12月定例市長記者会見 平塚市防災講演会を開催 ~大地震 平塚に大津波警報!そのときあなたは?~

平成23年12月22日

平塚市側の説明

落合克宏市長:

   続きまして2点目、平塚市防災講演会の開催についてお話を申し上げます。目的でございますが、地震や津波に対する基礎的な知識の習得や、津波災害の発生時に市民の方自らが迅速な避難行動を取っていただけますように、特に津波に対する意識啓発を図ることを目的にこの講演会を開催いたします。
   また、それと同時に、本市が作成を進めております津波浸水モデルのシミュレーションもこのときにお披露目させていただき、解説を併せて行わせていただきます。
   主催は平塚市、それから「平塚パワーズ」女性防災クラブにご協力いただいております。開催日時が来年1月22日日曜日午後2時~4時、場所が中央公民館大ホールでございます。講師はこの津波浸水モデルのシミュレーションを一緒に作成をいただきました東海大学の大学院総合理工学研究科教授、また工学部土木工学科教授でいらっしゃいます山本吉道(よしみち)先生にお願いいたします。定員は700人、これは申込不要で、入場無料でございます。
  内容につきましては、2部構成で、1部に地震と津波についてのいろいろな基礎知識も含めたお話をいただきます。そして、休憩時間を途中とりますが、ロビーで防災啓発活動、それから、パワーズが段ボールトイレの展示・説明等をいたします。また、市の補助金を出しておりますけれども、木造住宅耐震診断の展示もさせていただきます。
 そして、第2部でございますが、このほど作りました津波シミュレーション結果と解説をさせていただきたいと思っております。そして津波シミュレーションの内容でございますけれども、東海大学に委託をいたしまして、平塚市域に仮設定をした津波が押し寄せてきた場合の浸水状況をコンピュータグラフィクスを用いましてシミュレーションしまして、その解説、津波に対する心構え、津波がどういう形で浸水してくるか、深さ、速度、こういうものの表示を見ていただけるような形にいたしまして、その動画映像となっております。そのコンピュータグラフィクスを見ていただきながら、市民の皆様にぜひ津波の恐ろしさ、恐怖心を与えるということではなくて、津波の恐ろしさを感じていただき、平塚にこれだけの津波がきたら、こういうことになるという避難の意識づけをしていただくためのシミュレーションの提示をさせていただきたいということでございます。私からは以上です。 
 

質疑内容の要旨


Q記者:仮設定した津波とは具体的に何メートルというような固まったものはあるか?
A市長: 今調整をしておりますけれども、県の浸水予測図もございますので、そのへんの調整もしなければいけないということで、今取りかかっているところでございます。具体的に何メートルというのはまだ正式な表示はないので、それを県と調整して織り込みながら、もう一つはその想定を超える高さのものも入れ込もうかと考えているところでございます。県が具体的に示しました3つの浸水予測図がありますけれども、それとはちょっと別個なものだと考えていただくとありがたいなということでございます。


Q記者:これは記者クラブに向けて(防災講演会の)何日か前に見せていただくことは可能か?
A市長:皆様に見ていただくことはさせていただきます。


Q記者:それを見て記事にさせていただければ宣伝にもなると思うが?
A市長:今、ご質問いただきましたように、市民の方たちに、例えば、自治会ですとか、学校ですとか、あとは図書館で貸し出しですとかいろいろな形で見ていただき、やはり繰り返しになりますが、津波の恐ろしさ、避難の大切さ、そういうものもぜひ意識として持っていただくために作らせていただきましたので、そういう形で使わせていただきたいと思っています。

 

その他の質問


震災のがれき処理の受け入れ
Q記者:総括質問(市議会12月定例会)では受け入れる状況にないと否定されていたが、県の方針を受けて変更はあるか?
A市長:検討しなければいけないと思っておりますが、ご存じのように今建て替えも含めて、大神の環境事業センター自体が老朽化している中で、その焼却容量を含めて、現実に平塚のごみの焼却と、がれきを受け入れたときの焼却の可能性(として)は、なかなか難しいのではないかなという状況でございます。今のところ、私の口からはすぐに受け入れられるような状況にないということはお話しできるのではないかなと思います。ですから、もう1回県が発表した政令指定都市を中心にという大きなキャパのあるところでやってもらえるというのはありがたいところですけれども、被災地支援という意味においては検討も必要だなと思います。ただできるかできないかは、今の平塚市の焼却場の持ち物自体の能力等を考えるとちょっと難しいのかなというのが正直なところです。


平成24年度当初予算の財源不足
Q記者:20億円足りない分の見通しについてはどうか?
A市長:未だに変わっておりません。なかなか難しいですので、どういう形で、その歳入を確保していくのか、財政調整基金等も活用しながら進まざるをえないのかなと。あともう一つは、やはり議会でも申し上げましたけれども、例えば、小児医療費など新たにお金が必要になる枠のものもありますけれども、もう一回、事業の選択と集中を再度洗い直しをさせていただきながら、24年度予算に反映をさせなければならないと。冒頭も申し上げましたけれども、厳しくなることは織り込んで考えていかなければならないと考えております。その辺の認識は議会のときの答弁と変わりません。

 

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

記者発表資料

記者発表資料

平塚市
担当 防災危機管理課 防災担当 豊島、宮脇
電話 0463-21-9734
 

平塚市防災講演会を開催
大地震 平塚に大津波警報!そのときあなたは?

 

  地震や津波に対する基礎的な知識の習得や、津波災害発生時に市民自らが迅速な避難行動を取っていただけるよう、津波に対する意識啓発を図ることを目的に講演会を開催します。
   また、本市が作成を進めている津波浸水モデルシミュレーションの解説も併せて行います。

主催 平塚市

協力 女性防災クラブ「平塚パワーズ」

日時 平成24年1月22日(日) 午後2時~4時

会場 平塚市中央公民館 大ホール(追分1-20)

講師 東海大学 大学院総合理工学研究科教授
                      工学部土木工学科教授  山本 吉道(やまもと よしみち) 氏

定員 700人(申込不要、定員になり次第締め切ります。入場無料。)
 

問い合わせ先 

 平塚市防災危機管理課防災担当 電話0463-23-1111 内線2632
 

開催内容

講演(2部構成)
第1部 地震と津波について
地震及び津波の基礎知識
地震及び津波に対する日頃の備え
地震及び津波が発生したときの行動について

(休憩時間)ロビーにおける防災啓発活動
防災関連パネル及び防災関連グッズの展示及びご案内
女性防災クラブ 平塚パワーズによる段ボールトイレの展示・説明
木造住宅耐震診断コーナー 

第2部 津波シミュレーション結果と解説
津波シミュレーションの前提となる条件について
津波シミュレーションと神奈川県作成の津波浸水予測について 
津波シミュレーション(動画)結果及び解説
まとめ