平塚市民病院整備事業の続報 大臣認定取得の前提となる性能評価申請が受理されました

平成24年6月11日


平塚市
担当 平塚市民病院 改築推進室 二之宮
電話 0463-32-0015 内線5213
 

平塚市民病院整備事業の続報
大臣認定取得の前提となる性能評価申請が受理されました

 

1.大臣認定取得の方針について

 平塚市民病院(住所:平塚市南原1-19-1 石山直巳病院長)の北棟地下1階について、建築基準法上は適合ですが、割増した設計時の強度を一部満足していないことに対する安全性の確認として、現状のコンクリート強度を用いて、壁や柱の量による耐震診断(官庁施設の総合耐震診断・改修基準による)を行いました。その結果、基準値に対して1.3~1.5倍の数値となりましたので、これを安全性の根拠として大臣認定を進めることとしました。
 手順としては、まず性能評価機関で新棟及び北棟の構造性能について審査を受け、その評価結果を付して大臣認定の申請を行います。
 

 

2.性能評価機関(日本建築センター)への性能評価申請について

 この性能評価申請書には、新棟の免震構造の資料及び北棟の安全性の根拠資料が添付されています。市民病院では、6月8日に性能評価機関である日本建築センターに性能評価申請書を提出し、受理されました。
 今後は、7月中旬ごろ専門の委員会に諮られ、新棟と北棟の構造的安全性を担保する評価書が出される予定です。その評価書を付して国土交通大臣に大臣認定の申請を行います。大臣の認定取得には約2カ月(9月末ごろ)を要すると想定しています。
 

 

3.北棟の強度についての経緯

 北棟地下1階の構造再計算を行った結果、全ての部材の強度は、建設当時の建築基準法に対して満足していることが判明しました。北棟は、すでに地上1階から6階については建築基準法上問題が無いことが分かっており、今回の地下1階の結果を合わせれば、現状のまま使用することについて何ら問題はありません。ただし、北棟の設計は、構造計算時に使用する地震力を任意で割増して、建築基準法よりも余力を持たせるようにしていました。このため、設計の強度を満足しているか確認した結果、北棟地下1階の部材のうち、大梁と柱の一部で設計の強度に対して不足していることが判明しています。


※「3」については、平成24年3月23日記者発表資料で提示済みの内容です。