7月定例市長記者会見・湘南ベルマーレに対する支援策

平成18年7月27日

平塚市側の説明

 

大蔵律子市長:

 

 湘南ベルマーレに対する支援策についてです。

 本市をホームタウンといたします湘南ベルマーレに対しまして、本市の支援策を決めました。その1つは、施設の一部利用を許可するというものです。添付してございます施設の配置図をご覧いただきたいと思います。1つは、ひらつかアリーナ1階にあります選手控室の3を筋力トレーニングルームとして使用を許可したい。次は、裏面にありますサッカー場管理棟の配置図をご覧いただきたいと思いますが、南側1階の更衣室を更衣室と医務室として、また同じサッカー場管理棟の2階多目的室を選手ロッカー室として使用を認めたいとするものでございます。

 2つ目は、馬入ふれあい公園内に多目的棟を建設する件でございます。これも、平成17年度に「サッカーを中心としたモデル的スポーツ環境整備助成」を受けまして、天然芝サッカーグラウンドを2面、人口芝サッカーグラウンド1面の整備が完了しました。そして、天然芝の養生期間も終え、平成18年7月1日に供用を開始いたしました。ところが、サッカーグラウンドが1面から3面に増加したわけでございます。また1面は通年利用で夜間照明つき人工芝グラウンドとなりました。今後、施設の利用者や利用頻度の増が見込まれることがあります。湘南ベルマーレの大神からの移転に伴いまして、緊急対応としての諸室が必要になってくるというこれらのことなどから多目的棟をサッカー場管理棟西側に整備したいと考えております。

 

質疑内容の要旨

 

 

Q記者:現在の施設はアリーナの中にあるのか?
A市長:一番最後についている多目的アリーナ平面図をご覧いただくと、黒枠で囲っている部分がそうです。

 

Q記者:多目的棟は新しく建てるのか?
A市長:はい。

 

Q記者:アリーナと管理棟は貸して、それとは別に多目的棟は建てるということか?
A市長:そうです。

 

Q記者:それはベルマーレのためなのか?
A都市整備部長:サッカー関連施設の利用頻度が大変高くなっています。1面から3面になったということで、実は7月1日にオープンしたわけですが、オープンしてみて非常に利用頻度が高いということと、それから1面が通年利用で夜間照明つき人工芝グラウンドというつくりになっております。これらを含めて施設の利用頻度が、これから先も見込まれるということとですね、今回の湘南ベルマーレが大神から急きょ移転してきまして、私どもに施設を、先ほどお話しました3つの居室を要望されてきました。これで足りるかどうかということもあるんですが、とりあえずこれは充足させていただきました、要望としては。

 

Q記者:3つというのは筋トレ室などのことか?
A都市整備部長:そういうことです。で、これは既存の建物です。これを利用して要望があった部分を充足させます。

 

Q記者:ベルマーレから要望があったということか?
A都市整備部長:はい。それ以外にベルマーレさんが自助努力で外に用地を確保された、と。で、これから建設に入る、ということの中で、緊急的に何か足らないよ、という話があったときに、私どもが対応できるようなものも含めまして、西側に多目的棟を建てたいという考え方でございます。これは新設でございます。

 

Q記者:緊急的に足りないもので考えられるものは何か?
A都市整備部長:一番現状で考えられるのは、倉庫です。サッカーは非常に用具が多いものですから、大会ごとに運搬ができないという事情もございます。これはベルマーレさんに限らずです。県のサッカー協会、市のサッカー協会含めてです。利用団体という解釈をしています。

 

Q記者:ベルマーレが計画している概要を説明してもらえますか?
A都市整備部長:今、建築確認が回っているようにきいていますが。アバウトなんですが、中堂に企業の用地がございます。ここをお借りして・・・。

 

Q記者:借りる訳なのか?買うのではなくて?
A都市整備部長:2年間の借用と聞いています。ここのご好意によりまして、この土地にベルマーレさんが諸施設を建てると聞いています。広さが189坪ございます。ここに、概要で申し訳ないんですが、トップが使う倉庫・・・。

 

Q記者:トップというのはベルマーレの役員ということか?
A都市整備部長:いや、トップの選手です。今のJ2で活躍されている選手で、この用具倉庫をつくることです。それから、もう1つ新設は、本社機能を持つ事務棟を建てる、と。それから、実はここに既設の建物もございまして、この既設も利用する、と。これは休憩室だとか、監督、コーチの事務室等の用途にすると聞いております。それから、この地域内に建てるのは食堂、ロッカールーム、ミーティングルームも建てます。

 

Q記者:食堂、ロッカールーム、ミーティングルームは別々に建てるのか?1棟か?
A都市整備部長:まず倉庫を1棟建てます。

 

Q記者:倉庫の広さはどれくらいか?
A都市整備部長:66平米です。延べ床です。
Aみどり公園課長:それから別棟で事務棟を建てます。349.88平米、約350平米です。

 

Q記者:3つ目が食堂か?
Aみどり公園課長:いえ、今の事務棟2階が食堂になっています。

 

Q記者:ロッカールーム、ミーティングルームも事務棟に入るのか?
Aみどり公園課長:1階が174平米ですけれど、1階部分の用途なんですけれど、食堂があって応接室2つ、事務所がございます。

 

Q記者:事務所は本社機能の事務所か?
Aみどり公園課長:そのとおりです。2階につきましてはミーティングルーム、また食堂が小規模なものがございます。あとロッカー室、そしてまた事務室がある。要するに上と下に事務室と食堂があるという機能です。

 

Q記者:新築は2棟ということか?
Aみどり公園課長:そうです。事務所兼食堂及びミーティング室が1つと、倉庫が1つになります。

 

Q記者:事務棟は総床面積いくつか?
Aみどり公園課長:先ほど言いました349.88平米です。全部足してです。約105坪です。

 

Q記者:既設の建物はどれくらいか?
Aみどり公園課長:既設の建物は延べで216平米ございます。

 

Q記者:これは2階建てか?
Aみどり公園課長:そうです。用途は1階は、洗濯機を置く、選手が汚れたものを処理するところです。2階は休憩所および監督及びコーチの事務室及び控え室となっています。あとは洗面所などがございます。

 

Q記者:建設主体は市なのか?
A市長:いえ、違います。建築申請が出ているので、説明しただけです。

 

Q記者:ベルマーレが専用に使うのか?
Aみどり公園課長:これはベルマーレさんが独自にお使いになるものですから。

 

Q記者:公園法との関係はどうなのか?
Aみどり公園課長:これは公園の道路はずれにありますので、公園の中ではございません。民地です。

 

Q記者:ベルマーレは今のところをいつまでに立ち退くのか?
Aみどり公園課長:9月末と聞いています。

 

Q記者:今所有しているのはどこの大学か?
Aみどり公園課長:松陰大学です。

 

Q記者:元々は建設会社が持っていたものを、大学に売って今まで貸していたということか?
A市長:そうです。

 

Q記者:建設費はどれぐらいか?
A市長:それは株式会社ベルマーレのことですから、私どもでは分かりません。

 

Q記者:利用者が増えたというが、それはどれくらいの数が?
A馬入ふれあい公園管理事務所長:天然芝だった平成17年4月時点で2,571人。人工芝になった18年度4月時点で5,574人です。

 

Q記者:それは1カ月分か?
A馬入ふれあい公園管理事務所長:4月分だけです
A市長:ここでもっと利用者が増えると申しましたのは、人工芝に張り替えたことのほかに、あと2面、堤外地に天然芝ができましたから、7月1日から利用ができるようになってますので、さらに利用者が増えるという意味で申し上げました。

 

Q記者:新設するのは河川敷ですか?
Aみどり公園課長:川の外です、天然芝のほうではなくて。こちらからいう、内側です。

 

Q記者:アリーナのほうですね?
Aみどり公園課長:そうです。今はサッカーの管理棟のそばを考えています。

 

Q記者:サッカー場管理棟とアリーナは隣接してあるんですか?
Aみどり公園課長:はい。あります。

 

Q記者:わりあい近いから選手たちは不便を感じないでしょうね?
A市長:そう理解しております。

 

Q記者:アリーナのトレーニング施設を市民の方も利用するのか?
A都市整備部長:控え室が3つございまして、1つはお貸ししようという考え方です。筋力トレーニングはプロが使うものですから、ある意味で危険を伴う部分もございます。ですから、簡単に開けて使ってください、というわけにはいかない、トレーナーつきですから。これからベルマーレさんとも協議ですけれども、使わない日、あいている日、融通がつく日、この辺があれば時間は区切りますけども、開放はしてみたいと今、検討しています。

 

Q記者:一般の人には?
A都市整備部長:ええ、アリーナを利用される市民の方にです。ただ、これはかなり限定されると思います。時間と曜日がですね。トレーナーが毎日こないものですから。

 

Q記者:トレーナーはどれくらいの割合で来るのか?
A都市整備部長:今、週2回と聞いています。大神でやっている練習日は。

 

Q記者:アリーナのは今持っている施設か?
A都市整備部長:引っ越してこられます。
A市長:今は選手控え室です。ベルマーレが持ってきて、です。

 

Q記者:トレーニングルームとして改修するのですか?
A都市整備部長:私どもは基本的には居室をお貸しするということを前提でお話しました。ですから、部屋を貸す。ここの話も機械は大神から持ってこられるわけです。

 

Q記者:それを中に入れるわけですね?
A都市整備部長:そういうことです。

 

Q記者:ベルマーレの所有だから、一般には開放できないのではないか?
A都市整備部長:それはベルマーレさんと私どもの話し合いの中で、トレーナーさえつければ、皆さんが使える機械だから、とおっしゃってます。

 

Q記者:確認しますが、今、選手控え室となっているところをトレーニングルームとして使うことで、機械も持ってくるということですね?
A市長:そういうことです。

 

Q記者:更衣室も、更衣室と医務室として使うということか?
A市長:改装するということではなくて、その部屋をそのままお貸しするということです。で、先方が医務室に使うということです。

 

Q記者:既存の施設を使うのと、ベルマーレがつくるのと、多目的棟の3本立てですね?
A市長:本市の支援は2つです。つくるのはベルマーレがされますから、本市が支援するのは既設の部屋がお貸しするのが3つあるのと、多目的棟を建ててそこを当面お貸しするということです。

 

Q記者:多目的棟の広さなどは?
A都市整備部長:予算と絡むものですから、9月(議会)の補正にかけるという前提で作業をしているわけですが、今考えているのは100平米、延べ床で200、総2階建てです。この程度のものを今考えています。

 

Q記者:この施設の何%をベルマーレに貸すのか?
A都市整備部長:今、ベルマーレさんが足らない部分は私どもがお貸しする部分で充足しますので。これはそうではなくて、利用増とか利用頻度を勘案した中で、想定される部分で建てようかと思っています。で、特に想定されるのが先ほどいいましたように、倉庫類が全体数足らないものですから、多目的に使えるという発想で建てています。

 

Q記者:特にベルマーレに貸してあげるというわけではないのか?
A都市整備部長:申し入れがあれば、協議にのりますけれども、今のところ、私どもが協議している中ではそういう発想ではなくて、一般市民対象にやりたい。もちろん協議があれば、十分、ベルマーレさんと協議します。

 

Q記者:位置的にはどのあたりか?
A都市整備部長:今、管理棟がございますが、管理棟の西側、後ろという言い方があってましょうか。

Q記者:駐車場のところか?
A都市整備部長:そうです。駐車場の植え込みの部分です。あれを敷地として使います。

 

Q記者:管理棟と離れているんですね?
A市長:はい。別棟です。
A都市整備部長:大会開催用の本部などにも使いたいと思っています、2階を。できれば中で2分割できるようなパーテーション式にしたいと思っています。

 

Q記者:ベルマーレには高校生もいるが、そこはどうなのか?
A都市整備部長:私どもが聞いているのは、トップと俗に言う下部組織の2つがお使いになるそうです。ユースはここはお使いにならないと聞いています。トップチームと競合はしないと聞いています。下部組織は中学生、小学生です。

 

※定例市長記者会見における質疑内容を広報課報道担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市

担当 馬入ふれあい公園管理事務所

電話 0463-25-0011

担当 みどり公園課 

電話 0463-23-1111 内線2423

 

湘南ベルマーレに対する支援策

 

 本市をホームタウンとする湘南ベルマーレの大神からの撤退に関連して、市では公園内へのクラブハウスの建設は都市公園法上、難しいとの見地から、湘南ベルマーレとともに移転用地を探索してきました。こうした中、6月30日に株式会社湘南ベルマーレから、公園隣接地に本社事務所・クラブハウス建設用地が確保できたとの連絡を受け、同時に、本市に対して、クラブハウス建設後、不足する施設について、公園内既存施設の諸室の一部を借用したいとの要望がありました。これまで公園内の施設の利用方法について、スポーツ団体をも含めた市民との供用を検討してきましたが、次の通り、施設の一部利用を許可することを決めました。

 

施設の一部利用

許可施設

現在の利用形態

許可後の利用形態

ひらつかアリーナ

選手控室3

筋力トレーニングルーム

サッカー場管理棟

南側1階更衣室

更衣室と医務室

サッカー場管理棟

2階多目的室

選手ロッカー室


馬入ふれあい公園内に多目的棟を建設
 平成17年度に「サッカーを中心としたモデル的スポーツ環境整備助成」を受け、天然芝サッカーグラウンド2面、人口芝サッカーグラウンド1面の整備が完了し、天然芝の養生期間も終え、平成18年7月1日に供用を開始いたしましたが、

  • サッカーグラウンドが1面から3面に増加したこと
  • 1面が通年利用で夜間照明付人工芝グラウンドとなったこと
  • 今後、施設の利用者や利用頻度の増が見込まれること
  • 湘南ベルマーレの大神からの移転に伴う緊急対応としての諸室の必要性

 などから多目的棟をサッカー場管理棟西側に整備したいと考えています。

 

核施設の設置の検討

施設

設置場所

規模

現況の利用状況等

課題とその対応等

筋力トレーニングルーム

アリーナ内 選手控室3

84平米

  • 大会開催中の役員・審判員等の控室として使用(平成17年度 306日中163日の利用実績)
  • 床はPタイル仕様
  • トレーニングマシン室の利用により控室の減となるが残る2室の控室で対応。
  • トレーニングルームの管理・運営方法等について協議を要す。
  • アリーナ利用団体には無料開放

医務室

サッカー場管理棟南側1階更衣室

32.5平米

  • 大会等開催時に使用
  • 一般利用時にも希望があれば使用
  • 大会開催時のロッカー更衣室が減となるが、シャワー棟で対応
  • 開放ロッカーのため、盗難防止措置が必要
  • サッカー利用団体には無料開放

選手ロッカー室

サッカー場管理棟2階多目的室

43平米

  • 大会開催中の役員・審判員等の控室として使用
  • パーテーションで室を2分割可能
  • 床はPタイル仕様
  • 大会開催用の控室が減となるが、管理棟前面にテントによる本部席の確保で対応
  • 利用形態と利用方法等について協議を要す。
  • サッカーグラウンドと一体として利用は無料