2月定例市長記者会見 平成24年度事業仕分け判定結果等を受けての市の対応方針等

平成25年2月14日

平塚市側の説明

落合克宏市長:

 昨年8月に実施いたしました事業仕分けでの判定結果等を受けまして、対象となりました20事業について、11月28日に検討状況の中間発表をさせていただきました。さらに、検討を進めまして、この度、最終方針を取りまとめいたしました。
 この内容でございますけれども、「廃止」とする事業が4事業、「見直し」とする事業が16事業でございます。
 (資料の)下に判定結果に対する市の対応方針という表を表示させていただいております。ここに判定結果、市の対応方針、事業名ということで、とりまとめをしております。
 具体的な詳しい内容ですけれども次のページをお開けいただきたいと思います。
 廃止する事業でございます。
 一つ目に老人入浴サービス事業、事業ナンバー2、資料が1ページです。
 利用者数や利用可能施設が減少し、高齢者福祉の増進効果が小さくなっていることから、事業は廃止といたします。
 続いて、老人理療助成事業、事業ナンバー3、資料が1ページでございます。
 健康増進と医療費削減の効果を確認できず、対象年齢等の条件に確たる基準を設定することも困難であること、また高齢者生活支援事業として見守り事業の充実、健康増進、介護予防、及び成年後見制度などの権利擁護の体制強化などを充実していく必要があることから、この事業は廃止といたします。
 三番目、剪定枝資源化事業であります。事業ナンバー4です。
 一定の検証結果が得られたことなどから、この事業は廃止といたします。今後は、家庭から排出される剪定枝の収集に取り組むことや剪定枝を資源化する意義を伝えることなど、新たな事業としての検討を進めてまいります。
 四つ目、住民実態調査事業、事業ナンバー11であります。資料が3ページになります。
 企画部門としての調査内容の必要性等を考慮し、住民実態調査は廃止いたします。今後は、市民意識の変化が把握でき、かつ市の基本施策の立案に必要な情報の収集を目的とした新たな市民意識調査の実施を検討することとなります。
 
 続いて二番目、事業仕分けによる予算への反映であります。
 予算が削減となる事業が11事業で、削減額の合計が3,910万8千円です。内容は表示のとおりです。削減額等も入れてございます。
 予算が増額となる事業が1事業であります。この内容は下記にお示しさせていただいております。
 以上、事業仕分けの判定結果を踏まえて市の考え方、結果等をご説明申し上げました。

 

質疑内容の要旨


Q記者:トータルでいうと、結果が削減額より増加額が大きく上回ったが、(事業仕分けの)全体の印象はどうか?
A市長:事業仕分け自体に取り組んでですね、外部の視点から、この行政サービスをしっかりと見直しするという取り組みはできたと思います。その中で、予算反映へ持っていけたということは、成果があったことではないかなと思います。ただ今おっしゃいましたとおり、結果としてたまたまですね、特に幹線道路整備事業の中で、事業区域において土地購入が可能な場所から、順次購入して事業を進めると、これは事業仕分けの中でも(関連した)指摘がありましたが、それに今回合致をして、どうしても土地の購入が金額として出てきてしまったということです。効果額としては先ほどお話ししましたけれども、この大きなものを除いて、3,900万円余という効果は具体的には出たのではないか。この幹線道路につきましては、定期的にこれから長い間で進めていくうちのたまたま今回当たってしまったという判断でございますので、今回の事業仕分けが、この行政全体の行政施策を見直す上で、数字としてはプラスになってしまったけれども、見直し、どういうふうに意識して業務を進めていくのか職員の意識啓発も含めて、市民の皆さんへの行政サービスの提供を含めて効果があったものというふうに私はとらえています。
 

その他の質問

 特にありませんでした。

※定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 行財政改革推進課行財政改革推進担当 岸
電話 0463-21-9604
 

平成24年度事業仕分け判定結果等を受けての市の対応方針等


 昨年8月に実施した事業仕分けでの判定結果等を受け、対象となった20事業について、11月28日に検討状況を中間発表しました。その後、平成25年度当初予算案を編成する中で、さらに、検討を進め、この度、最終方針を取りまとめました。
 「廃止」とする事業は4事業、「見直し」とする事業は16事業です。
 なお、最終的な市の対応方針等は、市議会の当初予算の議決を経て、正式に決定されます。
 

 

平成24年度平塚市事業仕分け

実施日 平成24年8月11日(土) 
会場 平塚市教育会館
対象事業 20事業
仕分け作業の体制 2班体制で実施
 班構成 コーディネーター 構想日本メンバー1名
 仕分け人 構想日本メンバー2名、学識経験者1名、公募市民1名
 

判定結果に対する市の対応方針
判定結果 市の対応方針 事業名
不要 3事業 廃止 1事業 老人入浴サービス事業
見直し 2事業 CATV湘南チャンネル提供番組制作事業、勤労者共済会支援事業
必要性の
再検討
7事業 廃止 2事業 老人理療助成事業、住民実態調査事業
見直し 5事業 青少年団体育成事業、サッカー文化の振興によるまちづくり事業、幹線道路整備事業、担い手総合対策事業、商店街共同施設維持管理事業
要改善 9事業 廃止 1事業 剪定枝資源化事業
見直し 8事業 市民組織育成事業、市民文化振興補助事業、囲碁文化振興事業、子ども読書活動推進事業、博物館教育普及活動推進事業、生活交通確保対策事業、工業振興補助事業、商店街共同施設整備促進事業
現行どおり 1事業 見直し 1事業 職員福利厚生事業
 「廃止」…事業自体を廃止するもの 「見直し」…事業内容等を見直すもの  
 

廃止する事業

(1) 老人入浴サービス事業(事業No.2 資料P1)
 利用者数や利用可能施設が減少し、高齢者福祉の増進効果が小さくなっていることから、事業は廃止とします。高齢者生活支援事業として見守り事業の充実、健康増進、介護予防、及び成年後見制度などの権利擁護の体制強化などの充実を図ります。

(2) 老人理療助成事業(事業No. 資料P1)
健康増進と医療費削減の効果を確認できず、対象年齢等の条件に確たる基準を設定することも困難であること、高齢者生活支援事業として見守り事業の充実、健康増進、介護予防、及び成年後見制度などの権利擁護の体制強化などを充実していく必要があることから、事業は廃止とします。

(3) 剪定枝資源化事業(事業No.4 資料P1)
 資源化の検証としては、一定の検証結果が得られたことなどから、事業は廃止とします。今後は、家庭から排出される剪定枝の収集に取り組むことや剪定枝を資源化する意義を伝えることなどの必要性から、新たな事業としての検討を進めます。

(4) 住民実態調査事業(事業No.11 資料P3)
企画部門としての調査内容の必要性等を考慮し、従来のような住民実態調査は廃止します。今後は、市民意識の変化が把握でき、かつ市の基本施策の立案に必要な情報の収集を目的とした新たな市民意識調査の実施を検討することとします。
 

事業仕分けによる予算への反映

 (1) 予算が削減となる事業 11事業 削減額合計 39,108千円  ※( )内は削減額
 事業仕分けでの判定結果等を受けて、事業を見直した結果、予算が削減されました。
老人入浴サービス事業(1,235千円)、老人理療助成事業(24,282千円)、剪定枝資源化事業(7,000千円)、市民文化振興補助事業(530千円)、サッカー文化の振興によるまちづくり事業(269千円)、住民実態調査事業(1,450千円)、CATV湘南チャンネル提供番組制作事業(2,628千円)、職員福利厚生事業(350千円)、勤労者共済会支援事業(1,061千円)、工業振興補助事業(224千円)、担い手総合対策事業(79千円)

 (2) 予算が増額となる事業 1事業  ※( )内は増加額
 事業仕分けでの判定結果等を受けて、事業区域内の土地の購入が可能な場所から購入し、事業を順次進めることとしたため、予算の増額となりました。
幹線道路整備事業(228,001千円)
 

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