「高額介護サービス費制度」による支給額に誤り

平成24年5月9日


平塚市
担当 介護保険課 介護給付担当 二宮、鶴井
電話 0463-21-8790
 

「高額介護サービス費制度」による支給額に誤り


 平成23年3月から平成24年4月に支給した「高額介護サービス費制度」による支給額に誤りがあったことが判明しました。
 平成24年4月に介護保険課職員が、支給データを確認したところ、今回の誤りが発覚しました。市では、誤って支給した原因を調査し、過払いをした市民に謝罪するとともに、過払い分の返還を依頼します。
 

 

高額介護サービス費制度の概要

 1か月間にかかった介護サービス費の利用者負担額が高額になり、定められた上限額(所得区分に応じて上限額が異なる。)を超えた場合には、高額介護サービス費が支給されます。(1か月間ごとの計算)
 

概要

対象月     平成23年3月~平成24年4月(指定口座へ振込)
該当者人数     68人
誤支給額総額    1,004,698円  
最大誤支給額      128,186円
最小誤支給額                  59円

 

事故の原因

 高額介護サービス費の支給後に介護保険事業者が介護給付費を修正するため、一旦請求を取り下げて正しい金額で再請求(過誤申立て)をすることがあります。介護保険課では、介護保険事業者からの再請求に対応するため、支給額に反映されるよう委託業者に依頼し、平成23年1月にシステムの修正をしました。
 その際、システム修正後の運用上の注意事項として、介護保険事業者からの再請求があった場合には、二重に支払うことを防ぐため、修正後のデータを端末で削除する必要がありました。しかし、介護保険課職員とシステム委託業者の担当者との連携が不十分であったため、データ削除しないで処理したことにより、再請求後の介護給付費で再度、高額介護サービス費を算定することとなり支給誤りが発生しました。

 

平塚市の対応状況

 電話で事情を説明し、お詫びをします。高額介護サービス費の返還については、該当者に改めて謝罪し、過払い分の返還を依頼します。

 

再発防止策

 該当者を把握するため、システムで一覧表を出力できるよう委託業者が対応します。一覧に基づき担当者がデータを削除し、削除後別の担当者が確認するなどチェック体制の強化・徹底をはかります。