春期特別展「天の川銀河へようこそ」開催
平成25年3月12日
平塚市
担当 博物館学芸担当 塚田
電話 0463-33-5111
春期特別展「天の川銀河へようこそ」開催
天の川は神話の世界、七夕祭り、物語の舞台、短歌や俳句の題材として、古来より人々に親しまれてきました。天文学の世界では20世紀初めまでは天の川が宇宙のすべてで、その中の星々が主役でした。
最新の天文学の観測研究から、銀河が単なる星の集まりではなく、星の誕生から終末まで様々な構造と物理現象を伴う世界であることや中心には巨大ブラックホールが存在し数百万年前まで活発に活動していたこと、渦巻状の腕構造を持ち中心部には棒状の構造を持つことなどが明らかになってきました。
本展示では、地上から見た天の川の姿と、銀河としての天の川の姿を最新の観測で得られたデータをもとに模型や写真で解説します。
主催 平塚市博物館
日時 平成25年3月16日(土)~5月6日(月・休) 午前9:00~午後5:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合火曜日)
場所 平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)
主な出品物
- 最新の観測データより製作した天の川銀河の模型
- 市内在住のアマチュア天体写真家が日本やオーストラリアで撮影した高精細な天の川画像
- ハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡をはじめとする大型望遠鏡が撮影した天体画像
展示構成
- 天の川銀河の姿 天の川銀河を最新の観測データを用いて模型で再現
- 天の川の高精細写真 市内在住のアマチュア天体写真家が撮影した360度の天の川の高精細写真を展示
- 天の川の天体たち 天の川を構成する天体たちの種類と性質を解説パネルと写真で紹介
- いろいろな銀河 宇宙に浮かぶ様々な銀河を解説パネルと写真で紹介
ほか、映像コーナーなど
関連事業
講演会1 「電波で探る天の川銀河」
講師:平松正顕氏(国立天文台チリ観測所 助教)
日時:平成25年3月31日(日) 午後3:30~
会場:平塚市博物館講堂 聴講自由(無料)
講演会2 「天の川銀河の精密測量」
講師:本間稀樹氏(国立天文台水沢VLBI観測所 准教授)
日時:平成25年4月6日(土) 午後3:30~
会場:平塚市博物館講堂 聴講自由(無料)
講演会3 「VERAが見つめる私たちの天の川銀河」
講師:松本尚子氏(国立天文台水沢VLBI観測所 研究員)
日時:平成25年4月7日(日) 午後3:30~
会場:平塚市博物館講堂 聴講自由(無料)
- VERA:国立天文台が実施している、天の川銀河の測量プロジェクト
- VLBI:国立天文台が運用している、複数の電波望遠鏡をつないで観測を行うシステム
講演会4 「TMTで探る銀河の誕生」
講師:家正則氏(国立天文台TMT推進室 教授)
日時:平成25年4月29日(祝) 午後3:30~
会場:平塚市博物館講堂 聴講自由(無料)
※TMT:日米などが協力して建設を進めている超大型望遠鏡
担当学芸員ギャラリートーク(展示解説)
日時:平成25年3月20日(祝)(1)午前11:00~(2)午後2:00~
平成25年3月30日(土)午後1:00~
平成25年4月14日(日)午後3:30~
平成25年4月29日(祝)午前11:00~ (2)午後2:00~
平成25年5月5日(祝)午後3:30~
会場:平塚市博物館特別展示室 参加自由(無料)
プラネタリウム特別投影「ギャラクシー・クルーズ」
日時:平成25年3月23日(土)午後3:30~
平成25年4月27日(土)午後3:30~
会場:平塚市博物館プラネタリウム室
観覧料:無料
定員:70名(当日先着)
体験教室「天の川銀河の模型を作ろう」
日時:平成25年4月21日(日)午後3:30~
平成25年5月4日(祝)午後3:30~
会場:平塚市博物館講堂
申込:往復はがきに作られる方全員の氏名、住所、電話番号を記入の上、博物館まで申し込む
4月21日分は4月12日、5月4日分は4月19日が締め切り
定員:20組(応募多数時抽選)
協力機関(敬称略)
国立天文台水沢VLBI観測所、中西裕之(鹿児島大学)、(株)アストロアーツ、(株)リビングワールド、平川俊夫、他
展示図録 A4 56Pカラー