7月定例市長記者会見・子ども読書活動推進モデル地区(4地区)を創設―家庭・地域・学校等の連携による 楽しい本との出会いを―

平成18年7月27日

平塚市側の説明

 

大蔵律子市長:

 

 皆さん、おはようございます。

 昨日の市民病院のこと(市民病院の医事システムの故障と市民病院の医事システムの復旧)につきまして、一言申し上げさせていただきます。患者様をはじめ市民の皆様方に大変ご迷惑をおかけしました。お詫びしますとともに、今後、このようなことがないように、努力してまいりたいと思います。

 では、1つ目の「子ども読書活動推進モデル地区を創設」についてご説明します。趣旨でございますが、家庭、地域、学校等が連携協力して子どもの読書活動を推進する環境づくりの一環として、地区において先導的な取り組みを行うため、子どもの読書活動推進モデル地区を創設いたしました。

 モデル地区は、小学校を拠点といたします、港小学校、花水小学校、神田小学校、山下小学校の計4地区です。地区の範囲は、地域の子ども読書活動の実情に応じて定めます。指定期間は原則1年間。

 この4校は全て、学校図書館活用支援事業として、司書教諭を補佐する学校司書を配置し、主に学校図書館で子どもたちの読書活動を充実させる研究モデル校となっています。この学校図書館での支援事業と今回のモデル地区創設事業とを連携させることによりまして、総合的で効率的な子ども読書活動を展開していきたいというものでございます。

 推進協議会の設置でございますが、モデル地区の子どもの読書活動を有機的・総合的に推進するため、自治会、福祉団体、小・中学校、高等学校、幼稚園・保育園、図書館、公民館などからなります子ども読書活動推進協議会を設置し、事業の効果的な推進を図ります。

 総事業費は24万円でございます。

 主な活動ですが、港地区は図書館集会を、花水地区は図書館使いこなしツアーを、神田地区は夏休み子ども読み語り講座を、また山下地区ではウインターブックフェアを実施することと準備をしています。その他の事業につきましては、裏面に一覧を添付してございますのでご参照いただきたいと思います。裏面に掲げてありますような主な事業の実施の時期になりましたら、皆様にご紹介を申し上げることとしております。

 

 

質疑内容の要旨

 

 

Q記者:実際に読み方などを教えたりしないと、読書は進まない、と聞くが?
A市長:これまでも学校で読み聞かせボランティアという方々が各校にたくさん、地域の方々がおりまして、そういう方々が核になりながら今回のモデル地区の協議会は成り立っていくわけでございますが、幼稚園、保育園、小学校、中学校にボランティアさんが読み聞かせに出かけていくということが1つ。それから図書館がやっているブックトークというのがございますが、それにもボランティアがかかわりながら地域に出向いて、本を読んで聞かせるとか、読み方を教えるというようなことをしてきています。もう1つ、ブックスタートというのは、親がどう読みきかせたらいいか、というのを、図書館を中心に、やはりボランティアがかかわりながら、地域に出向いてやっている事業がございます。

  

※定例市長記者会見における質疑内容を広報課報道担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平成18年7月27日

平塚市

担当 社会教育課社会教育担当

電話 0463-35-8123

 

子ども読書活動推進モデル地区(4地区)を創設
家庭・地域・学校等の連携による 楽しい本との出会いを

 

趣旨
 家庭・地域・学校等が連携協力して子どもの読書活動を推進する環境づくりの一環として、地区において先導的な取組を試行するため、子どもの読書活動推進モデル地区を創設しました。平成17年3月に策定した平塚市子ども読書活動推進計画に位置づけられた事業です。

 

モデル地区
 モデル地区は、小学校を拠点とする、港小学校、花水小学校、神田小学校、山下小学校の計4地区です。地区の範囲は、地域の子ども読書活動の実情に応じて定めます。指定期間は原則1年間。
 この4校は全て、学校図書館活用支援事業として、司書教諭を補佐する学校司書を配置し、主に学校図書館で子どもたちの読書活動を充実させる研究モデル校となっています。両事業の連携によって、総合的で効率的な子ども読書活動を展開していきます。

 

推進協議会の設置
 モデル地区の子どもの読書活動を有機的・総合的に推進するため、自治会、福祉団体、小・中学校、高校、幼稚園・保育園、図書館、公民館などからなる子ども読書活動推進協議会を設置し、事業の効果的な推進を図ります。

 

総事業費  24万円(委託料 6万円×4地区)

 

主な事業

図書館集会(港地区)
 11月27日(月)~12月8日(金)の2週間、港小学校では休み時間等を利用して、図書館集会を実施します。協議会員が学校に出向きお話し会やおすすめ本の紹介を毎日実施し、図書委員の児童が中心となる読書郵便等を実施します。読書郵便とは、自分が読んでおもしろかった本の感想をはがきに絵と文でまとめ、友達に紹介するというものです。この集会をきっかけにして、読書に親しむ児童が増えてくれることを願っています。


図書館使いこなしツアー(花水地区)
 秋休みを利用して、身近な南図書館や学校図書館の活用方法、調べ学習などの進め方を司書の方に館内を案内していただきながら、ケースごとにポイントを伝授していただきます。子ども達がすすんで本を手にとる環境づくりを目指しています。

夏休み子ども読み語り講座(神田地区)
 夏休みを利用して、8月22日(火)に子ども読み語り講座を実施します。北図書館の司書の方を講師に向かえ、読む時の姿勢や本の見せ方などの基本から、顔の表情や発声、抑揚などの本格的なテクニックも紹介します。講座終了時には修了証書を授与し、11月には近隣の福祉施設への読み語りボランティア体験を行う予定です。

ウインターブックフェア(地域)
 1月に開催するウインターブックフェアとは、山下小学校の先生方や協議会員が協力して、子ども達に本の世界の楽しさを伝え、読書の関心を広げようと考え、子ども達のリクエストから生まれたものです。読み語りや本の紹介だけでなく、ビデオを利用した「アフレコに挑戦」や、「絵本作家になろう」など趣向を凝らした内容を準備しています。

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