平塚市民病院の北棟構造再計算の結果

平成24年3月23日

平塚市
担当 平塚市民病院 改築推進室 森
電話 0463-32-0015 内線5213
 

平塚市民病院の北棟構造再計算の結果                                


北棟の使用について
 北棟地下1階の部材(大梁、柱、耐震壁、床スラブ、小梁)の強度について、先のコンクリート耐久性調査の結果を用いて再計算しました。
 その結果、全ての部材の強度は、建設当時(昭和62年度)の建築基準法に対して満足していることが判明しました。北棟は、すでに地上1階から6階に問題が無いことが分かっており、今回の地下1階の結果を合わせれば、現状のまま使用することについて全く問題ないと判断できます。


大臣認定について
 北棟が建設当時の建築基準法を満足していることから、それに基づいて大臣認定の申請に進むことについて、性能評価機関と相談及び検討を行っています。
 今後は、性能評価機関との相談及び検討の結果を受けて、大臣認定の進め方や補強の検討を行い、方針が決定次第報告いたします。


北棟の設計に対する強度について
 北棟の設計は、構造計算時に使用する地震力を任意で割増しして、建築基準法よりも余力を持たせるようにしていました。
 そのため、設計の強度を満足しているか確認した結果、北棟地下1階の部材のうち、大梁と柱の一部で設計の強度に対して不足していることが判明しました。
 不足している部材等は下表のとおりです。
  

構造再計算による北棟地下1階の部材の強度確認結果のまとめ

 

建設当時の建築基準法に対して

設計に対して

大梁

満足

153本中2本が不足

満足

58本中12本が不足

耐震壁

満足

満足

床スラブ

満足

満足

小梁

満足

満足