃんとしたグラウンドを持っていますので。
Q記者:ベルマーレのクラブ室などは市としてどうか?
A市長:湘南ベルマーレは株式会社ですので、自治体、行政としてサポートできるところと、自治体が介入できない分野とおのずとございます。今おっしゃったグラウンドをご使用いただくとか、その他いろいろ行政でできることは先方の要望等も聞きながら、努力を重ねており、今後も続けていくわけでございますが、クラブハウスは言ってみれば本社機能も兼ね備えたものとなりましょうから、行政がお膳立てすることはできないと考えております。ただ、場所その他、行政が情報を得ているようなことの提供はこれからもし続けてまいります。
Q記者:そばに競輪場の所有地があったのではないか?
A市長:公営事業所の所有地では当然、ございません。国から河川敷を、駐車場、青少年の広場として占用許可を得ているものでございますから、そこを民間の株式会社にお貸しして建物を建てていいよ、ということにはならない。河川敷ということでおのずと制約があるのではないでしょうか。
Q記者:人工芝サッカー場の横の広場は市有地ですか?
A都市整備部長:そうです。市有地です。
Q記者:市有地を貸すことはできないのか?
A市長:都市公園法という法によって制約をされているものは貸してということはできません。
A小川助役:あそこは開設告示がすでになされている、いわゆる公園なんですね。そこを即そのまま貸し与えてそこに建物を建てていいよという話は、難しい。例えば、広い馬入の公園ですから、都市計画の変更といいますか、そういったことは将来的には考えられないこともない。ただつい最近やったばかりですから、公園の変更は。都市計画とは何なんだというそういう議論も出てきてしまうので、やっぱりちょっと難しい。
Q記者:近くには土地がないですよね?
A市長:ちょうど隣接するところに空き地があって、そこでベルマーレさんのほうも触手を動かしたのですけれども、その時には既に開発業者が入っていまして、宅地分譲で、そういう造成がなされてました。あそこは、前にああいう公園ができましたので、住宅地としては非常にいい土地になってしまいましたので、そこが家になった。現在は、ベルマーレさんのお話ですと、私どももいろいろこう考えてはいるのですが、一時的には事務所を借りて本社機能をそこに置こうか、と。そして、選手のもろもろのことは若干、公園内で手当ができないか、というお話もあり、そんなところでいろいろ検討しています。今までの大神のように一つの敷地の中ですべてがピシャッと収まってしまうという訳には馬入ではいかないというのが実情だと思います。
その他の質問(ホテル耐震偽装問題)
Q記者:その後の耐震強度の工事のめどはどうなったのか?
A小川助役:まだ工事のめどはついていないのですが、前回、評定を受けるところが決定したという話をさせていただいたが、つい最近、評定委員会が開かれました。第1回目の評定委員会ということで、今回は耐震補強の考え方等を委員会に、改修設計者と事業者と市の職員も行きまして、そこで説明したという状況です。まだ結論が出たということではなくて、その中では耐震補強工事の案のある程度の概略などを示して終わった。第2回目が5月中に予定されている。そこのところで、早ければ結論が出てくる可能性はあります。ただ、耐震補強でいけるであろうという方向性は出ています。
Q記者:ホテル事業者から聞くと、平塚市がガイドラインなどの判断を行政側がしないので工事が遅れていると聞くが?
A市長:そういうふうに私どもはとらえていない。事業者とは常に建築事業者も連絡を取り合っていますし、まず設計をしてくれる、耐震診断をしてくれるところがなかなか見つからなかったというのが実態だと思います。ここできちっと改修設計と評定をしてくれるところがはっきりしまして、その中で部会も開かれて いますし、委員会も開かれたということで、これから前に進みます。いろいろそういう設計を請け負っているところの話ですと、平塚市のものを受けていて、「やってほしい」という要望がほかにもかなりきているそうです。ただ平塚市を最優先していくというような内容をいただいています。第1回目の委員会の中でも、早急にやりたいということで委員会の審査も早くしてほしい、という訴えはしてきました。
Q記者:5月中にめどがついても工事は6月ですよね。工事は最低でも3カ月か?
A小川助役:どこまで何カ月かかるかというのは私も十分承知していませんが、七夕期間とかにかかってしまうのは現状では間違いないです。あるいは七夕前に手をつけないで、手をつけてしまうとかえっておかしな状況になりますので、(七夕の)その後に工事をするということも考えられます。もちろんその場合には、そこのところがいろんな露天商などが中に入りこんでしまうということになるのも困りますので、その辺は仮囲いなどできちっと景観を乱さないように、お客様に悪い印象を与えないような仮囲いなどをしなきゃいけないというような話もこの前、してきました、そうなった場合ですが。
定例市長記者会見における質疑内容を広報課報道担当でとりまとめて掲載しています。
記者発表資料
平成18年4月27日
平塚市
担当 馬入ふれあい公園管理事務所管理担当 石田
電話 0463-25-0011
「馬入ふれあい公園・天然芝サッカー場」が完成
2002FIFAワールドカップ記念事業助成金を活用
馬入ふれあい公園(平塚市中堂)のサッカー場のうち、整備を行なっていた天然芝サッカーグラウンド2面が3月、完成し、5月1日から利用抽選申し込みを受け付けます。今後、6月末までの養生期間を経て、7月1日から供用開始を予定しております。
平成17年11月からすでに供用を開始している人工芝サッカーグラウンド1面とあわせて、財団法人日本サッカー協会の2002FIFA(国際サッカー協会)ワールドカップ記念事業推進委員会による「サッカーを中心としたモデル的スポーツ環境整備助成」の助成金を活用し整備してきました。
今後は、馬入地区のサッカー拠点化を目指し、サッカーを中心としたスポーツクラブの活動拠点として様々なイベントによる地域交流の活性化を図り、サッカーを核とした生涯スポーツの振興を図っていきます。
経過
平成17年 3月 平成17年度記念事業助成金の交付決定
平成17年 5月 着工
平成17年10月 人工芝サッカーグラウンド完成 (11月1日供用開始)
平成18年 3月 天然芝サッカーグラウンド完成 (7月1日供用開始)
総工費 295,179,570円
人工芝サッカーグラウンドを含め天然芝グラウンド、シャワー室、サッカーゴールなどの整備費等。この3分の2にあたる196,786,000円が助成されます。
利用方法
人工芝サッカーグラウンドと同様に、予約申し込みは平塚市公共施設情報システムから受付け、抽選により貸し出します。
7月分の利用抽選申し込み受付けは、5月1日より開始いたします。
供用を開始する7月1日に竣工記念式典を予定しております。
施設概要
【人工芝グラウンド】(平成17年11月1日供用開始)
- フィールド寸法 117メートル×80メートル(ピッチ105メートル×68メートル)
- 芝 財団法人日本サッカー協会公認ミズノロングパイル人工芝「グラングラスF」
- 照明塔 8基(照度300ルクス)
【天然芝グラウンド】(平成18年7月1日供用開始予定)
- ピッチ 105メートル×68メートルが2面とサブグラウンド(約4,000平米)
- 芝 ティフトン芝
- 散水栓 103基
【シャワー室】(平成18年4月1日供用開始)
- 規模 鉄筋コンクリート造 50平米
- 内容 更衣室、シャワー 20ブースが2チーム分
【倉庫】(平成18年4月1日供用開始)
規模 鉄骨造 15.12平米
【サッカー場管理棟】
規模 鉄骨造2階 1階275平米 2階74平米
内容
1階 ロッカー室(ミーティング室)が2チーム分、シャワー室7ブースが2チーム分、トイレ、多目的トイレ、事務室、医務室、放送室
2階 多目的室