2月定例市長記者会見 「平塚市総合計画改訂基本計画」及び「平塚市総合計画平成24年度版実施計画」を策定

平成24年2月16日

平塚市側の説明

落合克宏市長: 
 今日は3件、記者会見させていただきます。
 まず「平塚市総合計画改訂基本計画」及び「平塚市総合計画平成24年度版実施計画」を策定ということで、お話を申し上げます。
 「平塚市総合計画 生活快適・夢プラン」は、平成19年度から平成28年度を計画期間とした最上位の計画でありまして、今年度、計画期間の中間年を迎え、新たな社会的課題等への対応、また、市民意識調査や昨年11月から12月にかけて実施したパブリックコメントの結果を踏まえまして、平成24年度から平成28年度までの5年間を期間とした「平塚市総合計画改訂基本計画」を策定いたしました。
 また、「平塚市総合計画 実施計画」につきましては、改訂基本計画に基づき、平成24年度から向こう3年間を見据えたものとして策定をいたしました。
 概要をお話します。平塚市総合計画改訂基本計画でございます。
 3年間にわたる市民との取り組みを経て策定したものであること、それから「少子高齢化による社会・経済等への負の影響」、「大規模災害への危惧」等、まちづくりの前提として認識した課題に大きな変化がありませんでしたので、基本計画に定めた考え方につきましては、引き続き位置付けることといたしました。
 ただ、地震・津波などの災害に対する市民意識などに対応するため、「安全・快適なまちづくり」、産業活性化を進めるための「活力ある産業」、それから福祉やコミュニティに着目をいたしました「安心した暮らし」について、主に見直しを行いました。
 平塚市総合計画平成24年度版実施計画でございます。新庁舎建設、次期環境事業センター整備、市民病院整備、この3つの大きな事業の推進及び、次の項目の強化を図ってまいります。
 1つ目に安心・安全な暮らしに係る施策。地震・津波による被害を軽減するため、防災対策体制の強化をします。それから、小児医療費助成の拡充による子育て世帯への支援の充実を行います。
 2つ目は、地域経済の活性化に係る施策です。中小企業の経営安定に向けた金融支援の拡充を行います。各種業界の連携による産業活性化に向けた環境整備の促進などを行ってまいります。
 3つ目は環境負荷低減の暮らしに係る施策です。太陽光発電システムの設置助成、それから電気自動車等の普及による地球温暖化対策の推進などを行ってまいります。
 事業数は全部で179事業。平成23年度版実施計画からの継続がそのうち166事業、新規事業は13事業でございます。
 

その他の質問 

質問はありませんでした。

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 企画課企画政策担当 森
電話 0463-21-8760
 

「平塚市総合計画改訂基本計画」及び
「平塚市総合計画平成24年度版実施計画」を策定


 「平塚市総合計画 生活快適・夢プラン」は、平成19年度から平成28年度を計画期間とした市政運営の基本となる最上位の計画であり、基本構想、基本計画、実施計画の3層で構成しています。今年度、計画期間の中間年を迎え、基本計画に掲げた成果指標の達成状況や新たな社会的課題等への対応、また、市民意識調査や昨年11月から12月にかけて実施したパブリックコメントの結果を踏まえ、平成24年度から平成28年度までを期間とした「平塚市総合計画改訂基本計画」を策定しました。
 また、「平塚市総合計画 実施計画」については、この度策定した改訂基本計画に基づき、平成24年度から向こう3年間を見据えたものとして策定しました。
 

概要

 平塚市総合計画改訂基本計画
総合計画は、3年間にわたる市民との取組みを経て策定したものであることや、「少子高齢化による社会・経済等への負の影響」、「大規模災害への危惧」、「地球温暖化などの環境問題」等のまちづくりの前提として認識した課題に大きな変化は無く、現時点においても変わらず重要なものであることから、基本計画に定めた考え方については、引き続き位置付けることとしました。
ただし、社会情勢等の変化や新たな市民ニーズによるものとして、地震・津波など災害に対する市民意識などに対応するための「安全・快適なまちづくり」、本市の産業活性化を進めるための「活力ある産業」、少子高齢化のさらなる進展・自殺対策など福祉やコミュニティに着目した「安心した暮らし」について、主に見直しました。


 平塚市総合計画平成24年度版実施計画
    三つの大型事業(新庁舎建設、次期環境事業センター整備、市民病院整備)の着実な推進及び、次の項目の強化を図ります。
    安心・安全な暮らしに係る施策

  • 地震・津波による被害を軽減するため、防災対策体制の強化
  • 小児医療費助成の拡充による子育て世帯への支援の充実
  • 判断能力に不安がある高齢者などを対象とした成年後見制度の利用の促進など

    地域経済の活性化に係る施策

  • 中小企業の経営安定に向けた金融支援の拡充
  • 各種業界の連携による産業活性化に向けた環境整備の促進  など

    環境負荷低減の暮らしに係る施策

  • 太陽光発電システムの設置助成や公共施設への設置による新エネルギーの利用推進
  • 電気自動車等の普及による地球温暖化対策の推進  など

事業数   179事業
 平成23年度版実施計画からの継続     166事業
 新規事業                       13事業

計画書の閲覧場所

2月17日から、公民館、市民活動センター、市役所本庁舎1階市政情報コーナー、図書館などの公共施設で閲覧できます。また、市のホームページでも閲覧できます。
平塚市ホームページURL
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/skyplan/index.htm


 新規事業
 
新たに位置付けた13事業は、次のとおりです。
 

 

事業一覧
基本目標 事業名 事業の概要
1 地域に根ざした教育推進事業 地域の教育資源を生かし、地域との密接な連携のもと、地域に根ざした魅力ある学校教育活動を展開します。
英語教育推進事業 小・中学校における英語教育の充実のため、小学校外国語活動及び中学校英語科授業に関わる講師招聘による研修会・学習会等を実施するとともに、外国人英語指導者の効果的な活用を支援します。
2 こころと命のサポート事業 健康で生きがいを持って暮らすことができる社会の実現のため、相談体制の充実や市民への積極的な啓発など、自殺に関する総合的対策を実施します。
成年後見利用支援センター設置事業 判断能力が低下している人やその家族に対し、成年後見制度の利用支援を行うとともに、市民後見人の養成・活用、法人後見受任団体への支援や制度の普及啓発を行います。また、権利擁護の推進体制を構築します。
小児医療費助成事業 小児の健全な育成を支援し、健康の増進を図るため、通院(小学校6年まで)、入院(中学校卒業まで)時の医療費を助成します。また、未就学児は所得制限なしで医療費を助成します。
3 自転車通行帯整備事業 自転車の安全で快適な通行環境を向上させるため、幹線的な自転車ネットワークを整備します。
電気自動車等普及・促進事業 地球温暖化対策実行計画に基づき、クリーンエネルギー自動車等の普及促進を図るため、市民及び事業者が電気自動車等を購入する場合に助成します。
4 産業間連携促進事業 産業界、関係機関等から構成する協議会により、本市の産業活性化に向けた環境整備を促進します。
BCP等啓発事業 BCP(災害時における事業継続計画)等の策定の必要性について、関係機関と連携し、普及・啓発を図ります。
就労支援事業 就職希望者に対する企業合同面接会開催や、就労に向けたセミナー等の開催により、市民の就職へ向けた活動を支援します。
5 地震・津波防災対策事業 地震や津波による被害を軽減するため、防災対策体制の整備・強化や災害時における情報収集・伝達体制の強化を図ります。また、避難所の拠点基地機能について検討します。
風水害対策事業 風水害時に市民の生命・財産の保全を図るため、水防体制を整備しつつ、防災気象情報システムにより、局地的な大雨などの気象情報等を迅速に提供します。また、土砂災害ハザードマップを作成するほか、急傾斜地崩壊対策を促進します。
見附台周辺地区整備事業 見附台周辺地区を多くの人が集まる複合交流拠点とするため、老朽化した公共施設等の再整備を図ります。