依然厳しい経済環境の中での入札制度を見直し 前年に引き続き特別早期発注等を実施します

平成25年2月25日


平塚市
担当 契約検査課 工事担当 新倉
電話 0463-21-8780
 

依然厳しい経済環境の中での入札制度を見直し
前年に引き続き特別早期発注等を実施します


 平塚市では、依然として厳しい状況にある建設業等の経営環境に対する経済対策の一環として、平成25年度も前年度に引き続き特別早期発注(ゼロ市債)を実施します。 
 また、入札制度の見直しとして社会貢献等評価型一般競争入札の内容、一般委託業務の競争入札における最低制限価格の引き上げ及び業種拡大などを実施します。
 この見直しにより、受注者の経営基盤の安定や雇用の確保などが見込まれます。

 

特別早期発注(ゼロ市債)

 前年度に3月補正予算で債務負担行為を設定し、当初予算に事業費を計上する工事を前倒し発注することで、3月中に契約を行うことができ、4月から工事に着手できるものです。このことにより、中小企業者にとっては「工事の端境期」となる4月、5月の仕事量を確保することができるようになります。
 また、受注した業者は、早めの資機材の購入、人材の確保が可能となり、そのための融資を円滑に受けられるなど、企業活動そのものを活性化させる景気対策上の効果もあります。
 

特別早期発注(ゼロ市債)(概算)
工事 委託
件数 金額(請負) 件数 金額(請負) 件数 金額(請負)
11 189,800千円 3 12,400千円 14 202,200千円

 

地域貢献企業及び優良企業の育成

社会貢献等評価型一般競争入札の試行
 平塚市と災害時の復旧に関する協定を結んでいる者などを条件とした「社会貢献等評価型一般競争入札」を引き続き試行します。また、25年度については、ガイドラインのうち、エコカーの取り扱いに係る参加条件の一部変更を行います。
 工事に関するコンサルタント業務についても「社会貢献等評価型一般競争入札」を実施します。

工事成績等活用型一般競争入札の試行
 年公共工事の成績等を評価することで、施工管理能力、技術力、品質等の向上につながるとの考えから、工事成績等による優遇措置を付して行う「工事成績等活用型一般競争入札」を引き続き試行します。

 

公正性の向上、品質確保

総合評価方式一般競争入札の内容について
 総合評価方式は、ガイドラインの一部改正を予定し、対象件数を拡大して試行します。

 

一般委託業務の競争入札における最低制限価格の引き上げ及び業種拡大について
 業務の適正履行や品質確保及び労働者の賃金の確保を目的に、本市発注の次の一般委託業務に関して、最低制限価格の引き上げ及び業種拡大を行います。
 平成25年4月1日以降の発注から適用とし、計算方法は次のとおりとします。

 

(1)樹木保護管理委託 (2)公共施設維持管理業務委託の計算方法
平成25年3月31日まで 平成25年4月1日から
予定価格×75%=最低制限価格 予定価格×80%=最低制限価格



 
(1)環境影響調査 (2)警備委託 (3)受付委託の計算方法
 平成25年3月31日まで 平成25年4月1日から

未導入

予定価格×80%=最低制限価格
 

入札参加条件における3者要件の適用除外
 平成24年度から実施の入札参加条件における3者要件については平成25年度も継続します。
 ただし、入札参加者が3者に満たなく入札が不調になった場合で、3者要件以外の格付けや地域要件等の条件を変更しないで再公告する場合に限り、適用除外とします。

低入札価格に係る受注条件について
 企業努力で調査基準価格を下回る低価格で入札する案件も見られますが、平成25年度は工事の適正履行や品質確保、労働者の賃金確保を考慮し受注条件の変更を行います。